第15話 明治時代のバレンタインとチョコレート
堅太郎「明治初期の話だと、明治2年にはスイス・チューリッヒにリンツが大きなチョコレート工場を作っています」
巳代治「ただ、今のようななめらかな舌触りのチョコが出来るのは明治12年以降です。リンツが新しい工法を作り出し、それが世界に広まりました」
堅太郎「そのため、明治12年より前のチョコは硬いチョコレートだったりします」
巳代治「日本にはまだバレンタインという習慣がないけれど、1868年、日本が明治元年の頃、イギリス・キャドバリーではギフト用のチョコレートボックスを発売します」
堅太郎「贈答用のデザインが綺麗なチョコレートボックスだったとか、ハート形の箱にチョコやキャンディが入っていたとか聞くね。残念ながら伝聞でしか聞いたことなくて見たことないのだけど」
巳代治「その前だとチョコじゃなくて、花にカードを添えて贈ったりしていたみたい。薔薇の花を贈ることも多かったって言うね」
(このあたりは司会紹介→https://kakuyomu.jp/works/1177354054892641004/episodes/1177354054892641022 読んだほうが理解しやすいかも)
堅太郎「巳代治はイギリスいつ頃行った?」
巳代治「僕は伊藤さんの憲法調査に付いていったときだから、明治16年が初めて! あの時はイタリア、ドイツ、フランス行って、オランダ経由してベルギーに滞在して、そこからイギリスに2ヶ月行ったよ」
堅太郎「僕は大日本帝国憲法を作った後に、それを欧米に持って行った時だから明治22年なんだよね。その時初めてリバプールに行ったんだ」
巳代治「明治の頃はケンブリッジやオックスフォードに留学する人たちもいたよね」
堅太郎「僕らの仲間である伊藤博文さんの娘婿・
巳代治「一番すごかったのは
堅太郎「
巳代治「そう考えると海軍の人はイギリスでバレンタインを知ったかもしれないよ」
堅太郎「留学組は海外ではバレンタインって習慣があるんだって、日本でも花やお菓子を贈ってる人もいたかもしれないって想像するとおもしろいよね」
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