第30話 ~悪運強さ~

裏黒宇王「あああああ、ああああああああっっ

ば……ばかなっわしに傷を負わせるとはっ……」








「なあああんて、そんなわけあるか……ふふふふふ!」





無二は瞬時に間合いを離し、警戒する。



無二「くっ、さすがは

裏黒宇王……少々侮っていたようね……」




裏黒宇王「ふん。こんな娘一人にやられるわしでないわ。

なぜ、わしが裏黒とよばれておるか………。思い知らせてくれる!!」




「はあああああああああああああああああっ……」



そういうと、体の中心に小宇宙が出現し、目つき、顔つきが

黒基調の異様な姿へと変貌する……


裏黒宇王

「とくとみよっ!!!セントル ドゥ プティコスモ!!!!!!」




無二「……ば、ばかなっ、体の中にまで宇宙っ 一体どんな仕組みだっ……??


くっっ、体がじりじり引き寄せられていくっっ……




このままじゃやつのおもう壺っ……きゃっ!!!!」




無二がほんのわずか体勢を崩すと、そこに容赦なく裏黒宇王が攻撃をしかけてきた。


裏黒宇王

「ふはははは、わしを裏切ろうとしたようじゃが

甘かったな……無二よ。。これで終わらせる……!!







ブラック オブ インヒビット!!!!




黒宇王 THE END OF レジェンドゥ


「釣破炒螺姉是!!!!!!!!ツリハイラネエゼ!!!!」








その瞬間、無二に容赦なく円型の魔力の塊が四方八方から

襲い掛かった。





無二「きゃああああああああっ………こ、これほどまでの魔力……一体どこからっ」


無二は両腕に大怪我をし、相当深いダメージを負った。。




裏黒宇王「ふははははははっ、わしに逆らうからこうなるんだ!!

これで分かったか、無二よっ………お前はいつまでも

わしの忠実なシモベ………」







無二「…とでもいうと思ったか?こんな子供だまし、なめられたものね……。」



すると、考えられないスピードで驚異の回復力を見せる無二・・・・・




無二「あんたんとこに魔手魔手いってるのがいたわよね。

私が本物の魔手で力の使い方ってものを見せてあげる………ふふ……」






無二「絶海魔手地獄!!!!!!

究真・尖魔手割き!!!!!!!!!!!」



その技を発動したとたん、裏黒宇王に無二が作り出した

異空間より真っ黒の魔の手が、体の中を芯から破壊するように

攻撃してきたっ。




裏黒宇王「ば、ばかなあああああああああああっ!!!!

がはっ……。う………うがあああああああああっ」





無二「散りゆく姿は……好きだわ・・。ここで

とどめさせるのも簡単。だけどそうね………。




王の座権力などすべて私に譲り、永遠にわたしのいうままになるのなら

ここで許してあげる……。どう、いい取引でしょ?」




裏黒宇王「………わっわかった……これからは

無二、お前が魔物界の王となれ……。」





無二「まあだ………口の利き方がなってないわね。。

無二様でしょ?王の座にお座りくださいじゃないのかしら?」




「私の機嫌損ねるのは、あなたが危ういってことよ?

わかってるわね……」




裏黒宇王

「ひ、、ひいいっ!!!はっ………も申し訳……ご、ございませんでした無二様;」




無二「わかればいいのよっ。ふふっ・・・ついに、ついによっ王の座が私の手に!!!!ぞくぞくしてきちゃった。さて、ここからが本題ね。」





その頃、絵美やシャーベット・未愛は………


未愛「私たち、よくよく考えれば松さんからの連絡を待っているし、それに

ゆきのこともめちゃくちゃ心配だけど………


これはあくまでも私の直感なんだけどねっ 

マツさんってどこか謎めいてるとこ、ないかしら?」


絵美「うーーん、言われてみれば。前の食事会の時に

自らうちらを誘ってくれて嬉しかったけど、食事自体は席を外してた、かなあ??


未愛の言うこともわからなくもないような……」




シャーベット「いつも私たちが本当に困ってる時、飛んできてくれますよね!

私すごく好感あって……。感謝でいっぱいですっ」



未愛「まあわたしは、マツさんのただの助手で……。詳しくは何もしらないんだけどねっ!マツさんがどこで何してるのかくらいは、知りたいなあって。」




絵美「尾行……するってこと??」


シャーベット「わたしも、本音言えばちょっと興味あるかもですっ!!」


未愛「そうなるねっ……マツさんにはうまくいっておくから<雪の連絡のことも>


準備が整ったら二人変装して、こっそり私と一緒に未来の国

へきてはどうかな??」


絵美「なんか、おもしろくなってきたかも!♪ ……雪が心配で、寝れへんくらいなんやけど それずっと考えてても気がおかしくなりそやし。」


シャーベット「ですねっ何かわかるかもですし……」


未愛「じゃ、一旦マツさんとこいってくるねっ!!準備でき次第

行動開始ってことで!」


絵美シャーベット「らじゃっ☆」


場所は違うが、銀黒宇王は……

無二の力がより一層膨れ上がったことをうすうす

感づいていた。。


銀黒宇「あやつ……どこまでの力を得る気じゃ。わしの手には到底おえない

ところまでいっとるわい、 身震いするほどの秘めた力一体……何する気じゃ……」


その小1時間後、すでに

未愛はマツと合流していた。


まつ「なんだい、改まってあちきに重要な話って……あんたから誘うなんて

めずらしいじゃないかっ」




未愛「あの、ゆきのことも心配で仕方ないんですが;;

日頃のお礼も兼ねて たまには未来で買い物でも一緒にしたいな~って」




マツ「それは、いいかもしれないねえ。ここのところ、大変なことが続いたからね……ゆきは今休養中だが、何かあれば真っ先にあんたたちに連絡するので。」



未愛「ですよねっ??じゃあ……待ち合わせは、未来の国

パルフェで明日の13時、AI時計台の前でいかがでしょうか??」


マツ「それでいいよ!あちきも楽しみになってきた、なにかないかぎりは

ゆっくりさせてもらうかねえ……」




マツ「そうだ、また学園前に異空間移動の穴を開けておくのでそこからはいっとくれ、じゃあ明日パルフェでまたっ!!」


そうしてマツとの未来での買い物という約束が交わされた。





~翌日~



学園前の異次元移動の空間の前に、

絵美シャーベット、みあが全員そろい作戦を練っている。


絵美「未愛、約束とりつけてくれておおきにっ!!ここからは、慎重にそっといかなあかんな・・」


シャーベット「ですよねっ、ひとまずマツさんと未愛ちゃんで

先に合流して……そのあとみあちゃんマツさんのとこから 戻ってきてくださいっ」




みあ「らじゃっ。じゃあ……私、いってくるねっ!!」




絵美「うんっ、ほんま気を付けてなあ??なんかドキドキしてきたっ……」




その後、未愛は13じきっかりに未来の国パルフェ

AI時計台の下で待ち合わせるのであった。


まつ「あっ、ごめんみあ~!!あちきとしたことが遅れちまって……

待ったかい??」

「あっいや、ダジャレでもなんでもなく……わかっとくれね……」




センスの良い、上品な佇まいで大人っぽく

どこか香りの良いコートをまとっているマツ。


みあ「いえっ!!今きたところですっ。さっそくお買い物いきましょうっ」

いつもおしゃれなみあだが、この日はいっそう気合が入ったおしゃれな

コーデで登場したっ。そうして、時は過ぎ………




みあ「え~~マツさん、それおもしろすぎですよお~~。あっ、私……その

お花摘みにいってきますねっ。マツさんここにいてくださいっ」


マツ「ああっ、わかったよっ!じゃあいっといでねっ。あちきはここでのんびり

させてもらうよ~っ」




今のところはこれといって、変わった点もないが未愛は絵美たちと現実世界で

計画どうり合流する。




みあ「ふううっ、なんとか……無事戻ってこれましたっ。マツさん察しがよくて、

何かと鋭いので気を付けて行動しなきゃです、」




絵美「おかえりいっ!みあっ。何かと世話になってるのに……尾行とか、

失礼かとおもうけど。たしかに謎すぎるとこあるからなあ~」




シャーベット「みあちゃん、無事でよかったあ!!いよいよ

未来の国パルフェに潜入。なんだか

少しわくわくしますっ。」



未愛「ここから、正念場ですねっ!!絵美さん、シャーベットちゃんくれぐれも

慎重に……。パルフェは、基本的に最新型AIによって

人々や、国さえも管理されています


近距離では

不自然なドキドキも読み取ってしまう未来の

魔かろんという自動徘徊監視システムがうごめいているので、、


極力自然に自然に行動もふるまってほしいんです><」



マツさんと離れてそろそろ20分になりますっ。ここからはきづかれないよう

つけましょう??」


絵美「了解っ、さて……こっからやな、気合いれて静かに静かにいかないと・・・」


シャーベットはかたずをのんで、出発の合図を待っている。




みあ「では……いきましょうっ いざっパルフェへっ!!!」


そしてバクバクなる鼓動を抑えようとしながらも、

3人は異次元移動し、パルフェへ向かうのであった。










~~未来の国 パルフェ~~





絵美「こっ……ここが未来の国パルフェ。。」

そういいつつ空を一旦見上げつつ驚きを隠せない絵美。



宙にある巨大メガ広告VISION

「未来名物……、エクレア味~~魔かろん味!

そして未来限定やばみ肉+確定未来ごっつまいう~味もあるよお~☆


おいし~♪えくえく、れあれあっ 魔っかろおおおんっ!

じゅわっとあなたのお口に はいどうぞΩ☆」



そう広告が流れると絵美やシャーベットが食べたいと思ったからか

口の中においし~味が広がりだしたっ。




シャーベット「……すっ・・すごい。おいしいいいいいいいいっ

どうなってるのおー?!!


それにあの乗り物、それに……なんていう速さなのっ。」


絵美「こりゃいいわっ!!!思っただけで口で試食できるとか、

まじかああっ。未来の世界でもやばみ肉は超うまいて!!!;」




未愛「満足してもらえてよかった^^あれは、家庭用の現代社会でいう車のようなもので、


最高時速は一応400キロでる設計にはなってますね……


それはそうとお二人、案内しますっ。 こっちですっ!!」



そう告げると、AI時計台付近の草むらに

一時身をひそめる未愛たちであった。


シャーベット「私たち本当に未来に来てるんだよねっ。さっきから

見るものすべてに驚いてしまって……」


「マツさん、まだいますねっ!!ここからどうしましょうか??」


絵美「ほんまやなっマツさん確かにいるっ!一人でスマホとかも

持たずに誰かと話してる??! ただの独り言かな、」





みあ「見る限りでは、そうですねっ……結構時間過ぎちゃってるけど

動きが、まだな………


あっっ 移動し始めましたよっ!!」


「絵美ちゃん、シャーベットちゃんっどこへいくのかこっそりあとをつけましょうっ。」




絵美「らじゃっ。なんかこういうのうち好きやわ~!」


シャーベット「絵美ちゃんっ、冷静にねっ。ほんとどこいくんでしょうか……みあちゃん気になってるんですかね、

あっあんな細くて暗い路地を入っていきましたよっ」


みあ「そっと、物陰に隠れながら路地裏いってみましょ!!」


そう伝えつつ3人は、気持ち忍び足で移動した。


ふときづくと、そこにはさらに地下へとつづく階段があり


一見何かのお店のようであった。




絵美「こりゃ………本格的に、怪しくなってきたな・・・マツさんのイメージがわからんくなってきたかも。


なんのお店?なんだろう??

シャーベット「ですね、こんなところに何の用が……謎が深まるばかりです、」


はてさてマツは一体全体何者なのか?! 何やらお店らしき場所に入っていったマツ。

次回につづくっ!!こうご期待くださいっ

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