第32話 ついに王の座へ……
ゆき「絵美…シャーベットちゃん……それに未愛ちゃん……
こんなバカなあたしをほんっといつも支えてくれて迎えに来てくれてありがとう;」
ゆき「それでね……ここからどうすればって思って……
無二を迎えに引き戻しに行きたいけれど……
ここにいる全員で行っても 無二は私たちの手に負えないほどの力を手にしちゃってて><」
絵美「そこやな……問題は、うちらもっと強くならなあかんのやけど、
一体どうすれば……」
未愛「そうですね……ひとまず、ここで
話していても仕方ありません!!ここはいったんわが家で検討しませんか??」
ゆき「うん……とりあえずは未愛ちゃん、無二ん家でもあるけど
戻ってみよう??」
絵美「せやなっ……こうしとっても始らないし……。」
そういいつつ全員未愛の家に悩みながらも
歩を進めるのであった。
~~未愛の家~~
有愛「あらああああっ、お久しぶりねえっ ゆきちゃんっ絵美ちゃん……
それに未愛、おかえり~!!」
ゆき「ほんとお久しぶりですっ、有愛さんっ。ええっとですね……またお邪魔させていただきたいのですが、
」
有愛「もちろん♪どうぞ、こんなしょぼい家でよければどうぞどうぞ☆」
ゆき「あっありがとうございます!!」
絵美「こんにちは有愛さん……また邪魔させてもらいますねっ。 そういえば
ふと思ったのですが、未愛や無二のお父さんってどんな人なんでしょか??」
シャーベット「ちょ、ちょっと絵美ちゃんっ!」
有愛「あっいいわよ♪そういえばまだ会ったことなかったわねえ、
今何やら研究中?でひきこもって出てこないので……日を改めて
紹介するわね^^」
ゆき「そうなんですねっ!なんだか絵美が勝手なこと言ってごめんなさい;」
絵美「わかりました♪うちも楽しみにしてますねっ!」
未愛「パピーかあ……。わたしは……幼いころに、ほんのわずかな期間会ったくらいでパピーには
それっきり……けどちょっと楽しみかな?」
同時刻……無二や裏黒宇王は……
無二「ふふ………っ。ここまで苦労した甲斐があったわ……。さて
ひとまず愛するゆきを迎えに行かないと。楽しみだわ……」
「でもその前に……王になった暁に私自ら人間達と遊んでこようかしら?
裏黒宇王をここへ呼べ!」
愛魔「はっ!!!直ちに、我らが王無二様っ……」
無二「いい響きね……ウフフ……。」
そこへ一通無二のもとへ通信棒へ着信が入った。
無二「………そうですか、いよいよ……実施するんですね……。今日を記念日と致しましょう!!
これより世界が一新する… 素晴らしい……」
その翌日、ゆきたちは少し気になっていた未愛、無二の父と
初めて対面するのであった……。
有愛「今日夫と会うのはいいんだけど、その前に前にも伝えたけれど
私たち一族は……魔壊術、そう。呪術の一家で、まわりから
忌み嫌われて今まで生きてきたの……。」
未愛「……確かに……辛いことがなかったなんて嘘だからね。。」
有愛「未愛まで……ごめんなさいねっ、こんな重い話しちゃって……でも
だからこそ、ゆきちゃんや絵美ちゃんシャーベットちゃん達には
感謝していて……受け入れてくれて、ありがとう;」
未愛「本当それに関して言い表せないほど感謝してて;ありがとう!!」
ゆき「いえいえそんなっ……。そんなこと一切関係ないですよっ!!有愛さんっ
私たちが無二や未愛ちゃんとお友達になりたくて、こちらからお願いしたんですから……」
有愛「……感謝しかないわ;そうそう夫を紹介しなくちゃねっ!この先の
研究所にいるので上がって上がって♪」
絵美シャーベット「じゃあ、お邪魔しまあす♪」
未愛「パピーに……久しぶりに……ドキドキ」
ゆき「そういえばふと、頭によぎったけど
CCRのどこかへ消えた人たちっていったいどこ行ったのかしら……?
まあ、今は保留かな……?」
そして無二家研究所では……
絵美「うわあああっ前から豪邸なんは知ってたけどまさか、
これほど莫大な研究所が家の中にあるなんてっ……さすがにこれはびびったわ、」
紡<つむぐ>「やあっ、はじめましてだね……。僕はつむぐ。ま、好きによんでねっ、
君たちが無二未愛のお友達かな? こんなつまらぬ、そして忌み嫌われてる家に来てくれてありがとう」
ゆき「はっはい!!はじめましてっつむぐさんっ、あたしたち無二にいつもお世話になっています。も、ものすごい研究施設ですね……一体何を、研究されてるんでしょう……。」
紡「はじめましてっ。おっ直球だねえ……。いわば
世界にはいろんな人がいて、歴史がある。もちろん異次元にも色んな者がいるだろう?
私はね、人々が住みよくなるために0から再スタートさせたい。
そう願ずっと願っていてね……。」
「ま、簡単にはいかないがわずかでも世のためになればと
願っている。私のようなくだらん者のたわごとだがね、はっはっはっ…♪」
絵美「つむぐさん、でよろしいでしょうか??うち、絵美です。
うち頭悪いからよくわからんけど^^; それステキなことですね♪
もし、いろんな場所や時の食べ物が……一斉に集まったら……ごくり」
ゆき「ちょ、ちょっと絵美っ。それにため口……失礼でしょ;」
紡「はっはっは……なかなかユニークな子だねっ。いいよお~
絵美君といったかね?君の願いも叶う日もそう遠くないと思うなあ……」
シャーベット「私も素敵だと思います♪きっと紡さんお優しいんですね;」
紡「ううんまあ僕は、幼少期に……ちとね。はみごにされたり、おまえは@@@だから
という理由でいじめられてね……。ま、それがあって0からやり直したい
と考え今に至っているのさ。 はっはっはあ♪」
絵美「うち、それ共感できるかも……つむぐさん尊敬しますっ」
未愛「なんだか恥ずかしくなってきた……」
紡「未愛……。大きくなったな……、すまないなこんなろくでなし父さんで……」
未愛「……そ、そんなことないもん。私の世界一のパパだもん!!」
紡「ありがとう、未愛にはかなわないなっ……、あとでなっ♪」
ゆき「微笑ましいくらいの家族;あたしこういうの弱い……」
紡「まあせっかく来たんだ……ゆっくりしていってくれ♪」
そういうと絵美達は、未愛のいる部屋へ戻って行ったのであった。
絵美「いやあ、ステキなパパやん??しかもいい人……!いいなあ、
うちもあんな家がよかった;」
ゆき「だねっ♪でも人それぞれ苦悩はつきものかも……」
シャーベット「聞いてて恥ずかしくなるような、いい意味の親ばかっぷりで//]
未愛「もう……パパったら、久しぶりにあったら
まさかあんなかっこよくなってるなんて……」
ゆき「ふふっなんかいいなあ~!そういうのって^^」
そんなほのぼのした時間を過ごすゆきたちであったが、
無二は着々と暇をつぶすかのように、人間界の支配に裏黒と共に訪れていた……。
人間達「うわあああああああっ……魔物軍がまた攻めてきたぞお!!!
全員避難を急げっ、急げっ!!一体、一体今度は何が目的なんだっ」
愛魔「無二様、裏黒宇王様っ。こんな人間どもはやく一掃しちまいましょう??」
裏黒宇「ふはっは、まあ待て……ここはひとつ無二様の指示を………」
無二「久しぶりに遊びに来てやったぞ、人間達……♪
そうだな私と、ゲームをしようか……。この裏黒宇は一切手出しをしないので
愛魔を倒してみよ。もしそれができなければ…… 罰ゲームと行こうか……ふふっ。」
裏黒宇「ここは待機のようですな、われも見物させて頂きます、無二様。」
またゆき達は未愛や絵美シャーベット達と、今後について談義していたのだが……
そこへ一通通信棒へ着信が入った。
マツ「もしもし、あちきだがあんた達かい??……つかの間の休息中
悪いんだが、緊急事態だ。無二の事も……あんたたちが聞けば驚くだろうが
それ以上にとんでもない事が起こった」
「実はだな…、ほんのごくわずかな一瞬のスキを狙って
今しがた過去、現在、未来を分かつ最重要ゲートが破壊され……。。言いにくいんだが
その時代全てがごっちゃになる世界が既に創られようとしている……」
ゆき「ま、マツさん……それって、どういうことですか?!!とてつもなく嫌な予感しかしないんですが……;それに無二も今何をして……。」
マツ「悪いね、今無二のこと話すときっとパニックになるから控えるよ……。
とにかく世界と時代がごっちゃになろうとしている、まさかここまでの事が起こるとは
あちきも初めてでね……;」
絵美「な……何が起ころうとしてるんや、一体……」
シャーベット「そ、そんな事が本当に可能なんでしょうか……
前代未聞すぎるんですが;」
マツ「そこでだ、お前たちのもとへ強力な助っ人
闇夜リュミエールが訪れようとしている。もうまもなく着くはずだっ。彼に力に
なってもらってくれ……」
今後世界や時代がごっちゃになると伝えられたゆきたち。
はたしてっ今後どうなってしまうのか?? つづくっ
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