第10話 動き出す、それぞれの想いと@@@@パーティ
そうして裏黒宇王と未愛が、無二家に帰宅すると
夜更けにもかかわらず赤いランプで、あたりは騒然としていた。
有愛「ええっ、まるでこの世界の人じゃないような、それはもう怪しい人?でした!!どこにいったのかしら……」
未愛
「た、たっだいま、なにかあったの??ごめんなさい心配かけて……」
裏黒宇<変装中>「ど、どうも夜分遅くにごめんなさい
はじめましてっ。裏く、あっ裏子です……」
有愛「あっおかえり!!未愛、どこ行ってたの??
未愛「いやちょっとね………」
有愛「未愛……もうどんなに心配したか……あらっずいぶんかわいいお友達ね?こんな夜更けに……
はじめまして??」
有愛が鋭い眼光でにらむ。
裏子「は……は、じ……め……ま……し…… た……。」
有愛「はじめましたあ~~?! そういえば……あなたさっき裏……」
未愛「わーーー!わあーーーー!!!!まっママっ……もう遅い時間だし
二人とも疲れてるからっ……」
有愛「ふ~~ん~~?! なあんか……あやしい……。」
未愛、裏黒宇「ま……まあちょっと、私たち急用があって 急いでるから後でねっ!!」
そう言うとこの世で最もおそろし~ものでもみたかのように、
猛ダッシュで階段を駆け上がる裏子。
未愛「さて、じゃあ話してもらおうかな……まず、
なんでこっちの世界にきたの?」
裏黒宇「……まあだひざが震えとるわい、、よくあんな地球の魔王と生活を……
わ、わかった・・・」
裏黒宇「それはだな、ひょっとしたらもう気づいてきてるのかもしれないが……
無二の件でどうしても伝えねばならん事があり、参った。
それは無二の奥底に秘めた本音のエネルギー(嫉妬や妬みも含む)が
、徐々に暴走の前兆をみせておる……わしは仮にも裏黒宇王だが、あやつがどれほど末おそろしい子か……
原因は、おぬしら察しておるんじゃないか?そこでだ、今回わしの尻尾を持ってきた……といっても今は小型化され持ち運びできるようになっておる。
これはだな……はるか昔わしがとある勇者に倒された時、尻尾を切られたものを数百年保管しておいたもの。
基本的に回数の限度があるが、無二との対面で危ないときにちょっとは役にたつはず?じゃ。わしの尻尾は長い年月で再生するので問題ない。
ただし・・・これを万に1つ、いや兆に1つ
なくしたりした場合や
無二の想いが予想以上になった場合は……
わしにも止められん。そこでだ、お仲間たちで無二をくれぐれも刺激しないよう、そうならんよう予防してもらいたいんだが……
以上だ。」
未愛「分かったわ。ひとまずこの尻尾は預かっておくわ……。
裏黒宇王「それと、わし個人的な事になるんだが
一応は今魔物界の王座におるにはおるが……
誰も王座=最強とは言っておらん……。
それは日々、隙あらば
座を奪おうとするものたちに囲まれているということ……。わしの気持ち、どんなにそれが怖いか;今こんな姿だが、威厳をたもたねばならぬ……
未愛「トップもなにかと大変なのね…;」
そうして
裏黒宇王は、その日ツボから魔物界へ帰還していったのであった。
翌日、ゆき絵美たちは直接学園へ向かったのだが
時間が早かったためか、まだ無二はきていなかった。
ゆき「おっはあ、絵美!まだ無二きてないみたいだけれど……ちょっとこないだの事。気になることがあって……」
絵美「おはよお、ゆき☆ああ、多分やけどキノコ食べ終わったあとの
ことやろ?
あんとき……うちらが空いた時間で、それぞれの前世だけ笛で呼び出してみてんなあ。
ゆき「うんうん……そのことなんだけどね……あたしは、まさかの
前世がフクロウだったなんておどろいたよお!!!まだ実戦はないけれど、かわいく思えちゃうかもっ☆
絵美も、その独特だったし
あのゆっくりゆっくりしたとこや話し方がまたかわいいよね!!
ただ……何回何十回絵美が無二の前世をよびだそうとしても
どういうわけか一向にわからなかったんだよね、ピンクの煙ばっかりで……」
絵美「そうねん!!不思議でしゃあない、あれは。」
ゆき「それに……あの時黒植宇王がいってた、双子がかつて村を滅ぼしたとか……」
絵美「あれは、敵のいうてた事やし気にせんでいいとおもうなあっ?」
ゆき「今度ハローウィンイベントがあってねっ!!私思うんだけどやっぱ、イベントとかいっぱい無二たちと一緒の時間すごしていきたいなっ」
絵美「その考えいいね♪仮装とかあるんでしょ??うちも楽しみになってきたあっ」
無二が構内へ到着する10分前の出来事~~
水晶玉を見つめる謎の女性「そこのおぬし、そうおぬしじゃ……余がおぬしの前世を言い当ててみせようぞ。」
無二「私??あやしいわね……
今急いでるんだけど
ほんのちょっとなら見てもらおうかな……
謎の女性「ではさっそく、おぬしの前世の姿をこの特別な水に映して進ぜよう」「………うむむむむ、
おかしい……今までこんなことは一度たりともなかったのだが、
水面が、真っ黒に染まりだし
何一つうつしだされんとは………
その時一瞬にして、特殊な水が蒸発し消え去った。
謎の女性「こ、こんなことが………おぬし、一体なにものじゃ……」
その後、無二がいつもと同じように学校に到着する。
無二「おはよお、ゆきっ絵美!」
ゆき「あっ無二、おっはよお。あのさ今度ハローウインイベントするんだけど、無二もくる??私ね、無二がいないと………」
絵美「ゆきもこういうてるし、行こうやあ無二いっ☆」
無二「うっ、うん!!じゃあ、私もいこっかな☆」
ゆき「やったあ!!!くううあたしの選んだ、ベストフレンド♪♪」
絵美「ははっ、よかったなあゆきっラブラブやなほんま」
一方そのころ、魔物界では
裏黒宇王が帰宅していた。
裏黒宇王「よお、わい今帰った。」
裏黒宇王D「だ、だれだこの華奢でかわいい、女性は??!裏黒宇王様はいずこへ………
裏黒宇王「だから、。わい今帰ったというておろうに。
わしじゃ。裏黒」
裏黒宇王D「………こんなかわいい娘、魔物界にいたか?
全く裏黒宇様、本当にどこいかれたんだ……
館内を探してこなくては」
裏黒宇王「まてというておろうに、見よ!!この尻尾、これで分かったじゃろ??」
黒宇王D「た、たしかにこれは裏黒宇王様の尻尾……た、大変失礼いたしました!!!」
裏黒宇王「分かればいいんだが……「ここはわしがびしっと威厳を保たねば。しかしまさか土産にこんなふりふりのをもらったなど、断じて言えん;」
黒宇王D「そういえば、人間界ではハローウィンというイベントらしきものが
毎年にぎわっておるようで、
「裏黒様はご参加されますでしょうか??!」
裏黒宇「わし??!ちょっとその件考えさせてくれ。」
黒宇王D「なんでも、明細書を
くれなきゃ、制服きちゃうぞ!!!」とかいう噂だとかで……他にも黒宇王達がなにやら企てをたくらんでいるようです。
裏黒宇王「そんな噂がまわっとるのか……これは確かめに行ってみるべきかもしれんな……」
そうした中、学園の休み時間にマツから突然着信があり
ゆき「もしもし、マツさん??急にどうしたんですか?
マツ「もしもし、ゆきか??たのしんでいるとこすまない………
ちょっと、大変な事がわかってな。。それは
ずいぶん前に無一というもの、覚えておるか?
やつには、娘がいることが明らかになったんだ。」
その娘無三「むみ」というのだが………簡単に言えば<無二の遠い遠いご先祖>のようなもので
「ちとやっかいな娘な上、気をつけなきゃならない事が起こってな。また詳しく説明するが
下手をすると……現実の世界にまぎれこむ可能性がでてきた。
あちきのリサーチ不足だ、本当にすまない!!」
ゆき「それってかなり、まずいんじゃ………
とにかく、用心にこしたことないですね汗
ゆきは考えた末、このことは無二にはだまっておくことにした。
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