第14話 デート
お正月を迎え、音那四囲とるこは偶等とのお出かけにドキドキドキドキしていた・・・。
音那四囲「ううう、緊張するよお。。わ、わたし偶等君とのお出かけはもちろん
異性とお出かけなんてしたことなくて・・服とかこんなでいいのかなあ??」
るこ「これは少女、いや女性の永遠のテーマよね!けど四囲…おしゃれもばっちりだし、ぐうかわよ♪」
「この黄色のマフラーと、黒と黄色のチェックミニスカート、そして白のボアブーツ。いいんじゃないかしら??」
四囲「ほ、ほんと??私にしたら派手じゃない…かな、?
るこ・・ありがとう//あと実は……私自身のドキドキが収まらなくて。。」
るこ「ま、それは仕方ないわよね。。そろそろ偶等君が迎えに来る時間じゃないかしら?」
「それと、このバッグについてるのはなんなの?? 石っころみたいだけれど・・素材はふわふわしてるわね」
四囲「そ、それ…最近手作りでつくった隕石キーホルダー。。ど、どうかな…??それからねっ 私の好きなピスタチオ風アクセもつけてみたんだけど・・」
るこ「隕石キーホルダー、、そ、そりゃ私としてはちょっと嬉しいわね。かわいいんじゃない?ぴすた・・なんとかってのも、なんだか四囲らしい気がするわねっ」
そうこう話をしていると・・・・・・・・
ぴーーーーんぽーーーーーーーん
部屋中に鳴り響くインターフォンのチャイム・・四囲のドキドキはまるで正比例するかのように、高鳴っていた。
音那四囲「はああああい、、い・・・今いきまああす………赤面」
そうして音那がそおおっと………玄関の扉を開くとそこには黒のジャケットに白シャツ、黒ボトムスにシンプルな胸元のアクセをさりげなくつけた偶等が立っており、
やや照れ臭そうに真横を向きながら…、出迎えてくれた。
偶等「よ、よお。。音那、わりいな、急に誘ったりなんかして・・・」
四囲「う、うんんっ……わたし・・なんかでよかったら今日はよろしくね//]
偶等「お、おう・・お、お前その恰好… 似合ってるぞ・・テレ」
四囲はかぼそい声で、あ・・・ありがと………と言いながら顔を真っ赤にし
出かける前からうつ向いている。
四囲「あ……あの、ぐ……ぐら君も……。
に・・・・似合ってるよ…。」
偶等「…おっおお、サンキュな……」
偶等「じゃあ、そろそろ・・いこっか・・//]
四囲は手を…本当はつなぎたかったが、いきなりつなぐと
引かれたらどうするという不安があり…行動に移せなかった。。
そうして二人で正月早々出かけていくのであった。
一方、引寄あいと斎藤君は…あのあとどうなったのか?!それは・・・
引寄あい「なあああんか、斎藤のやつがどこ探してもいないのよねえ~。どこほっつきあるいてんだか」
「あいつの最近の行動どうもおかしい・・最初逢ったときあんなじゃなかったし、」
すると、ぴ~~んぽ~~んと玄関チャイムの鳴った音が聞こえてきた・・・
引寄あい「はいはい、はあああい。いまいきまああああす♪」
扉を開けると、そこには美しい緑髪でスタイル抜群、非常にさわやかなイケメン男性が立っており・・
斎藤君「やああいちゃん・・・ただいま<さわやかな笑顔>」
あい「えっ……す、すみません。。どちら・・さまですか??」
斎藤君「いやだなあ、あいちゃん。。もうこの美しい僕。そう、さ・い・と・うを
忘れてしまったのかい?? 君の瞳に かんぱい♡」
あい「……へ??な、なにをいって・・それにどうして私の名前や斎藤君の名前を。。君の瞳にかんぱい。どゆこと??」
斎藤君「だ~~か~~らああ、斎藤。ただいま帰ってきました!!こんなにイケメンになってっ。証拠を今お見せしますね。。<がばっ>ばっきばきに割れた隕石腹筋を見せだす斎藤・・・」←決して真似をしないでください……。
あい「きゃ、きゃああああああああああああああああ!!!!!」
斎藤君「おっ、、さっそく惚れ直してくれました??いやあ~~分かる人にはわかる んだなあこの隕石胸板……」
「ほらっ、10パック♪ぴきぴき」
あい「いやあああああ!!!!!すかさずスマホをとりだしつーほーしだすあい。そう!!変な人が!!!玄関にきてるんですっ、、すぐっすぐきてください><」
斎藤君「あいちゃん、もしかして僕のファンを呼び寄せてくれたのかい??仕方がないなあ~。はっはっは~」
あい「あ、あなた一体なんなんですか??私の知ってる斎藤君はそんなん じゃないです;おバカでどうしようもなくて元々おかしい隕石しか知りません!!」
斎藤君「ああああああいいちゃあああああああああん~!!!!怒 おバカでどうしようもなくて、元々おかしいってひどいよおーー!!あんまりだあああああ;;」
あい「ま・・・・まさか、ほ、本当にあんた。。なの?! わ、わたしてっきり・・・ふしんしゃさんかと。。」
斎藤君「うっうっ、、;そうだよお・・さっきから斎藤っていってるじゃないかあ><」
その直後外のサイレンが騒がしくなり、玄関が勘違いで騒がしくなったのは
言うまでもなかった。。
ようやく、斎藤君とあいが落ち着いたころ・・
あい「そ、それにしても……なかなかいい男になってかえってきたわね、、あんた//一体どうやったのかしんないけど……」
斎藤君「でしょ?!自分でいうのもあれだけど、我ながらほれぼれしちゃってさ~」
あい「ま、まあちょっとだけね……やるじゃない、なかなか。//」
斎藤君「…なんだか恥ずかしくなってきたな・・ところで…あいちゃん、話をぐっと戻すけど あいちゃんは・・僕の事どう思ってるの??」
あい「ど、どうって……??まあ割とイケてる部類の隕石とは思ってるけど・・なんでそんなこと聞くの?」
斎藤君「あっ……いや、例えば。例えばだよ??! い、隕石と人間の恋愛って
あり……なのかな・・・って…」
あい「……はああ???な、なにいってんのあんたっ……分かった!帰ってくる時
どこかで頭打ったでしょ?」
斎藤君「あっ、いや・・そうじゃなくって……僕の内部が熱くなってて、それで
これも一種の<運命の恋>なんじゃ…・・ないかと・・」
あい「ちょ、ちょっとあたし破音君との用事あるの忘れてたっ。
今から出かけてくるっ!!」
斎藤君「えっ、??あ・・あいちゃん……??」
そう会話しつつ、あいは少しの間部屋を後にした・・・
言葉では拒否しつつも……実は愛はこの時、自分の意思とは無関係に
少しドキドキしはじめていた。。
またりゅんと、迷も同時刻こんな会話を交わしていた。
りゅん「私、あれから・・やっぱ進展ないけど、、このまま何の進展もなく終わっちゃうのかな……?ううんやっぱ動物耳女子では難しいのかなあ;」
迷「そ、そんなことないとおもうわ!!確かに最初はびっくりするかもだけど、私はりゅんのことかわいいって思うし…何か、きっときっかけがまたあるはず…!!」
りゅん「そうだといいんだけど><きっかけ……偶等君の興味を引くことはできたと思ったけどそれって恋愛として、なのかなあ。単なる好奇心なのかなあ……」
迷「それはまだわかんないけど、宇宙ってこんなにひろいんだから
きっとね、動物耳と人間の恋も始まってもおかしくないに違いないわ!!」
りゅん「あ、ありがとう。迷~、このままの自分を受け入れる、人でもなんでもそ んな方なら…嬉しいんだけどねっ」
迷「うんんりゅんに喜んでもらえるなら♪ 人でもなんでも、嬉しいんだねっ! ちょっと検討してみましょう・・」
そうして、忘れかけられていた?鈴鹿凛と、否蔵はどうなったのか。それは・・・・・
凛「ようやく普段の可憐な生活が戻ってまいりましたわね・・クリパでは収穫0でしたが、あの否蔵とかいうものが、私がいないと寂しいらしいので仕方なく・・・」
「こ、こほん。・・・そういえばあの否蔵というものに名刺たるものを頂いていたのですわ。仕方なく連絡さしあげますわ。しょうがないですわね、、」
否蔵「はいっ、、もしもし否蔵ですが。どちら・・さまですか?」
凛「あっ、あたくしほら、この間のクリパで出会った・・そう!!凛ですわ。
あんまりにもさみしそうでしたもので、ご連絡をさしあげ・・」
否蔵「おおおおおおおお!!!ついに非リア充集会の連絡をしていただいたんですねっ!あねさんっ!で、日時はいつにしやす??」
凛「だああかああらあ、人の話を最後まで聞きなさいですわあああ。そのわけのわからない集会って何するのでしょう、とりあえずは、明日のお昼12時場所は・・」
否蔵「らじゃっ!!姉御っ!!いやああついにあねごが決心なすって。で、あねごはもちろん 気合の入った服きてくるんすか??」
凛「な、なんか勘違いしてませんこと……? 気合の入った服・・ よ、よくわかりませんがそういうことですわ!!」
それぞれ会話を交わしつつ、すすみゆく恋愛?変愛?模様!!
一体この先どう展開していくのかっ。。ぜひお楽しみに☆
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます