睦月 - 弐 (2020)

(短歌)


太陽が紅掛け空で笑ってる 国道脇のはねられた鳩


‪希望とは何ぞと問われ言い淀む 天国の夢 抱いて死のうか ‬


‪気に入りのチークを塗ってにらめっこ フレームの上 跳ねる前髪‬


‪私などなくとも世界はまわれるの ブリキの螺の方が偉いね‬


眠れずに白んだ空を眺めたら かけてた乾燥機がなきだした


心なく言葉の端を捉えては呟いて去る君は何者


心ない言葉の端を捉えては呟いて去る君は何者


‪コンビニでスイーツ買った言い訳は 今日も誰かの誕生日だし‬



‪(都々逸)‬


‪歌会始のニュースを読んで 眩しさに目を瞑りたい‬

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