如月 - 弐 (2020)

(短歌)


目が覚めて白い満月見つめてた 動けないまま日が暮れていた


‪生きてるといいことあるよ きみの背に伸ばすこの手をどうか掴んで‬


‪道端で聞いた言葉に救われる 呟くきみは それを知らない‬


なんとなく ありをりはべりいまそかり それが何かを覚えてはない


‪ひとことめ「せんせいあのね」そうしたら真面目に聞いてくれる気がする‬


‪家会社家 家外勤会社家 甘くないまま 崩壊してく‬


‪多様性? わたしはわたし で きみはきみ 今更ダサいこと言わないで‬


‪勲章のような気がした銀色で守れるものはなんなのだろう‬

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