Magic Number

Magic Number

９という数字は不思議な力がある。

なぜ９なのだろう・・・。

両手を使って数えられる数だから・・・。

一桁最後の数字だから・・・。

野球は９人でするから・・・。

九九にも９の段はあるから・・・。

全然関係なさそうだ。

女の子に今まで寝た男の数を聞くと必ずと言っていいほど９人と答える。

もちろん、９人以上の男を知っている女の子に限る。

十五人知っていようが、三十人知っていようが９人と答える。

９と言う数字は女の子にとって最終ラインなのかもしれない。

確かに男の僕にしてみれば十人と言われれば適当に言ってる気がするし、十一人じゃ多い気がする。

じゃあ、八人だったらどうだろう・・・。

信じられるかもしれない。

本当は９人でも充分信じられるのだけれど、経験が彼女達の嘘を見抜いてしまう。

僕も他の男達と同様すぐ女の子の昔の話しが聞きたくなる。

そして、それはいつも９の場合が多い。

きっと他の男達も９と言う数字の嘘には気付いていると思う。

だからこれからは男に昔の男の数を聞かれたら八人と答えて欲しい。

君が何十人の男と寝ていようが、それを数えていたら寝てしまうような数であっても八人と答えて欲しい。

正直に君が二十七人と言うよりも見え透いた嘘の八人のほうが男はうれしい。

そして、男達は見え透いた嘘には気付かない。

これからは使い古された９は止めて八で行って見よう・・・・・・。

(注意事項）

１、新しい彼と寝る前に聞かれた場合は七人と答えておかないと彼が八人目になりません。

２、馬鹿な男は同じ事を何回も聞く可能性があります。　いつ聞かれても八という数字が出てくるように本気で彼が八人目だと自己暗示をかけてしまいましょう。

３、数字の不得意な女の子は「片手と少し」と答えておきましょう。