第21話 ゆきの運命、そして謎の個性的超大国の実態?

「きゃあああああああああああああああっ」







ゆきが落下してから、おまつり川の神輿の上を

流されていき その後半日後のこと………




魔物界特設スイーツルームに拘束されたゆき………


無二「ふふっ………かわいいかわいいゆき。居心地はどう??」


無二「独房とは思えないほどの、かわいいインテリアが凝っていて、すっごおく

快適なお部屋にアレンジしてみたの。そう、ゆきだけのために想像もできないほどの強度に仕上げてね………♡


「まだ意識ないみたいねっ、ま、長い時間この素晴らしい景色のお部屋でくつろいでいるといいわ。定期的に見に来るわね・・ふふっ」





一方ムミは、実際のところ今現在どうしているのかというと………それはムミが無二の優しさや、穏やかさ、詰めの甘さを全てはがそうとしたときのこと………




ムミ「そう、、もっとこっちへいらっしゃい………そう、もっとよ………」


無二「こっ、こうか………??」


ムミ「そう もっと、もっとだ………ちこおよれ……」











無二「うわあああああああああああああああっ!!!!


む、むみ………わたしに、わたしに……


な、なにを……したっ。。……」











・・・・・・・・・・








とでも言うと思ったか、ムミ。


ムミ「なっ………こいつ


なんなんだこの得体のしれない奥底にあるエネルギーは……ありえん、。

これほどの真意を隠し持っているなど………到底……」





無二「真空剣・パララアイソード!!!!!極・真髄斬り!!!!!!!」


ムミ「かっからだがあああああっ、あつ、熱い!!!!ぐあああああああああっ、」







無二「粉砕屡「こ・く・る!!!!!!」









すると、ムミが粉々の砂のようにされ、床一面に散乱した……







無二「私そのものでもあるお前は


私の、ゆきへの想い。そしてどれほどの執念、信念、覚悟が奥底にあるか甘くみていたようだな………」



同時刻、絵美たちは………



絵美「ゆき………守れへんかった。。うちがいながら……

うちは何のために助けにいったんや;」


にぇにぇ「………絵美のせいじゃないにぇ。

いつものじゃじゃ馬らしくないセリフにぇ……。

にぇにぇだって 絵美に元気でいて欲しいにぇ。。」



シャーベット「絵美ちゃん………自分を責めないでっ、ゆきちゃんきっと大丈夫だから!!!私、そばにいるよっ」




未愛「今回の一件はすごくつらいね……;けど、無二はゆきのこと大好きなんだから、そんなむちゃくちゃしないと思う!!!きっと、うん大丈夫だよっ」


絵美「ありがとお、ほんまに・・。ちょっと元気出た;」




未愛「うんっ……あ……気分少しでも変わるといいけどマツさんから連絡きててねっ!!ちょうどそのことも、話したいしお食事でもどう??って」


シャーベット「それはいいですねっ!!!私もゆきちゃんのために なにかしてあげたい。。。絵美ちゃんももちろんきますよね??」



絵美「そやな!!うんっもちろんいきたいな♪

そういや………マツさんと食事なんて初なんちゃう?知ってるようであまり知らない・・」



みあ「私は、いうなればマツさんの助手みたいなもんだけど………確かにあまりよくは知らないかな?」


シャーベット「なんにしても楽しみすぎますねっ!!

ひょっとしたらゆきちゃんの情報も得られるかもですし♪」


絵美「うん。やっぱちょっと元気出てきた……かな、ゆき・・・・無事でいてくれ、、。あんたがおらんと……。


それに無二も、どうにか戻ってくれ、もとに;」



にぇにぇ「やっと、、馬力あるお騒がせ娘の調子出てきてよかったにぇ!!!」







絵美「;;ばか、へんてこ、そういうのやめ;」



そうして迎えたマツとの食事会当日・・・・・


マツ「集まってもらってそうそう、悪いんだが今回は、色々と本当にすまなかったね……

あちきがもっともっとお前たちの動向をチェックしていれば……くっ。こんなことには;;」



絵美「マツさんのせいじゃないですよ!!!

今回のこと、考えてたんですが……誰のせいでもないって事だけは少なくとも言えるって断言します。私も最初は自分をせめていたけれど……。」


さりげなく、にぇにぇもこくりとうなずいている。



シャーベット「そうですよっ!!!ゆきちゃんのことも……もちろん心配ですが、今は食事会楽しみましょうっ」


未愛「うんうんっ。ぱあーーっとね、たまには・・いいよね?」


マツ「おまえたち、、ありがとう。。恩に着る。ゆきはおそらくだが無事だ。


その、ただ今回集まってもらってなんなんだが………。



あちきは自分で誘っておいて、なんなんだが;


食事はどうしても事情があって、周りの子らと共に食べるのが苦手でね;


すまない!!一人でさせてくれないか。お茶とかなら全然いいんだが、悪いねっ!!」


絵美「わっわかりました!!まつさんがそういうなら……!」「そういえば……あのす魔ほ歩きガールちゃんたちどうなってんろ?

あいつ……確か今どこにいるでしょうか??とかクイズ出してたよな……。そのこともなんとかせねば・・・」


マツ「どうやら、そのす魔ほガールたち自身にも

原因がありそうだね……。何か怒っても仕方のない事をしでかした可能性が。」



「悪い、通信棒に連絡が入ってた。一旦席を外すよ、すぐ戻る!!」


そういいつつ、マツは一人で席を外した。



すると………どこからともなく






「・・・・


っ!!!!」








かすかだが声にならない声が

聞こえたような聞こえていないような気がした。


シャーベット「ぐうううううううう、」「きゃっ、はずかしっ食べてるのにお腹の音が;」






絵美「???さっき、なんや音がしたような……してへんような……?


あはははっ、シャーベットもそりゃこんな豪勢な食事あったらそうなるよねえ!!」



その会話で一同談笑していた。







15分後~~


マツが少しにこやかな表情で戻ってきた。

絵美「あっマツさんおかえり!・・?

絵美内心:気のせいか、マツさんが心なしか、何センチか大きくなってるような……

ただのうちの疲れ目やなっ♪目薬、カバンはいっとったかな?」


マツ「ちょっと席を外している間に思いついたのだが、今のままいっても……

残念だが、おそらく無二からゆきを救出するのは困難だ・・・


どうやら、無二にゆきは捕えられているらしく……。未愛なら分かると思うが

銀黒宇王より比べ物ならない強度のスイーツルームにいるらしい…!!



その場所が……全くもって不明で、少なくとも銀黒宇王のいた場所付近には

存在しないらしい。そこで今の所気になる国が2つあるんだが、いってみるきはないか??ひょっとしたら何か分かるかもしれないし……」


「その二つの国とは、満月の色が変わる日のみ現れる、

シャンジュ・クルールリュネCCRと

もう一つはお前たちも聞いたことあるかもしれないが七色大陸だ。」


絵美「スイーツルームってとこに、、ゆきが・・・。

場所の、検討が一切つかないんですね;;」



「そうですねっ!!ここでじっとしとっても

ゆきのことわからんし……。シャーベットや未愛がよければだけど、どうかな?」


シャーベット・未愛「わたしたちもぜひっ助けにいきたいし、お願いします!!!」


絵美「決まり、やなっ♪」



マツ「すまないな、ありがとう!!一旦次のカラフルな満月の日がわかれば連絡を入れる。」


無二は、その頃裏黒宇王に呼び出されていた。

裏黒宇王「わしじきじきに呼び出したのは、ちと尋ねたいことがあってな。。前にもこんな事をきいた気がするが、


ムミを、最近ばったりと見なくなった。まあ、古代の無二、つまり古代のおまえらしいが……。わしらでも詳しくはわかっていないが、

何か聞いているか??」


無二「そうですね……。ムミ自身いわく{わらわには

荷が重すぎる……。もっと力を付けてから再び裏黒宇王様のお役に立てるよう姿をくらまさせて頂きます……と申しており・・」


その瞬間、




裏黒宇王「魔界匆匆!!!!!!ブラックローズデフォンドゥ!!!!!!!」









一斉に空から放たれた、1000本の矢が無二を襲ったっっ。







無二「っ、、くっ・・・!!!!」服の裾に何か所か大穴があいたが、間一髪で

どうにかさけた無二。




裏黒宇王「………冗談はよせ。次このような事申すと、ちまつりにあげるぞ。



それと次にわしが間接的に支配する国は、もうわかっておろうな!!!?」



無二「はい、もちろんでございます!!!必ずや裏黒宇王様のナワバリが増えていきましょうぞ……」



無二内心:少々侮りすぎていたな……。用心せねば……




そうして、シャンジュ・クルール・リュネ「CCR」とよばれる満月の日が訪れた。


日の出と共に24時間だけ現れる国!!!!










ごごごごごごごご…………!!!!!!








地鳴りとともにとてつもなく大きな音を立て、国が浮かび上がってくる・・


すると30分もしないうちに、国中がにぎやかに

繁盛しだした。


とある漆黒のフード女性

「今月もやってきました!!CCRでの、無料来場者プレゼント♪♪

来場者の方全員に、にゃとりょーしかをプレゼントしておりまあす!!!ぜひぜひ、この機会に受取り夢の、来世保険をゲットしちゃってくださあい!!☆」


CCR国民「今月もいよいよきちゃったなあ!!

たしか魔力を<にゃとりょーしか>に、いちっばん集めた人が、理想のような確定来世を手に入れられるんだよなあ? こんな熱いものが他にあるかってんだっ」


国民女性「そうよ!!私は来世は大金持ちになって、

イケメンにもてまくる超美人に生まれ変わるのよっ。

絶対に勝ち抜いて見せるわっ!!!」


国民女性B「なんて傲慢な、といいつつ私も今度こそは美形に生まれ変わって、人生の大成功者となってそれで……それで、誰より悪運強い人になりたああいっ。あなたたちに負けないわっ!!」


子供たち「わあああい、にゃとりょーーーしかだあっ☆☆


おねーーーさんありがとお!!!」



とある男性女性「俺らにもにゃとりょーーーしかくださいっ。わたしにもひとつ!!」

そうしてものすごい数のにゃとりょーしかが配られた。


司会「えーーー本日お集まりのみなさん、ようこそCCRへっ!!!月に1度の確定未来をかけた魔力争奪戦。いよいよ今月も始まります!!


ルールはいたって簡単。お手持ちのにゃとりょーーしかに、魔力を一番多く入れた者が、栄光のご自身の理想の未来を約束されます♪

この機会にぜひチャレンジしてくださあああい!!」



会場全体「うおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!!!」


そうしてCCR魔力争奪戦が始まっていった。


CCR国民男性「ば、ばかなあああっ・・・お、おれが負けるとは・・・ぐっ」


CCR国民女性「油断大敵ってね。まだまだのようね………ちっ新手か!!!!」


CCR国民キッズ「おねーーーさんっ、、僕が魔力もらっちゃうよおおっ。ブラックエンカウント!!!!魔界の導きっ!!!!!」



CCR国民女性「きゃああああああああああっ………っ

ま、まさかこんな子供に・・・・;」


CCR聖獣白虎「ぐるるるるるるるる、牙裂迅・崩壊!!!」










そうして、あっという間に

今月の優勝者がエルル―とよばれる女性に決まり

みなから多大な称賛を受けた。


エルルー「ふふっ……やったっやったわっ!!!これで私の来世は約束されたわあ!!!!!とうとう、とうとうよっ。現世で苦労してもいい事は必ず来世であるのよねっ!!!」





「わたしこそが来世の勝者だわああああああああっ「大歓喜」









その4時間後マツから連絡を受けた絵美たち一同は、

早速マツの伝えた場所へと向かった。


絵美「こ、ここが……CCR!!!絶景で、神秘的な場所やなあっ♪♪」



「ゆきいたら、、一緒にもりあがれそうやのになっ。」


シャーベット「いよいよ、来ましたねっ!!月に一度月の色がピンクに染まる時に、国が現れるだなんて・・・ロマンチックう」


にぇにぇ「おてんば娘え……あまりあちこちで食べすぎるなにぇ??気をつけないとぼにょぼにょ娘になっちゃうにぇ……」


絵美「な、なんやとおおお!!!もっぺんいうてみいいっ


ぶうぶうにぇにぇえっ!!!」





未愛「あはは、でもいつもの絵美ちゃんでよかった♪雪が心配やけど・・。」


絵美「あっなんか配ってたみたい…?うちまだあるかちょっときいてみる!!!!」


「ええええ、にゃとりょーーしかもうおわったんかあ……

あーせっかくやしうちの腕のみせどころだったのになあ。。」


シャーベット「それは、残念ですよね……仕方ありません……。今回はこの国を観光し情報を集めていきましょう!!」

みあ「そうね、、私もひそかに楽しみにしてたんだけど仕方ないようね。。」



みあ「なんだか、??私の気のせいかしら、

この国の人こんなに少なかったかしらね・・・」


絵美「みあっこっちきてみい!!これもっこれもっマジうますぎるで??ここうっまいもんいっぱいやわあっ♪うち、めっちゃ気にいってんけどっ」


CCR女性ゆっこ

「すまんが、旅のお方。ちょっと話を聞いてくれんかね、この国は・・・ある時から一変した。」


絵美「なにがあったんですか、おばあさん。。」



ゆっこ「それがの……昔、このイベントの初期は

確定未来だの、次の人生がすばらしくなる事を約束するだの、言われてもだああれも信じようとしなかった。



なのに、とある時から、まるで刷り込まれたかのように<確定未>理想の自らの未来が選べるというものを

本気で信じだす国民がでてきたのじゃ・・・・・」



シャーベット「そんなことが・・・。でもどうして、信じだしたんでしょうか……さっぱりわからないですよね」


ゆっこ「あたしにもわかりゃせんよ。ただ、ちと最近小耳にはさんだのが

映写機がどうこうとか……げっほげっほ・・そういううわさがちらほらあるにはあるが」



絵美「めちゃくちゃあやしーーやないかっ。


それ……。ちょっと身に覚えが、あるような。

一回調べてみたほうがいいなあこれは!!!」


シャーベット「ですねっ、私も映写機と言えば・・覚えがあります……」


絵美「おばあさん、ありがと!!うちらにできることあったらまたいうてなっ」



裏黒宇王「無二よっ、某国の計画は順調だろうな??なかなかに力つけてきた証に、

うぬを<鬼継姫>に昇格させてやる!!!これからも精進せえよ」


無二「もちろんでございます!!!ありがたきしあわせっ!!」


某場所「ど、どこなんだここはーーー!?

出してくれえっ、何も見えない!!!!おおおおいいい、だれかあああああっ」




「きゃあああああああっ、真っ暗闇、一体わたしどこにいるのおおおお???」


アナウンス「さあああて、本日予定になかった、サプライズ

特別イベントと称しましてっ~ 特大の魔力をもったお客様が、この会場にいらっしゃるもようでええすっ。早速お写真公開!!!!」


「この4名となりまああす♪

この人たちを捕獲し、<にゃとりょーーしか>に魔力をすいとった暁には 特別に

もう一人を確定来世を選べる権利をあたえまああああす♪」


「なんだってええっ!!!ものすごいちゃんすじゃないかあ♪♪きゃあああーーーーーーーー」



すると、ぞろぞろと獲物を狙うかのように、 

えみたちの周りを猛者たちが<にゃとりょーーーしか>を

持ちながら取り囲んだ!!!


さてさて、大ピンチを迎えた絵美たち・・っ はたして、どうなる!!絵美たちの運命やいかにっ??

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