会社
基本的に会社は人間を駒のように扱い、仕事に見合った対価を支払うものだ。しかし俺は違うと思っている。会社でだって人間が成長出来る環境を整えるべきだし、ただ歯車のように人を使うならさっさとAIに任せれば早いからである。人間がよりよく成長でき、業務に集中できる。そんな改革を起こし30半ばで部長にまで上り詰めた。まぁそんな自分の事を上の連中がよく思ってるはずもないが今まで幾度となく嫌がらせをされてそれを全て弾き返してきたので俺に嫌がらせをしてくる者は誰一人としていなくなった。そんな日常が楽しいわけでも無く苦しい訳でも無くただ過ぎていくだけだった。それ自体にはなんら不満は無かったのだがまぁ欲を言えば20歳そこらの頃の情熱が欲しいなと思っていた。そんな矢先同期の佐々木に呑みに誘われ行くことにした。だがそんな同期水入らずの時間を過ごそうとしている中菊池という新人が「僕も行って良いすか?」と、敬語を使っているのに何故かバカにされてるような感覚になってしまう喋り方で強引に呑みに来た。正直な所佐々木と愚痴の1つでも言いながら呑みたかったのだが佐々木がまぁ良いんじゃないか?と、言っているので良しとした。
人という字 @kubaziro
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