『火車の叫ぶ夜に』を独自解釈してみた
(遅ればせながら、新年あけましておめでとう御座います‼︎今年もちょくちょくよろしくお願いします)
皆さんはネットで流れている「ミスターインクレディブルミーム」というのをご存知だろうか?その中で流れている曲の一つ、『火車の叫ぶ夜に』という曲は東方プロジェクトのアレンジ楽曲である。英語版がある(歌詞の意味は概ね同じ)為か、海外からの人気も高い。今回はコーラスを除いた歌詞の解釈を行おうと思う。その前に、原曲と聴き比べることをオススメする。どれくらい原曲を反映しているか、違いはどこなのか。オルゴール版もあるのでそちらも是非聴いてみて欲しい。
志を掲げて〜
私は誓った、皆の為にあなたの為に、仇を討つことを
皆の者守るため剣を抜き〜
どんなに小さくとも、私は刃を掲げてお前を殺める
そして土産として首を持ち帰るのだ
全てが焼け落ちた彼の地で
大きな闘争の後、余波で全てが焼け落ちてしまい、もう思い出の品さえ残っていない
大事な人の形見さえ灰となってしまった
まだ見ぬお前に会うだろう
大事な人を殺したお前の顔を私は見ていない
ただ、お前がきっと来るだろうことは知っている
たとえ全てを失おうとも
自分から大事な人や、大事なモノが奪われようと、失われようと、私は復讐の手を緩める訳にはいかないのだ
この屍だけはやれぬ
朽ち果てて蛆が集っていようと、どれ程醜いものだとしても、生前の美しさを僅かに残した(大事な人の)屍は、私だけのモノだ
煤け落つる石壁よ〜
私は押し潰されて死んでも構わない
あなたの屍を抱いて逝けるのなら
勇気ひとつ供にして〜
共に憐れむ仲間達がいる
彼らとならこの先が想像を絶する地獄だとしても
きっと復讐を遂げられるだろう
朽ち果てた人骨も止められない
亡者達が復讐を止めるよう訴えたとしても私の想いは変わらない
大事な人の為、私は魔窟に足を踏み入れる
絶望の淵まで誘う黒き罠
その先は絶望なのだろう
お前が仕掛けた罠だとしても
私は這ってでも、復讐を遂げてやる
乱れ飛ぶ紅の中に
紅い焔と血の中に、確かにお前はいる
血の付いた剣を携えて
お前の素顔を見るだろう
紅い眼をしたお前の醜い、獣のような素顔を嫌でも見ることになるだろう
灼熱の業火に抱かれて
お前が放った焔は私の身を灼き尽くす
胸の奥底に溶けるは
脳裏に浮かぶ、優しい声が私を受け止める
懐かしき故郷の〜
故郷で聴かせてくれた歌、丘の上から見た夕焼け
思い出してしまった
涙を流しながら、私はお前を……
涙など見せないでおくれ
死に際に、あなたは確かにそう言った
皆の者よ歌うがいい
あの歌が、弔いになるのなら
私はあなたがかつて聴かせてくれた歌を歌おう
この命尽きる時〜
餞に、涙を流しながら、鳴咽とともに、あなたの笑顔を思い浮かべながら、優しい歌を、私は歌う
聴いてみれば分かるが、この曲は激しい曲である
だからだろうか、自然と復讐ソングだと考えるようになってしまった
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