意外と筆記具にこだわりまくる阿保の話
デイケアに週一で通っている私は、パソコンでのタイプに慣れる為にWordでとある条件のもとタイピングを練習している。先週はついに千文字(一時間以内で)をギリギリ超えたが、まだまだだと感じる。最近でこそパソコンの利便性が身に沁みるようになったが、それでもボールペンや万年筆、リングノートは手放せない。
私はあらゆることに対して臆病で逃げ癖がある(というよりやりたいと思ったことしかやろうと思わない)せいか、限られた分野でとはいえ完璧主義のケがあるのだ。だからこそ紙のノートに小説の下書きを書いている。それにノートなら空いた隙間に注釈やどんな意図なのかといったことも付け加えられる。ゲルインクボールペン(ピンク)で付け加えているが、何も言われたことはない。
大体にして、タイトルの文字は消えないペン(最近はポケモンの万年筆)、本文はシャーペンがデフォルト。余談(?)だが、鉛筆の持ち方は母に矯正されたせいかきちんとしている(寧ろ間違った持ち方の方が変なふうに力が入って上手く書けない)。
しかし、ヨーロッパの一部、例えばドイツなどでは万年筆やボールペンでの筆記がデフォルトだと聞く。その理由は鉛筆だと消しゴムで簡単に消せてしまうので、改竄ができてしまうから。なんと試験まで万年筆やボールペンで受けさせられるというから驚きである。同時に、日本はとても平和な思考をしている国なのだとも思った。小学生の時から万年筆を使わせているらしいが、明らかに場違い感が漂ってきて、私から見たら異様な感じ。それもそのはず、小学生はまだまだ知らないことが多い年齢だからだ。一応、小学生のうちから万年筆を持たせる理由の一つに「モノの大切さを教え込む」というのがあるらしい。そんなドイツでも今はボールペンが主流になってきているのだが。
万年筆は趣味の領域だと思っていたが、ソレを日常的に使う人がいるというのはなんだかオシャレだな、とも思う。私も筆記具とノートには(現代においてはそれこそ異様なレベルで)こだわっているが、このこだわりは捨てられない。趣味というのは好きなことで埋め尽くす必要があり、味のあるものが一番いいと私は考えているからだ。ガラスペンも使いたいとは思っているが、私はモノの扱いが悪いのであまり使おうとは思わない。
ところで、日本の文房具メーカーからポケモンとコラボした万年筆が発売されているのだが、海外に輸出はしないのだろうか。輸出したら子ども達にウケる気がするのだが?
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