節格の恋

第1話

1月の冬、僕はある人に出会った。

僕が勉強道具を買いに行った日のこと。

いつもどうり切らしたノートを買って帰るだけのはずだったのだが、みたことのある顔だちの女子生徒がいる。どこの学校の生徒かは分からない。だけど見たことがある気がする。ずっとそのこを見ていると、目があってしまった。

僕はとっさに目をそらし見知らぬ振りをした。

そのまま僕は家に帰り、とくになにもすることなくその日は過ごした。

次の日(月曜)

今日は土日あけの学校だ。

めんどくさいなぁ〜。

よっ、かずま

なんだよ、みちるか

ビックリして心臓が飛び出る所だったぞ。

笑

今日も平凡な日々、ただ授業を受け、休み時間には遊び、それだけ、それだけ...

かずま

なに

今日遊ばない？

いいけどー、どこで

俺の家

わかった、帰ったらすぐ行く。

数十分後

少し遅くなった。すまん。

いいよ

入って。

うん

で、今日はどうした？急に遊ぼうだなんて、珍しいな。

あー、見て欲しい物があって、お前と昔撮った写真。

おー！懐かしいな、これは確か幼稚園児の頃だっけか。

そうそう、お前このころ大人しすぎてのけものにされて、いつも先生といたよな笑

しょうがないだろー、みんなとどう接したらいいかこのころから悩んでたんだから。

そんなの考える必要ないのにな笑

てかこの写真に映ってる女の子...

ん？どうした？

いや、なんでもない。

この写真くれない？

いいよー

ありがとう

でもなんでこの写真が欲しいんだ？懐かしくて泣きそなのか？笑

そんなわけないだろっ笑...ただ、

じゃ、俺は帰るね

おう

お邪魔しましたー

そして家でその写真をずっと眺めていた。

やっぱりあの子に似ている...

次の日(火曜)

普通に通学している頃、あの写真に映っていた女の子が少し離れた場所にいた当然学校が違うので向かう方向は真逆だったが俺の家の近くに住んでいるという事は分かった。

そして学校が終わり、みちるにあの女の子の事を聞いてみる事にした。

なぁ、この写真に映っている女の子に見覚えはないか？

ん？あるけど...

ほ、ホントか！

うん

どんな子だった？

んー、お前と一緒でよくのけものにされて、確かその子と一番仲良かったのは...お前だったと思う。

のけもの同士喋りやすかったんだろうな。

全然覚えてない...

でも、あの女の子と目が合った時、誰？って感じだったけど...

なんでだろ？

あっちも忘れてるんじゃないか？

そうなのかな...

まぁ、ガキの頃の事だし、仕方ないだろ

うん、そうだね

そして、春を迎える