わいわい!キャラクターメイキング部
キャラクターメイキングをするにあたって、ある程度必要だといえるのが掘り下げである。主人公や仲間、敵にこれをどの程度するのか。それは作者個人の裁量に委ねられるが、モブにまでする者は流石にいないだろう。無論、掘り下げは必ずしも行う必要はない。敵味方ともによく分からないもしくはそんな図式が存在しない話なら尚のこと。
持ちキャラが少ないならばモブを主人公に据えた物語を作ってみるのもいいだろう。制約が多いとは思うが。
「作者は神である」という思想を持っている人ならば、作者本人を神として書くのもいい。が、これについてはこだわりがない限り余りオススメ出来ない。というのも自分の内面と向き合うことになるからである。自分の闇を理解してもらおうと、作者本人を悪として書くのはアリだろう。逆に、受け入れがたい性格で味方にするという話もアリ。ただし、その場合受け入れる人間は想像以上に少なくなることを覚悟しておくこと。
とまあ、ここまで書いてきたが実のところ私としては定石に当てはまりさえしなければ、何でもいいような気がしてならない。分かりにくければ分かりにくい程惹きつけられるからである。
ところで、曲擬人化というものをご存知だろうか。要は、曲の持つイメージに合わせてキャラクターを作ることである。が、コレ自体は音楽か持つ曖昧な要素を形にする作業であることから難しいと感じる人もいるという。特に様々な感覚を頼りにしなければならない為、人によっては確実に出来ない。
ここからは私個人の体験になるが、私自身は曲擬人化を二度程(全てイメージという訳ではない。また、両方とも二つの曲を組み合わせてある)成功させている。両方とも好きな曲(と好きな要素)を組み合わせてある。しかし、(曲擬人化に限らず)コレをツイッターに流したところ、全く気づかれなかったのだ。(というか、知り合いにリファインして貰ったが、感想がほとんど可愛いばかりで誰一人として気づかなかったというのが正しいか)殆どの人が分からないように、いくつかのモチーフを断片化して組み合わせたものであるのでそこはしょうがないともいえるが。
要するに、自分が思った通りの評価が得られるとは限らないのである。それこそ、分かりにくい場合は特に。事実ビジュアルをパッと見て「コイツは何々のパクリだ」と思う人が私の周りには殆どいない。ただ、設定については人の好き嫌いにもよる。その場合、アンチが来ても気にしない方がいい。アンチが付くというのはある意味いいことなのだ。それこそ誰にも見てもらえない方が遥かに辛いのだから。
(キャラメイク部 完)
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