第21話 バラ色と茨の道

前回、始業前にばったり破音と再会してしまったあい。


破音「あっ、、あのさ……きの・・」


きーーーーんこーーーーんかーーーーんこーーーーん、きーーーんこーーーんかーーーんこーーーーん



あい「…………何。」


破音「…だから、きのう・・・本当ごめ…!!」


あい「あ~~遅刻しちゃううううう、ほんっと最悪う。マジ遅刻じゃんこれ、、どちら様かしんないけどあたし急ぐんで。じゃっ。」



破音「…………;」


斎藤君小声:あいちゃんあいちゃん・・ま、たしかにあんなチャラかっこつけ野郎ーどうだっていいけどほんとによかったの…?


あい「別に。……あ、あたしにはあんたがいるし…//それに……」



そうしてその日もあいの学校生活は始まっていったのであった。

その日の休憩時間・・・


あい「さっきの授業が堅すぎて、喉からっからなっちゃった。飲み物でも買ってこよ~っと・・」


そういいつつあいは構内にある自販機コーナーへと足を運ぶのであった。


あい「え~~っと、あたしのお気に入り激やば無二限定味にしよ。あんたの分も買ってあげ……」

「……??何この自販機・・おっさんセレクト!!あなたの守護霊おっさんを手に入れませんか?」だって…。


斎藤君「あいちゃんの事守るのはこの斎藤一人で充分…!!あいちゃ、こんな怪しげなの買わなくて…」


あい「おもしろそうじゃん??!え~いつできたの、こんな自販機っ。えっとまず守護霊おっさんを選ぶみたいね・・」


斎藤君「ちょっとあいちゃん??;;僕という紳士隕石がありながら…守護…」


あい「あたし、9割型完成してるおっさんにする~!!ぽちっ」


斎藤君「あああああああああああああああ;」


あい「こんなのただのお守りでしょ、いいじゃんいいじゃん。って……何も出てこないよ??ちょっと~~マジ最悪~;お金返してよおおおっ」


斎藤君内心:よ、よかった……やっぱり僕があいちゃんのことを守れってことだよな・・//


またその休み時間

否蔵「ふふふふふ……、僕の美しくエキセントリックな思いつきでめざわりなあの斎藤もこれでしまい・・そして!!あの子をわがものにっ!!!さ、電話かけよ。」

否蔵「あっもしも~~し!えっ何?うちは出前やってない??……いけねっ、掛け間違えた・・」

「今度こそ………ぷるるるるるる、ぷるるるるるるる………」




一方……休憩時間の四囲や偶等たちは・・・・

るこ「ほら、、四囲……いい加減こっちからメール送信しなきゃっ。ほんのちょっとの勇気でしょ??」


四囲「る、るこにはそれがどんなに勇気のいることかわかんないのよ……、例えばあと一ミリの勇気が私には十キロの勇気なの!!」


るこ「まあたはじまった~、四囲の悪い癖ね……。あんだけキュンキュンさせておいて誰が見てもラブラブで…彼きっと待ち焦がれてるわよ??」


四囲「うう……それは・・ヒテイできないかも・・」


るこ「でしょ?!じゃ、思い切ってしてみなよ……?メールって文字打つだけじゃん?」


四囲「……うん・・けどなんて書こう…?」


るこ「そこは四囲の気持ちを、ぎゅって詰め込んで短く書くのが得策ね…」


四囲「わ、わかった……//じゃあ・・・」


そんなこんなで四囲は、やっとの思いで偶等に一通のメールを送信した。。


偶等「ん……??!め、メールきた!!!四囲からっ……//]

偶等「こんにちは音那です。偶等君、アドレスには驚きましたがこの間はありがとう//メールなのに、緊張しますね……偶等君あの後無事に帰れましたか?」


偶等内心き、きたああああああ……!落ち着け・・落ち着け、あ~~なんて書けばいいんだ。。


四囲「…嘘でしょ……。そ、送信しちゃった………//わあああ、わあああ、こういうのどうしたらいいの??るこ~?!るこ~??この後どうしたらいい~??」


・・・・・・・・・・・いつの間にかるこは部屋を後にし、どこかへ行ってしまった。


着ごえの流れる音:今日も無二無二、明日は絵美絵美、れっつ♪レッツダンシング~!来るかな来るかな、君のお相手どっきゅんばっきゅん きゅんがきゅん♪


四囲「わあああああああ、わああああちょ、ちょっとまって><//メール来てる来てるっ、」


偶等のメール「こ、こんにちは!偶等です。メール嬉しいですっ、もちろん無事帰れました!ありがとうっ。僕の事より音那は…ちゃんと帰れた?また・・いっし」


四囲内心:もう……偶等君たら、、私なんかの心配までしてくれて;けどこの、いっしってなんだろう……?肝心な時にるこったらいないんだからあ。。むう……


四囲は偶等のメールを読み、珍しくにやにやしてしまっていた。ただ、メールの文末の<いっし>の意味が気になって仕方ないようであった。


その後、四囲は続けて偶等にこう質問する。

四囲「偶等君っその、いっし…って何・・?それと…、この間観覧車で私に伝えたい3っつ目って何言おうとしたか気になって・・」


偶等「わりっ、、文途切れちまった…そだな、その意味も含めてやっぱ音那の目を見て伝えたいことがあるから。お、俺でよかったら…もう一度会わないか?」


四囲内心:偶等君……ちょ、ちょっとまってこれって…また誘ってもらってるのかな・・その意味も含めて…目を見て伝えたいことだなんて//


そんなこんなで四囲は、二つ返事で偶等との再会の約束をしメールを一旦終えた。

楽しい時に限ってあっという間に授業のベルが鳴り・・四囲は偶等と同じ学校内にいるのに、メール交換をしている事が嬉しくてたまらなかった……


また、テキトー神様は自身が既に神様界から追放されたことが耳に入り……4畳のワンルームマンションで細々と一人暮らしをしていた。


テキトー神様「ま、まさか……神様界から除名されておったとは;もはやわしは神様でもなんでもない。ここからりゅんという、おなごと結ばれるのは遠い気がするのお・・・」


こんこんっ!こんっこんっ!



テキトー神様「な、なんじゃい……こんこんはトイレノックだっちゅうに。。わい新聞ならとっとらんよ~~!?堕ちたちゃらんぽらんに用とはどなたかの~??」



りゅん「テキトー神様~??わたし、りゅんです!!一人暮らししてるってきいて

心配で……ここ開けてもらっていいですか??」



テキトー神様「りゅ、、!!!!!りゅ!!!!!!!<目が♡>



日頃のテキトー具合をよほど反省したのか一人、落ち込みまくっていると…

りゅんや迷が一人暮らしのテキトー神様の部屋を訪れてきたのだっ。


迷「お邪魔しますね~~??私も最近テキトー神様が追放されたってきいて、驚きでいっぱいなんです。。」

りゅん「わ、わたしは・・その、ただ心配できただけですからね!!!くれぐれも誤解しないでくださいねっ。」


テキトー神様「うむっうむっ、来てもらえるだけでありがたいわい!!ま、見ての通りわしはこのありさまじゃ。まっちょれ、今ゴージャスパニックデーブイデーあざすティーを入れるからの……」


迷「は……はあ・・^^;けど、それでも私達にとっては尊い神様ですよお~!!」


テキトー神「そんなこといってくれるのはおぬしらだけじゃ……こんなテキトー過ぎたのにありがとのお~;;」


りゅん「ま、まあ今回は恋愛は別として…ですからね。何度も言いますが・・」


テキトー神「りゅ、りゅんちゃあん♡それは、気づけばわしと熱い恋の仲に落ちておる、テレカクシゆうやつじゃな??」


りゅん・迷「断じて、違います!!!!!<即答>」


テキトー「そ、そんな~~厳しいのお相変わらず;そ、そうじゃ!わしもう神でもないから人間と…獣娘の恋ならっワンチャンありえるでしょ??→ポジティブ」


りゅん・迷「くっ……くどい上にポジティブになってる……;」


一方、斎藤君に関することで実はこの時水面下で

ただならぬ事態が起こっており。。



昼間だというのに、ここより遠く離れたたった一人のおっさんが

管理する星。七色おっさん星から……たった一人のおっさんが

異次元を通り抜けてここ、ちきうにやってきていたのだ。。


そう、<とある目的>を叶える為だけに………

リアタイで見たいアニメ番組も録画にしてまでやってきたのだ……



バラ色コーデのおっさん「……まさかバラ色おっさん発注される日が来るとは……ついに、ついについた。。ちきうに……待って俺、

斎藤よ・・・ふふふふふふ……はっはっはっは!」



斎藤君内心:大切なあいちゃんと、このイケメンの姿で過ごせるのもあとわずか……一体どうすれば一番仲が深くなるんだ・・何か、何かできることはないのか……


い、一体突然やってきたバラ色コーデのおっさんとは何者なのか。。

また、それぞれの恋の運命やいかに?? つづくっ!














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