第7話 ぼっちとLEDの関係性

一方音那四囲や、るこはその後図書室の整理を終えて

クリスマスについて話し合っていた。


音那四囲「もうすぐクリスマスかあ……、きらっきらのイルミネーション。今の私にとっては

た・ん・な・る LED。


あ~~このままじゃほっとんどなんにもない

ままクリスマスイブを迎えて……何もないままお正月だよ…。」


るこ「そんなに刺激が欲しいわけ?? ま、偶等君となにか進展が欲しいのもわからなくも

ないけど…… そんな急に何かある。。かなあ?」


音那四囲「うーーん、まずきっかけがないし……そもそも私にはそんな

一歩踏み出す勇気なんてないし;」


るこ「何かのきっかけかあ……。奥手な少女にはそれが必要かもねえ、」




その日の学校帰り~~ゲリラ豪雨




偶等 寸「さて、帰るとするか……。あ、音那さん……今帰り?」




音那四囲 内心:うっ嘘?!偶等君から話しかけられた//これ 夢じゃないよね……??

「うっ……うん! わたしも……今帰るとこ……だよ?」




偶等 寸「そなんだ?でも……傘、持ってる?」




音那四囲「えっ……う、うんん 今日ちょっと忘れちゃって……」




偶等 寸「そ、その……。途中まで 一緒に入る?」




音那四囲 内心:えっええええええええ?!そんなことって、あるの……?//


その時 雨や鼓動は ますます激しくなり、まるで二人の恋の応援をしているかのようであった。




音那四囲 「うっうん……私、なんかでよければ……。でも、

へ、変な誤解されちゃうよ??;」


偶等 寸「いや、そんなことよりおまえを、雨に濡れさせるわけにいかねだろ……」


音那四囲「…え?」


偶等 寸「いいから、傘持って!」そういいつつ彼はやや強引に傘の取っ手をつかませた。


音那四囲「////声がでない……」


るか「あ~~見てらんない……」




偶等 寸「今、なんかいった?」


音那四囲「えっ?……あっいやっ 雨強くなってきたね……って」



その後しばらくの間、いつも通いなれた道を二人で帰りだした二人。




音那四囲内心:だ……だめだ…… 私震えてる?? 頭が真っ白になって……

ほんとにいつもの帰り道なのこれ?? イルミより断然まぶしいLEDだよ;


偶等 寸「……あの、俺結構車好きだからさ……

そっち歩くわ。」


音那四囲「えっ?あっ…… はい……」


内心:さっきから、声が震えて…… 私敬語になっちゃってる……

それに、どういう意味……?も、もしかして…

危ないから…?//


そうしてさりげなく車道側を歩く偶等君にドキドキする愛であった。


音那四囲内心 さっきから時々肩が当たったり……指先が

触れたような触れなかったようなで……。


わああわああ、いつもなら学校から自宅結構距離あるのに

もうすぐ着いちゃうよ…… こんなにあっという間なんて;






そして………もうそろそろお互いの自宅に近づいてきた時


一通の着信が偶等にあった。



偶等 寸「わり、ちょっと……電話でてい?」


音那四囲「あっ………う……うん//]


偶等 寸「もしもおし?」


誰かとの会話がスピーカーから漏れている……。


?????「早くかえってきてーーーー?? うんっ!!うんっ!!



だあああああいすきだよっ!!!!♡」




音那四囲 内心:一体誰と話してるんだろう……  えっ………??!いま大好きって聞こえた

?;><

うそうそ、待って今確かに大好きって……



するとその直後、雨に打たれるかのように

自宅に向かって猛ダッシュした四囲。


偶等 寸「えっっ、ちょ、ちょっと音那?!」



音那「………ばかばか、わたしのばかっ 私なんて相手にされるわけないのに;

一人で舞い上がってっ 偶等君も彼女いるってそれくらい わかってたはずなのに;」


「もうやだやだっ、何もかも信じられないっ」





るこ「四囲っ私様子見てたけど、今のって違うんじゃないの?? あんたの勘違いじゃない?

ちょっと、落ち着いてっ!!」


「………だめだっ、完全に我を失ってる……」


その後、四囲は自室に戻り……カギを掛けて

涙を枯らすほど一人で泣いていた・・・。


四囲「何やってるんだろ………うっうっ、わたし……

何夢見てたんだろ……ほんとバカだよね;」


一方 るこは……?


そっと、偶等寸にあてたメモ書きを書き終えて

偶等 寸の2階の窓を軽くノックする。


こんこんっ。



偶等 寸「……音那……心配だな、、あ~~くそっ 一体どうしたら……」


「ん……?今 窓がノックされた……?」



気づくと寸の部屋に一通メモ書きが残されていた。



そこには、るこが信頼できると

踏んだのか四囲の住所が記されていた……。




すると、慌てて一階へ降りて誰かを大声で呼ぶ寸。


寸は猛ダッシュで、四囲の自宅まで駆け付けたっ!




偶等 寸「……はあっはあっはあはあ、ぴんぽーーーん」


音那 四囲の母「四囲~~四囲~~あんたにお客さんだよお??」



四囲「いないって言ってーーー!!!!;;」


音那 四囲の母「ごめんなさいねえ;あのこったらどうしたのかしら。

帰ってくるなり様子が変で……」


偶等 寸「音那さん、ちょっとでかい声出します。すみません……」



「音那ーーー!!!!!! さっき大好きって聞こえたのかしれないけどっ


あれは 俺の歳離れた 妹の声だ!!!!!!」



音那「………え……?」


偶等 寸「悪かった!!!!! 俺の説明不足で><

無理にとはいわね、一回降りてきてくれないかっ」



音那四囲はそおっと……一階へおりつつ様子を伺うと



偶等 えみゅ「あっ……はじめまして、おねーーちゃん♡

おでんわでおっきなお声で かんちがいさせて ごめんなさい……」


偶等 寸「よかった……あらためて俺の妹のえみゅだ、

悪かったなほんと;」



音那四囲は今にも泣き崩れそうになっている……。

四囲「うっ……うっ……… よかったあ……!!!」



四囲にとっては、ただのLEDが 価値あるLEDに一歩近づいた瞬間であった。

















またその日の休憩時間 あいはスマホであるサイトを眺めていた。


引寄あい「ふうん~~ なるほどなるほど! @@だけなら無料で見てもらえるんだ~~」




斎藤君「あいちゃんここのとこ、サイト見て これはいいとか、もうちょっと値段があれならな~とか 何を調べてるんだろ……。」




そうして翌日の土曜日。



斎藤君が気づくとある保管庫のような場所にいた………。


斎藤君「おはよ~~。なんだか暗いなあ、もう昼なのになんで電気ついてないんだ?」


斎藤君「おーーい、あいちゃーーーん??さてそろそろ、あの子の様子をみてくるか……」

「あれ……なんだここっ いくらすすんでも透明な壁のようなものに四方囲まれ

進めない??」




「おーーーい?どうなってるんだ、おーーーーい?!!」




そうして 夕方どこかしら聞き覚えのある声が聞こえてきた。


引寄あい「こんにちは~~! えっと、学生証とかでいいですかね??

で………気になる査定の方なんですが……」


斎藤君「あっあいちゃんの声だ、お~~い!!おーーーい! 斎藤君はここにいるよ~~」

「にしても学生証とか……査定って一体何の……?」


店主「えっと……では3110円が査定金額です。」




引寄あい「3110円?! ええええ思ったより全然安いですね;学生さんはお金がないんですよお~

第一そんじょそこらの隕石と 違うんですよっ??

もうちょっとなんとかなりませんか??」


「えっ、ダメなんですか…… そんなあ……凹」


斎藤君「さっきから安いだの、お金がないだの何の話してんだ……3110円?!

僕って 僕ってそんな値段なのか……?」


引寄あい「はあ……じゃあ、仕方ないですね……。はい、返却して頂いて、」


斎藤君「返却?!」


店員「はい、ではこちらでお間違えないでしょうか……どうぞ」



引寄あい「多分間違いないと思います。はあ……ありがとうございました……」


するとクリアボックスのロックが外れ、


あいと斎藤君は感動の?再会をするのであった……。





しかし………






斎藤君「あ~~~い~~~ちゃ~~~ん~~~怒 





僕の事売ろうとしてたでしょ!? 






まじ許すまじ……… 出てから確認したら<質屋>じゃないかーー!!!」





あい「あは、あはは………。ごめんごめん、金欠でつい……$」

「でも返品されて……よかったよかった…… あはは?」




とんでもないところに勝手に愛独自の判断で売ろうとされた斎藤君。

はたして二人の関係性や恋は一体どうなってしまうのか?? つづく

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