第12話 斎藤君の・・・
前回、引寄あいに疑いの目をかけられていた斎藤君。
彼が一通の手書きメモを鞄に入れたことから、騒動ははじまった……
あい「斎藤のやつ、何考えてんだか・・・。だいたい、私と
破音君の熱~い中はちょっとやそっとじゃ壊れたりなんかしないんだから……。」
クリパもそろそろ終幕へと向かっていたそのころ、
最後の締めとして、ややきまずいながらも
ビンゴ大会が行われるのであった……。
否蔵「え~~、そろそろビンゴ大会を始めたいと思います……。せっかくのクリパ、締めも盛大に盛り上がっていきましょう~!!」
否蔵内心:あ~~いないなするうう、こんなことしてたくないのに~!
このクリパリア充が多すぎじゃないのか??
りゅん「わたし、ビンゴ大会なんて初めて……そもそもこんなふうに
皆さんと一緒に楽しむ事自体がほとんどなくて・・」
迷「そりゃ、そうなるよねっりゅん、せっかくだし目いっぱい楽しんでいこう!!」
音那四囲「ビンゴかあ~~!楽しそうだなっ♪
何かいいの当たるといいけれど・・・」
るこ「四囲、あんたあれ偶等君と……いいんじゃないの??」
音那四囲「ペアワイハ旅行……ご招待……?!! え~~//そ、そんな恥ずかしいよ……」
四囲は顔を真っ赤にし、両手で顔を覆い隠しだした。。
すると破音が、否蔵に話しかけ
「否蔵、わりいけど今日の参加者一覧の
直筆ちょっと見せてくれ……」
と言い出し名前を確認し始め、スマホで写メをとった。
その後……
破音が、引寄を廊下に呼び出してきたっ……!!
破音「引寄、、ちょっと今……いいか?」
引寄あい「あっ、こっこー君っ!さっきのは本当に誤解しないでね><
私は何にもしてなくて・・」
破音「ああ………わーってる。そのことなんだけど・・・これを見てくれっ、スマホにとった
参加者のおまえんとこの名前の文字と……このメモの字。全然違うやん??」
「それに……。クラスまで一緒で今まで話してたけど <あたい>なんて言ったことないだろ……。」
あい「そう、、そうなんだよ>< 分かってくれて本当によかった;
破音君わたしじゃなくても、気を悪くさせちゃったらごめんね・・・」
破音「あっ、いや・・いい。大丈夫だから、」
そんなこんなでなんとか誤解されずにすみ、ほっとしていたあい。
引寄あい内心:破音君ってチャラそうに見えて・・・
<私の性格>とか<口癖>ちゃんとみててくれてるんだっ//そういうとこ
ってギャップもあってキュンキュンしちゃうんだよね……
一方……斎藤君の方は・・・・・
斎藤君「な、なんだか地球に来てから初めて・・・
あいちゃんの事を考えるだけで。中心が熱く、きゅううっとなって、、」
「僕の内部で何が起こっているのか、、どこか調子が悪いのかなあ??
ぼけつっこみにキレがないというか。ご飯?もいつもは一日10杯は軽いのに……」
引寄あい内心:にしても、あいつ<斎藤君>なんで私の事最近邪魔しはじめたんだろう。。今まで一度だってそんな事別になかったのに……。ん~~隕石の考えることはよくわかんないや・・・
またりゅんと偶等は、席も隣同士で手のひらを、座敷に着けてビンゴを楽しんでいたのだが、、
偶等の指先が……じわり、じわりと 何ミリかづつ近づいていき、
りゅんの指に触れたか、触れないかを繰り返している。。。
りゅん内心:な、なんだろう・・?さっきから偶等君の指が、ほんのかすかに触れたり、触れなかったり……///
な、なんだかこういうのドキドキしてきちゃう><
りゅん内心:これって、これって……
なんなんだろう……??//
偶等 内心:やっぱりゅんって子、めったにいない気が。。
かすかに指先触れたとき、動物の毛っぽいけどそこがま た……
音那四囲「偶等君……少し席離れてるけどビンゴ楽しんでるかな??
ここからの進展とか期待しちゃ絶対ダメだよね・・・私、あのハプニングで充分だし赤面」
るこ「四囲~、まさかあのハプニングでもう満足って思ったり…してないわよね??
あんたに足りないのは積極性……、ま、あんたのかわいいとこなんだけどねっ・・」
「ほら、ワイハが四囲を待っている…♪♪」
四囲「もお~~、るこったら……そんなこと簡単に出来るわけ……// ワイハ・・・さすがに夢すぎるよお><」
鈴鹿凛「なんだかさっきから、わたくしの思う通りにいかなくて<いないなしますわっ。。>
にしても何気にあの司会の否蔵って彼・・・結構いい男じゃない。だ、誰も、あたくしの眼中にあるなんて一言もいってませんわよ!!! お~~っほっほっほっ。。…」
そうして次々と景品が参加者に当選していき、みなプレゼントを
それぞれ楽しみに開けていた。
引寄あい「ビンゴきたあーーーー!!!!景品さっそく受け取ってきたよお。何かな何かな~??」
「じゃーーん!何これ……髪の毛が枝毛になってる謎の、願掛け親父人形・・・・」
引寄あい「ずううううううううううん凹…… なんなの~!! はずれなの??これ;;」
音那四囲「わ、綿 私もビンゴきたみたい…… さっそく開けてみよう。。ワイハきてっワイハきてっ……願」
四囲「な、なにこれ……キャピボワゆるふわサンタバージョン?!一体これは……」
るこ「私も何かはよくわからないけれど……今日のところは、まあまあいい日だったんじゃない??この先どうするのか、四囲次第だけど・・・」
四囲「う、うん……そだね。。」
りゅん「わ、わたしもこういうの初めてで……ビンゴったみたい?? これは……
アニマルコスプレグッズ一式?!いや 私はすでに…。あれだから・・・」
迷「あはは、まあ確かにりゅんは既にあれよね……恋の進展は・・・あの指先が当たったりとかは何を意味していたのかなあ??今後に期待するとするわっ」
凛「さあ!!!いよいよビンゴの女王と呼ばれたわたくしの、で・ば・んですわあ☆ 私のビンゴは、えっと……何も当たってないとはどういうことですのお!!!」
否蔵「え~~ただいまを持ちまして、ビンゴの景品配布並びに、クリパを終了させていただきます。。
ありがとうございましたっ・・」
凛「し、しかたないですわね・・・素敵さがとまらないあたくしには もっとふさわしいものがあるということですわ?!」
「それもそうと・・あの彼 ぼっちのようですから 仕方なああく声をかけてさしあげますわ・・どうしようもないですので、」
凛「あの……あなた否蔵さんですわね。さ、さみしいようですから
あ、あた、あたくしがお相手してもよろしくってよ??」
否蔵「きたあああああああああ!!!!!リア充断固反対メンバー入学希望の方ですかね??! ですよね??! ささっこちらの入部届にっ、、」
凛「あっ、えっ、 違いましてよ?? あたくしはリア充断固反対などでは………」
否蔵「いやあああありがとうございます!!! ええっええっ一人のお気持ちものすごおおおくわかります!!ささっ早く入部届に……」
凛「ちょ、ちょっと否蔵さんっ 話きいてますの??」
そうしてみなそれぞれに帰路につき
あいと斎藤君は部屋でこんな会話を交わしていた。
あい「今日はいよいよ、イブなんだから…… あんた隕石でしょ??せっかく地球にきたんだし、サンタになって全世界の人にプレゼントするってのはどう??」
斎藤君「んな無茶ぶりなっ?!」
あい「じゃあ、今晩中に何か考えてよ…… ロマンチックな事を・・・」
斎藤君「は、はい……」
あい「ん~~??なあんか あんた反応もおかしいわねえ。。ま、
楽しみにしてるから♪じゃなきゃ 居候かいしょ・・・」
斎藤君「やだ!!!!!!!!!!!!」
あい「な、なんなの…びっくりした・・・。わ、わかったわよっ、ジョークよジョーク。。あたしはもう寝るから…あと頼んだわっ」
斎藤君内心:ううう、つい反応して大声出してしまった……。とにかく一旦夜になるのを待とう・・
そんなこんなで、、クリスマスイブの夜
一時的に、テキトー神さまの不思議な力で宇宙に呼び戻された斎藤君……。
テキトー神「ひさしぶりじゃの、斎藤よ。今宵クリスマスイブということで、
テキトーに斎藤君の力で全世界の子供たちへプレゼントを宇宙から、投げ入れるってのはどうかとおもってのお~~」
斎藤君「お、おひさしぶりです!!テキトー神さま☆わ、わたくしもサンタになり特別に子供たちのプレゼントを宇宙から送りたいと思っていたところです!!」
テキトー神「うむ。良いこころがけじゃ……そうだ、大気圏でプレゼントが燃え尽きないよう、キラキラの結晶でカバーしておくぞよ。わしゃもう、帰るので後はテキトーに頼むわ。よろ~」
すると斎藤君は全身全霊の力で、
「斎藤君すぷらあああああああああああああっしゅ!!!!」
と真空空間で叫び、まるで千手観音いや億手観音のような手で、宇宙から子供たちの家の中へプレゼントを投げ込んだのだった!!
そうしてイブの夜 夜空に結晶が、まるで世界を覆うかのように
キラキラ輝き、プレゼントが世界中の子供たちの家へと行き渡った。
そんな子供たちの夢を宇宙から叶えてきた <さんさんサンタ斎藤君>が帰宅し……
ぼそっとつぶやくように・・・
斎藤君「帰ってきたはいいけど、やっぱりコア部分がずっと熱い・・
あいちゃんの事を思うと胸が苦しくて・・ 誰にもとられたくない……」
はてさて斎藤君この兆候は、まさかまさかのあれのようだが……
関係は隕石と人間・・・・一体どうする斎藤君ー?!
つづく
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