第18話 熱い温かさ


そんな中電柱の物陰から一人、状況を観察し続ける否蔵……。


否蔵「あああああ、あいちゃん……僕の見る目に狂いはなかった!天にものぼるかわいさよ…どうしても彼女をこの否蔵のものにしたい・・一体…一体どうすれば…」

  「それにしても、あの抱きしめてる男性っ。よくみると破音ではないかっ・・なんで二人抱きしめあってるんだ;否蔵一世一代の大ピンチよっ」


破音「引寄……けが、ないか??俺がきたからにはもう大丈夫だから。」


引寄「うん……ありがと、破音君優しいし安心するよお…//]


破音「もしかしてあいつ?あの斎藤とかいう…あいつ物陰から追って来たのか??」


斎藤君「な、なんですとおおおおおおおお?!そ、そんなこと僕はしてない!!!!

    あいちゃんなら、分かってくれるよねっ?? ねっ??」


引寄「うん……斎藤じゃ・・ないよ……。」


斎藤君「あいちゃん……;; ありがとう泪」


破音「そか、じゃ・・他に誰が……」


そうこう会話しているうちに、破音のもとへと転がり込むように

クラスメイトの女子二人が偶然同じタイミングでその場に向かってきたのだ。


クラスメイト女子 ほの「はあ、はあ……やっと追いついた~。いたいた、破音君!今日、、最終的な君の推し別館でデート約束したじゃない!!」


破音「お前は…同じクラスの、ほの!?ああ…わり、してたかも。。だがその名前呼ばないでくれ、恥ずかしい…  にしてもなんでこの場所が分かったんだ?」


クラスメイト女子 ほの「それ聞いちゃう?あんたがチャラすぎるから、手荷物にGPS入れて、やっと突き止めたの。って何その子?一体どういう状況?」


破音「そっか…、あ いやこの子はその・・・あの・・・」


そこへまた一人クラスメイト女子の後藤エルがこっちへ向かってきた……


後藤エル「っはあ、はあ・・はあ、息切れてきた;もおやっと追いついたよお。」


あい「こ、今度は何……??」


後藤エル「破音君、、今日ゴリラが推してる公園でデートするって約束してたじゃない??ぜんっぜんこないんだから。もう……GPS入れておいて正解だったよ…。ってあなたどっかでみたような……」


破音「……お、俺とした事がこいつはやばいかも・・そろそろ、おいとま……」


あいがこれまでにないほどの鋭い目つきで破音をにらんでいる……


ほの「って…あああああああ、思い出したっ隣のクラスの後藤エル!!!話聞こえちゃったけど 破音君とデートだってえ??!」


ほの「ちょっと破音くうん?いちから全部説明してもらおうかあ??」


後藤エル「……まさか・・・破音君…信じてたのに;;私という彼女がありながら、、ダブルブッキングしてたってこと??」


破音「い、いやこれには・・その訳があって……ひいいい、ちょっと落ち着きたまえ レディー達。。」


あい「かっこつけチャラチャラマン!!私ある程度は許す派だけど、一番許せないのは彼女いるのに、色んな人の事もてあそんでたの??最っ低………。

行こ、斎藤…」


斎藤君「あいちゃん……大丈夫??にしても破音えええええ、怒りで中心部がふつふつと煮えたぎるほど熱くなってる・・心の鉄拳制裁が必要ですな!!!」


あい内心 ありがと……斎藤… あんたがこんなに男らしく、かっこよく見えるなんて…//手離したくない、ごつごつ感・・


否蔵「こ、この状況じゃ物陰から出ように出れないぞ……イナイナする~!どうする、いったいどうすれば……」


そんなこんなで、修羅場かなしみの展開を迎えてしまったあい・・・

斎藤君のイケメン効力時間あと一日。はたしてどうなるのか??つづくっ







    

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