第5話 異世界にて。

「勇者様の召喚は、うまくいきそうか?」


「はい、今、召集に応じてくれた、全、召喚魔術師が、研究を重ねております。もう少し、お待ち下さい」


「わかった。頑張ってくれ。しかし、本当に、あの予言書どおりに、[魔王の迷宮]と呼ばれるものが出現するとは」


「はい、今のところ、全て予言書のとおり、ならば、後は、異世界より勇者様を召喚して、魔王を倒してもらうのみです」


「うむ。そうだな。勇者様の場所は特定出来ていると言っていたな」


「はい、それだけは確実です。後は、こちらとあちらのゲートを繋げるのみです」


「今は、[魔王の迷宮]からの攻撃はない。この国が滅びる前に、なんとしても勇者様を召喚しなければならない。出来るだけ急いでくれ」


「はっ、かしこまりました!」

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