第2話 記者の覚え書き 関係者1
キャロライン・ルルイエ。
イギリス人。一九三〇年失踪。当時十八歳。
明るい栗毛を肩の高さでカールさせていた。
瞳・薄茶。
眼鏡着用(現代の感覚でいうとかなり古めかしいデザイン)。
視力のほかには健康に問題はなかった。
曽祖父、トーマス・ピークス。
貿易商。
絵画収集の趣味あり。
曽祖母、イザベラ・ピークス。
貴族の三女。
評判・良。
曽祖父母には特筆すべき点はナシ。
異変は祖父母の代から。
祖母、パトリシア・ルルイエ。
ピークス夫妻の一人娘。
祖父、サン・ジェルマン・ルルイエ伯爵。
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