主人公はきっとすごく悲しいのだろうけど、いかんせん強いのだろう、婚約破棄をどうにかしようとしがみつく姿も力強く、そして諦めもすっきりしている。この二人の会話を笑いはしても、どうしても同情する気持ちは起きない。よって読後の不快感の心配もいらない。 軽い気持ちで読め、くすっとくる短編。