第27話 ほぼほぼゴ……

無二「ふふ…………これほどまでの素晴らしい力が、私の手に染みこんでいくようだ……

。」


未愛「あ………あああ……」


無二「未愛は、そこの私がつくったゲートから現実世界へ帰っていい。

感謝する。 だが……にぇにぇ、おまえはまだ役割があるから

ダメだ。」


にぇにぇ「………にぇええ。」


無二「さて………未愛もいったようだし次は、すべ愛をこちらに呼ばないとな。」


すると、無二はこめかみに手をあて何やらすべ愛に連絡を取っているようであった。


にぇにぇ「お………おそろしくて声が………でないにぇ、、震」


すべりゆく愛の黒宇「無二様……ふふっこちらもかたがつきました。ええ、ええ、

もちろん始末したざます。……そうですか、無二様ついにあのご決断を……


はい喜んでわが身を無二様に捧げとおございます。。では、のちほど」


無二「まだ少し早いが、実に忠実な部下であった。さすがにこれには敬服の念を隠さずにはいれない、

もうすぐ……


もうすぐだ!!!!ふふふふふふ」


にぇにぇ「い、いったい……なにを考えてるにぇ?

忠実な部下であった。なぜ過去形にぇ……。それに


かたがついたにぇ……?!!

嫌な予感しかしないにぇ;」




無二「さあ、なぜだろうな??過去形にしたのは理由がある。

その会話の10分後


すべりゆく愛の黒宇王

「無、無二様っようやくこちらに参ることができました。

私無二様のためなら、喜んでこの身を捧げましょうぞ!!!


無二「そうか……。いろいろとお前には感謝している。覚悟が決まったら、

昇華してくれ……。」


すべ愛が、こくりとうなづくと

体全体をカラフルに染め上げ、ほんのすこしづつすこしづつ

空へと消えていった。


にぇにぇ「………にぇ、、にぇ………あ・・あ・・

な、なんてことするにぇえええええ><敵とはいえ

ここまでするのかにぇええええ;」


「それに絵美やシャーベットはどうなったにぇ??!」




すると、ひらひらと最後の虹の息吹

神秘のパール色が舞い降り、無二が手のひらに受け取った。


無二「………ご苦労であったな、


お前の思い無駄にはしない。さて……

最後の仕上げといこうか、ふふ・・」




そのころゆきは、ある妙案を思いついていた。


ゆき「私、思ったんだけど。ここがどこで、無二がどこにいるかなんて

あとから考えればいい。仮に私を無二が何らかの方法で手に入れたとすれば………


届くまで、声を発していけばいいって!!!」


アシッドん「ほうほう。そううまくいくかなあ?


意気込みはすごいものがあるが

俺様がいることを忘れたのか?まあ、試してみるがいい。」




ゆき「無二ーーー!!! 聞こえてるんでしょ??! ここどこか知らないけど

私を一体どうするきなのっ 私、無二のことがだいっすきで大好きなんだよ><


なのに、どうして……どうしてこんなことするの!?答えてよ・・」




アシッドん「あっれ??もお終わりか、ゆきお嬢。思ったよりあっけないなあ、はっは。


ま、せいぜい頑張ってみな。おれあ、もうひと眠りするからよっ」




ゆきは、その後も叫び続けた。アシッドんが眠ってからはや、4時間半が過ぎようとしていた。



ゆき「こんなことしててなにになるの?!! 思い出してっ、無二。

お誕生日会の事、そう パワーブレスレッドや、線香花火………



あの日無二、こんな私に後ろからぎゅうって抱き着いてたよねっ。

あれ本音でしょ??!」



「わたしまほさんのことは、ショックだったよ!!確かに私のあこがれの人だったのも否定はしない。

けどねっけど……だからといって無二をおざなりにしてたのは それは違うよっ??



愛ってあるけど……言葉や態度だけじゃない。目に見えない、言葉にうまく言い表せないけど

相手のことが大好きっていう想いもきっと、きっとね……?


愛っていう形だと私は思う!!!」





アシッドん「………ん・・まだやってたのか。いい加減に諦めたらどうだ……。

俺様がいる限りゆきお嬢のお願いは、届かない。そう、決してな」


「もうひと眠りす……」




アシッドんの発言に関係なく、


無二に、まるで訴えかけるように大きな声で、空気が響き渡るように

叫び続けるゆき。


しだいに彼女は息遣いが荒く………声にならない声になっていった。


ゆき「はあっはあ……ぜえっぜえっ、げっほ、けほけほっ。

私を重い女と、無二は思うか……しれないけど、それでいい!!!



あたしの無二を想う気持ちにそんなウソをつくくらいなら、はあっっはあっ、

重くて濃厚な想いを無二に届けつ……けるよ!!!」


「たとえのどが……のど、けっほ、。 のどがなかったとしても

私の心は叫び続ける。無二が宇宙1大好きだって!!!

だってね文字通り唯一無二なんだもん;;



ただ……こんな、こんなやり方は‥間違ってるよ涙」







所かわってにぇにぇ&無二は、



にぇにぇ「無二……どうかしたにぇ??」


無二「いや。なんでもない。なんだか一瞬熱くて懐かしく、苦い味がしたような……

気のせいだ。


それより……おまえの出番だにぇにぇ。


このパールの虹の息吹を……いよいよここへ、はめる時が来た。」





にぇにぇ「にぇ、、怖さで体が動かないにぇ;」




そうしてついに虹の息吹がすべて揃い、にぇにぇの体が七色に光りだした!!!




無二「ふふ………書物庫で読んだとうり 本来にぇにぇの虹の息吹は

お前たちにとっては何者かにとりつかれている状態を開放し、


世界を救う力となるはず。だった………だが、」


「奥底なる想いが強すぎるものが使うと、あのラストゲートとともに

2重で真の魔力を開放できるとあった。



みよっ!!!この力をだれが越えられるっ、

はっはっはっははっ」



「さて……私が向かうべき場所はたった一つ・・・あの場所へ、急がねばな・・・」



悪魔のような笑みを浮かべる無二・・・。その姿を見た途端、あまりのやばさを感じたのか

にぇにぇはゲートへと即姿を消した。



時は少しさかのぼり、絵美はあのすべ愛との戦闘でどうなったかというと………。


絵美「ま……まだや、う……うちと仲間のきづな、 なめんとい……てっ」



すべ愛「まああなんてしつこいざんす。 仕方ないざんすね、あの手だけは使いたく

なかったざんすが、 ごごごごごごご………!!!!


絵美「なっ、なんやっ!なにしてん・・・おばはんの姿がみるみるかわっていきよる;」


すべ愛「私の中の人の力全開放ざんしょ!!! 完成系 ほぼほぼゴリラっ。」




絵美「な、なにかとおもえば

………ほぼまんまやないかっ、気合い入れても力はいらへん・・・」


すべ愛「ふっ、最後にあたくしがどうしてこんな立場になったか教えてあげるざんすのよ。

今までに名前のごとく 


恋愛面で、フラレに振られっ大好きな人に累計5万回は振られたざんす。

振られた分だけ強くなる……なんて迷信もいいとこっ。


全部全部っ何もかも環境や

まわりがいけないんざんすっ!!!!そう……なにもかもっ怒怒






あーーーたこの気持ちお分かりになって??」




絵美「なん……や、そんなことか……は・・は。そんなもん恋愛にはつきもの、

すべ愛が悪いとはいわん。確かに悲しみにくれる日も……あるやろ、、けどな・・・」




「それを……全部が全部人のせいにして

悪に陥るってなんかが違うと思うでっ!!うちおこがましい……か、はは、」


すべ愛「あーーたなんかに何がわかるざましょ。



よくみるとあーーーたかわいいざんすね、


一つだけ提案ざんすが、あたくしが育てたコレクションに標本として

コレクトしてもいいかしらね……??」


絵美「だ……だれが、悲しみコレクションなんかに…、げっほ、」




すべ愛「いわせておけばああああ、この娘。もうおこったざんすっ!!!

ほぼごりらの極み、重圧エレクトリカルヒップ!!!!」




絵美「……ぐはああっっ、くっ……しもたな、

ほぼほぼ・・・ご・・・なめるんやなかった;」



そうしてその後絵美は地面に力尽き、伏せた状態のままになった。


絵美とシャーベット、絶対絶命!!!!!と

思われたその時っ こちらにコツコツと足音が聞こえてくる。。。









????「だ、だいじょうぶですか??今手助けしますっ!!」


絵美「あ、あんたは………たし……か……」


シャーベット「はあっはあっはあ、はあ……助かったの、私たち・・・・

だれ?」







そこに現れたのは、以前魔物界の城で出会った

まゆであった。



そう、一見何かを企んでいるかのような不敵な笑みを浮かべ


ながら手をさしのべ助けようとしていた……。


彼女は・・・敵??!なのか、味方なのか。。

次回明かされる彼女の秘密とはっ こうご期待っ

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