キャロライン・ルルイエの消息

ヤミヲミルメ

叔母からの手紙

キャロライン・ルルイエへの手紙の切れ端




※差出人はキャロライン・ルルイエの叔母(母の妹)のアデリン・アンダーソンとされている。

 ビリビリに破られた紙片のいくつかが、キャロラインの失踪後に、学生寮のキャロラインの部屋の家具の隙間から発見された。





紙片 1


 当たり障りのない時候の挨拶。





紙片 2、3、4


 キャロラインの父方の祖母が、貴重なブルーダイヤの相続人に、一人息子のヘンリーでもその長女のキャロラインでもなく、キャロラインの妹ルイーザを指名したという報せ。




紙片 5


 これで良いのかという遠回しな問いかけ。





紙片 6


 ブルーダイヤは本来ならキャサリン(キャロラインの母・アデリンの姉)のものになるはずだったという訴え。




紙片 7、8


 キャサリンがこの世に居ない今、ブルーダイヤを受け継ぐのにふさわしいのはキャロラインだとの扇動。

(実際はアデリン自身がブルーダイヤを欲していたと思われる)




紙片 9


 これで良いのかという直接的な問いかけ。




紙片 10


 キャロラインに実家への帰還をうながす言葉。





 いずれも断片のみ現存。

 当時のルームメイトによれば、キャロライン本人が部屋を掃除し、処分したとのこと。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る