第9話 誤解?

翌日の午前授業終わり~~


引寄あい「なんだかんだクリパ、楽しみだよ…

こういう何が起こるかわかんないっていうのも好きだし、それに…ひょっとしたら?

破音君もくるかもだし♪」


斎藤君「前向きやなあいちゃん♪俺はそっと見守ることにしようかと……

誰が来るのかは気になるなあ!」


引寄あい「うんうんっ!あ、そうそう

それからね~~……」


その時ふと視線を、窓ガラスに向けると

下の階で破音君と音那四囲が一緒に居るのを

見かけてしまうのであった……


引寄あい「えっえっ!!? あの二人が、なんで一緒に……」


すると

破音黒恋が、音那四囲の小さな体を覆いかぶさるかのように……

抱きしめているように見えた。


引寄あい内心:…ちょ、ちょっと!!!嘘でしょ?! な……な、……


……しんじらんない……;


斎藤君「……あちゃ~~……あれは、まさしく恋の予感……?!」




引寄あい「ま……まさか、あの二人… できてるとかじゃ

ないよね…?ほんとのとこあたし内心発狂しそうなんだけど……;」


斎藤君「うーん、そこまでは…まだなんとも、さすがにあいちゃんの考えすぎでは?

なんにしてもあいちゃんはクリパ行くよね?!」


引寄あい「…うんまあ、 まだ破音君の事もはっきりとわからないし

それに。。 もっと彼の事ちゃんと知りたいし…//]


斎藤君「僕が、なんなら黒恋んとこ行って調べてこ……」


その瞬間斎藤君の両足を全力で、つかんで阻止するあいちゃんであった。




斎藤君「ふぎゃっ!!!!!!」


思い切り顔面から倒れこみ  引きずられる斎藤君であった。


斎藤君「痛い痛い痛いっ、私の紳士スマイルがっ……」







引寄あい「いやっいいっ!!!!あんたはここでじっとしてて!!!」



引寄あい内心:ああああクリパ前にこんな状態……一体どうしたら、、

なんにしてもあたしはあたしの目で確かめなきゃ、気がすまないよ><



その頃、動物少女りゅんと彷徨 迷の方も恋やクリパの話で盛り上がっていた。

実はひそかに彷徨 迷は斎藤君と

テレパシーを送りあい、クリパの情報交換をしていたのであった。


彷徨 迷「りゅん、りゅん?? あたしのお友達の話によると

なにやら近くクリパがあるそうなんだけれど…。


いい機会だし、りゅんも行ってみたらどうかな?」


りゅん「そうなんだ…?? ううん、わたしこんな動物の耳や尻尾まではえちゃってるし

どうなのかな……行ってはみたいけれど 驚かれたりしない…?」


彷徨 迷「それ、なんだけどねっ。ちょっといい考えがあって♪試してみる価値あるかなって」


りゅん「迷がそういうのなら……行って、みようかな?」


そうして、クリパ当日を迎え~~場所は、貸レンタルスペース貸し切り<小さな楽屋付き>




引寄あい「いよいよ!!当日がやってきたねっ……ここは気合入れておしゃれしてみたけど、

これどうかな……斎藤君」


斎藤君「正直いいんじゃないかっ!?似合ってるし、 後ろもばっちり!!あいちゃんのコーデ…

男子にとってはなかなかのもんだと思うんだが……」


引寄あい「あ……ありがと。照 べ、べつに 隕石に褒められてもうれしくなんか……。//]

「それはそうと、気がかりな点はあるけども 破音くんの事、うまくいけばいいのにな…。」


斎藤君「それは、そだよね…。非力ながらこの斎藤全力でサポートするZE!」


引寄あい「頼もしいよっあんた☆ も、もしかしてあそこにいるのは………」



あいがやや遠くを見つめると、そこには<あいのライバル> 

<鈴鹿 凛>の姿があった。


あい「げっ!!!!!な、なんで??一体だれが呼んだの、お邪魔虫を……;」


鈴鹿 凛「あ~~ら、どこかでお見かけしたかと思えば

ろくでもないものばかり引き寄せては、お粗末な末路をたどっている

あいさんではありませんか~?? ふゅ~~るるるるる!」


「なあぜ、ああーーたごときが破音君や偶等君の来るパーティに

いる<ふゅーーるる>?あーーたが引き寄せられるのは

せ・い・ぜ・い 隕石くらいじゃありませんこと?ふゅーるるるるっ」


あい「…な、なっんなん!!! いやなかんじやわあああ……。なんであたし

こんなdisられてんの?? 隕石引き寄せてるのは… 当たってる;;」


斎藤君「あいちゃんこれは荒れて無理ないわ……ふゅーるるるって絶対いわなあかん決まりなんやろか……」


あい「……怒っちゃダメ……あたし、ぐっと耐えなきゃ……。

   けどこの<へんてえこーー>にだけは絶対に負けたくない…!!!

  」





りゅん「いよいよ……当日だね、迷がいうからきちゃったけど…。

ここからどうすればいいの??私 動物の耳や尻尾生えてるし、

この姿じゃ、全員に見られてる気がして…><」


彷徨 迷「大丈夫っ♪迷におまかせあれっ。まずは…

ぷち楽屋にいこ??私はカバンに隠れてるから

りゅんはコスプレってことにしとけばOK!」


りゅん「その手があったねっ! ナイスアイデアっ迷♪」



一方~~音那四囲とるこたちは~~



音那四囲「……今日の、コーデ。。どう…かな?」


るこ「うんっ!控えめな四囲のコーデに、ワンポイントの赤と

   帽子の赤を合わせて、センスいいしとてもかわいいわよっ!!

   あと、持ってくものは <自信>だけねっ」



四囲「あ、ありがとるこ照 う……うん、私 が、がんばって…みるねっ」


そうしてクリパがいよいよ開催され、全員玄関で靴を脱ぎ

部屋に向かうと・・・・



ぷち贅沢なごちそうがテーブルには並べられていた。





偶等の男友達「え~~お集りの皆さん、今年は隕石が降ってくるという

とんでもない年になりましたが…… まずはみなさんが無事で何よりです!!」


「そんな中クリパも無事開催でき~うんぬん ここでべたではありますが

じゃんけん大会を開催したいと思います☆ただし女性のみ、女性同士のじゃんけんでお願いします。 優勝者は、座るお席を自由に選べるというのでいかがでしょうか?」


一同「きゃああ~~!!おおおおお~~~」





その後男性陣が見守る中……





男友達「ではでは、第一回戦は~~ 引寄あいさん VS 鈴鹿 凛さん。第二回戦は~、音那四囲さん VS コスプレ娘りゅんさん。     最初はぐー、 隕石じゃんけん隕石ぽん!!の掛け声とともに…」


では、あいさんりんさんお願いします♪


引寄あい「ぐぬぬぬ……最初からヘンテコ凛とあたるとは……ぜえったい 勝つ!!!」


鈴鹿 凛「あ~~ら、日ごろの行いが良すぎて 負けたくても勝ってしまいますわあ~~<ひゅううるるるるる>」


「最初はぐー!!!! 隕石じゃんけん 隕石ぽんっ!!!!」



男友達「引寄さん、手をすぐひっこめたようですが…… 両手出しはさすがにいけませんよお??

    なぜじゃんけんで両手出すんでしょうか??」


引寄あい「えっ?!いや……わたし両手出しなんて してません……。

     ま・・・まさか、あい あいつううう!!!怒」



鈴鹿 凛「な、なんなんですの?!! あたしく疲れがでてるのか、

     余分に妙な手のようなものが……」


男友達「こほん。では気を取り直してもういちど…。

    最初はぐーー!! 隕石じゃんけん

    隕石 ぽんっ!!!!」


その結果 引寄あいはぐーを出し、リンはチョキを出してしまい


あいが大喜びして勝った…。


男友達「おめでとうございますっ、あいさん。では、お好きな席にお座りください」



引寄あい「やったああ、これで破音君の隣確保お……!!

ただこっこー君と四囲ちゃんの関係、気になるけど… 大丈夫だよね?!」







そうしてその後、コスプレ娘りゅんが勝ち進み音那四囲は、落ち込み気味であった。


りゅん「やったあ!!!私こういうのはじめてだったけど…、音那さんにはごめんなさいだけれど

    席、私も直感でいいなって人の隣に座ってもいいんだよね?」


迷 小声「もちろんそうみたいね、参加してみてよかったわね^^」


そうして、りゅんはさりげなく、すっと……偶等 寸の隣の席に座った。



音那 四囲「えっ、ええええ??あまり気にしてなかったけれど あのりゅんって子……

      どうしよどうしよっ 偶等君の隣座られちゃってる;」


るこ「あらあ~~、これは……ショックかも。。けど四囲あの子は、

まだ偶等君に初めて出会ったんだよね??まだまだチャンスはこれからよっ!」


 四囲「うううう~……凹 うん、、」


そんな場面をあいは見逃さず、さりげなく四囲に確認したいことも兼ねて一声かけた。


引寄あい「四囲ちゃん……大丈夫? ちょっとだけ、お外いこっか?」


音那四囲「あっ、引寄さん……はっはい!」


そんな中、一旦外に四囲を連れ出しあいはこんなことを聞き出そうとした。


引寄あい「突然呼び出したりなんかしてごめんね、

ちょっと…こないだねっ、破音君が…その……。



四囲ちゃんをぎゅってしてるとこ。。偶然上の階から見えちゃったんだけどね…」



この展開は修羅場なのかどうなのか?!果たして一体今後どうなっていく?!

またそれぞれの恋の進展はいかに? 次回をお楽しみにっ

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