第10話 ジェットコースタークリパ

音那四囲「え、えっ??破音君がですか、?ちょちょっと待ってください!! 私ぎゅっとなんてされた覚えが……、、」


引寄あい「えっほんとに?! あれは確実に抱きしめられてるとしか……」


音那四囲「あっ……それ…ひょっとして。


私の襟を直そうとしていた時、じゃないですかね…?」



音那~~回想~~





実はあの時  <破音が音那を抱きしめている件はどうだったかというと>……


破音黒恋「君は、確か図書室で一緒になった音那さんだね?

余計なお世話ならわり。けど 襟元がちゃんとなっていないみたいで…」




そういうと破音は少しばかり身をかがめて、両手を彼女の首後ろに回し、音那の襟元をきれいに正していた……。



音那四囲「えっ……あっ、はっはい!! 気にかけて頂いて、ありがとうございます……//]


音那 内心:破音君って…、ちゃらちゃらしてると思ってたけど

案外優しい。。襟の事よく見てるんだなあ……


それに・・・自然な石鹸のいい香り……







音那四囲「……あ、あの…… ありがとうございます…照」




破音黒恋「いや…いいってこれくらい、これでよしっと。」



「あ、そだ……よかったら…偶等から聞いたんだけど


今度クリパ…するみてえなんだ。お前も、 その 来るか?」



音那四囲「……えっ、あっ……私とかでよければ……


はい……//」



破音黒恋「そか、ま。後はこっちで話すすめとくわ、


じゃな。」



そういうと頭を軽く「ぽんっ」と一回撫でて



破音はその場を去った。





四囲はちいさく、こくりと首を縦にふり


小さな手をほんの少し左右に振り見送っている。



るこ「ま、お目当ての彼じゃないものの……


これはこれでよかったんじゃないかしら??四囲、隕石に言われても


あれかもだけど 仕草も可愛かったわよ?」




音那四囲「もう……ちゃかさないでっ……赤面 


さりげなく頭ぽんって、撫でられちゃった…。人にもよるけど女子ってああいうの、弱い……//]



「けっけど!!あたしは……やっぱり偶等君が!!!」



るこ「はいはい^^」



四囲はほんの少し頬を膨らませて、るこをじっとみている。




四囲「むう~~。」





この時の襟を正そうとしていた光景が、上の階から見ていたあいには



抱きしめているかのように見えた……。




・・・・・・・・・・・・・・・・・・・







引寄あい「襟を直そうと…、じゃあ もしや


私の勘違い?>< それならほんっとにごめんね;」


音那四囲「あっいえ……紛らわしく見えちゃってたら こっちがごめんなさい; 確かに

破音君…優しいですけど、私はやっぱり ぐ……///]








引寄あい「…ぐ…??」








音那四囲「あっ、えっ、いや… ぐらたんが、そう!!グラタンが好きなんですっ!!!!」



引寄あい「どんがらがっしゃーーーんっ……←ずっこける音 ぐ、グラタンねっ!!!

お、おいしいよね~~!!私も大好きでさあっ☆」


そんな会話をしつつ、引寄あいはこっこーの隣へ……



りゅんは、ぐらの隣へ……



四囲も少し離れた席ではあるがぐらの見える位置へと座った。


もちろん、鈴鹿 凛もお目当てから離れた位置ではあるが席についていた。



さりげなく、ぷち豪華な料理を破音が全員にとりわけ、お皿を全員に渡し始めていた。


破音黒恋「……よし、行き渡ったよな…?引寄や、りゅん、音那…それに鈴鹿。

     空調とかさむくね?」とさりげなく気遣いをすると、


それぞれが嬉しそうにこくりとうなづく。



引寄あい内心:念願の彼の隣に…… や、やっぱりかっこいい……。。


だ、だめだあ…おちつけあたし……。いつもの私にならなきゃっ、、

隣ってだけでドキドキして……//]


斎藤君「あ~~あ。いつものあいちゃんはどこへやら……

いつも元気いっぱい、いざ好きな人の事となると 借りてきたねこになるって

あるあるだよね~~」








あいは下をうつむきながら斎藤君のすね毛を、手で器用にひきぬいたっ!!!



斎藤君「ふ、ふごほっ!!!!!!!!!!」



あまりの痛さに摩訶不思議な声がどこからか聞こえてきたっ。








その時、少し離れた鈴鹿が流れを見て

ちゃちゃを入れてきた……。


鈴鹿「破音くうううん♡ 席は、少し離れてしまったけれど

私たちの愛は不変ですわっ。。 私自ら料理を、食べさせてあげますのよ♡」


「はい、あ~~~ん」



引寄あい「なっ、なっ、うましかなんて大胆な……私にはできないと分かって

私の破音くんにいいいい><」



破音は、鈴鹿凛の食べ物を……


かたくなに食べないためにか、口を固く閉ざしている。。






斎藤君「ふうっ、、ふうっ……←足が赤く腫れている 女子同士の修羅場は怖いなあ……。

この恋愛マスターは高見の見物といきますかねっ 」





るこ「四囲、四囲……あのさ 前話してたぐら君の

好きな食べ物聞いてみたら…?あんたちょっとは話ふらなきゃ……」


四囲「う、、うん……//あっ…… あのっ ぐら……君っ」




偶等「…ん? どした、音那。」


四囲「あっ、いや……ぐらくんって す。。

好きな食べ物って……あるのかな~って・・」







偶等「あ~~、、そだなあ。普通にグラタンが好きかな…?あっいや別にダジャレじゃなく…お前は?」





四囲「ほっほんと?!! あ、あたしも……ぐらくんと同じ……。それから……


すき焼も、すきかも……」


四囲内心:ああああ私は何を言い出すんだ~>< ちょ、ちょっとまって…

好き焼き……も、好き…… ・・・何を2回もいってるの??あたし//



るこ「これは…… 自らどつぼにはまった 四囲ちゃんですね……」


偶等「まじかあ、気があうじゃん?! おお~すき焼も、いいよな~!」


四囲内心「う、嬉しいけどそんなにその単語言わないで……赤面]




四囲「うっうん!!気があうよねっ! よかったあ♪」



一方 りゅんと彷徨 迷は……?


りゅん「…せっかく隣にはなれたものの、、出遅れちゃってる; わ、わたしも何か偶等さんと

話したいな…」


迷「まだはじまったばかりよっ、りゅん がんばってねっ!」


りゅん「けどどうやって話しかけたら……悩」


すると偶等からりゅんへ奇跡的に話しかけてきたっ。


偶等「はじめましてっ、りゅんちゃん…でいいんかな? なんていうか

いそうでめったにいない感じがして。。今日はよろしくなっ」


りゅん「…えっ??! あっは、はい!!!こちらこそっ><」


「私…こんなコスプレなんかして変……ですよね。。なんだかみなさんと

違っててごめんなさい、」


偶等「、え? 全然!かわいいやんそういうとこ。あのさ 雰囲気が似てる似てないは

あるかもしんないけど 一人ひとり違ってるのが自然なことやと、俺は思うけどなあ…。」


りゅん「、あっありがとう……わたしなんかに。。


偶等さん…優しいんですね//]



それを見ていた四囲の内心は非常に穏やかではなかった……が、


とても面と向かっては言えない四囲であった……。


その後、偶等が一旦離席し・・・


偶等「あっ……俺、ちょっと外でジュースでもかってくるあ。」


と言い出した。すかさず、


四囲「わ、わたしも…ちょっとジュース買ってこようかなっ?」


と言い出し偶等の様子を見に行った。



すると……


偶等が靴ひもを結ばずに、出ていこうとしたところを


四囲が引き留めた。


四囲「偶等君っ、待って…… 靴ひもほどけてるよっ。。

わ、私… 結ぶからじっとしてて??」


偶等「お……、おお・・気が利くな、音那。。ありがとうっ」


四囲の内心は非常にばくばくしていた……。






四囲はやや滑りやすい玄関マットの上で、靴ひもを結んでいたのだが……

靴ひもを結び終えて立ち上がった瞬間っ







そのまま前方へ滑って偶等の体へと、倒れこんだ……。。




音那四囲「えっ、きゃっ!!!!!!!」




偶等「お、、音那…… 大丈夫かっ?! けが、してないか??」




音那四囲「う、うんっ だ、だいじょう…ぶっ…///]


既に音那の鼓動は、とどまることを知らないほど速くなっていた・・・。





音那内心:……、わあああああ 私何転んでるんだっ……

    やばいっやばいっ。。偶等君とこれじゃ、抱き合ってるようなもんじゃない><


偶等「ほ、ほんとに大丈夫か??四囲…。さっきから顔赤いけど

体調でも悪いのか??」


音那四囲内心:今日嘘でしょ、、こんなことがおきるなんて……

ぐらくん、その真逆だよお><


るこ:こ、これは…… みてらんないほどの

りんごハプニングねっ…… 四囲が隠せないほど赤くなってる……




はてさてっ、こんな奇跡ハプニングが起こった音那。一体ここからどうなっていくのか??


まだまだ盛り上がる、後編をお楽しみにっ

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