第10話 オシャレなスパ、レグナーバードブルマウへ行く



本日は、まず、グラーツの中央広場にある、グラーツのインフォメーションに行きます。

そこで列車のチケットを購入。帰りの列車のチケットも一緒にここで購入できます。なかなか便利。

朝7時半の列車に乗る予定なのに、駅はこの時工事中で、かなり無駄に歩かされる。1Bって駅からめっちゃ遠いじゃん!と、ぎりぎり列車に間に合うか?って感じだったんだけど、工事のおじさん(係員?)みたいな人に道を聞くと、そのホームの番号まで案内してくれて、本当にぎりぎり乗れました・・・。やばかった。

その乗り場は、ついてからわかったんだけど、ホテルの真裏でした。ホテルから柵またいで侵入したら、一番近かったような?

みなさんも、行ったら駅が工事中で乗り場が変わってる。とか、たまにあるので、時間には余裕をもって行きましょう。

とはいいつつも、私たちはすぐに慣れちゃって、ほんとぎりぎり行動多いね。

なれって怖いのよね。

さて、グラーツの駅から、フェアリング駅で乗り換えて、次はめちゃローカル感満載の、2両編成ぐらいの小さな電車に乗り換えます。

ここからブルマウまでは1時間ぐらい。

私たちは、目的地の駅のひとつ手前で、ここじゃない?って適当に降りると、違う違う!次の駅!と、運転手さんが教えてくれて、

「やべ、ネクストステーションだってー。」

と、慌ててホームから社内に戻ります。

乗るときに、「ブルマウにいく?」って聞いてから乗ったので、覚えてて教えてくれたみたい。こんな田舎列車、次の列車がくるの何時間後なのか微妙なので、ほんと助かりました。

しかしさあ。ひとつ前の駅の駅名もつづり似てたんだよね。ドイツ語表記だし、適当に読む。(もう、ここらへん慣れちゃって適当になってるので、ここじゃない?とかなんとか言いながら、確認を怠る私たち)

列車には乗り遅れそうになるわ、違う駅で降りるわ。なかなかに、慣れて、日本にいるときの適当感が駄々洩れてくるな・・・。


車内に戻ると、おっちゃん8人組が、

「レグナーだろ?あんたたちレグナーにいくんだろ?」と話しかけてきます。

おじさんの一人が、列車の窓から、あれだよあれ!って指さしてくれて、その丘の上にある建物が、写真でみたのと同じだったので、あれあれ!って盛り上がります。

そんなこんなで、あっという間に次の駅に到着。

運転手さんと、おっちゃんたちに手を振っていたら、その列車の後ろを走ってきたトラックの運ちゃんも、私たちに手を振ってきた。

リアル世界の車窓から。でした。

さっき間違って前の駅で降りたときのも思ったんだけど、この路線。ほぼ無人的で誰もいません。そこから、てくてく歩いて20分ぐらい。(もちろん、タクシーなんて走っていないよ。お店もないよ。だから歩くしかなーい!)

列車の窓からみた、丘の上に到着。

バードブルマウ(レグナー?)の周りは、すごくのどかです。

北海道かよ?リターンズ。

ヨーロッパってちょっと都市部から外れると北海道なんだな。

受付らしき正面玄関から入ったフロントにいくと、スパだけの受付は違う場所だよ。と教えてもらい、歩いて5分ぐらいの違う受付に移動します。

そこで、お金を払って、手首にまくバングルみたいな時計デザインのものと、バスローブ1枚、バスタオル2枚のセットを受け取ります。

バスタオルは交換が無限にできるやつ。(最近は日本でもこの形式のスパ増えたよね)

ロッカーに行き、水着に着替えたのち、あっ。昨日買ったウォータープルーフのマスカラも、水中眼鏡も忘れたことに気づく私。

ぐぬぬ。

でもまあ、気を取り直して、いろんなプールに片っ端からはいって、波のプールもあったり、なかなかに楽しい場所です。

ヨーロッパのプールは日本のプールより深さがあってすごく楽しい。

プールとか建物も、小さな色とりどりのタイルでできていて、可愛い。

こういう場所、ほんと日本にはないよね。北海道にどかんと作ったらいいのに。デザインがプールとかどこも同じで、つまらない。

独創性ってもんがない。私に500万(りーずなぶる)ぐらいしはらえば、すてきなプール施設をデザインしてあげるっていうのに。と、悪口をいったところでランチです。

ランチは、19ユーロでブッフェ形式。

ブッフェの会場に行くと、好きなテーブルに座って。と言われる。

私たちは、ドアの外にあるテラス席にしたんだけど、食べてる途中で雨が降ってきて、慌てて中へ移動。

スタッフのおばさんも、雨降ってきちゃったね!って笑って、中のテーブル席に案内してくれました。

料理も、ヨーロッパの一般的なブッフェよりは種類が多くて結構よかったんだけど、食べ終えて、チェックプリーズというと、もう、片付けるから外にでて!と、何人かの客と一緒にブッフェ会場の外に追い出された・・・。

どういうこと??

「マリちゃん、この腕輪に自動的につけられてるんじゃない?」

「え?ヨーロッパってそんなにハイテクなの?」

まあ、最後退館するときに請求されるシステムなのかもね?

ってことで、謎なまま、ご飯を食べて、夕方までプールでぷかぷか浮いたりして楽しみます。

サウナとかは館内にあります。

広いのに、人もまばらでとても楽しかったです。

この施設、宿泊もできるみたいで、ここに泊まったほうが楽しかったかも?

グラーツのホテルに荷物おいての移動だったから楽だったといえば楽なんだけど。

こういう施設は、日本にはほぼないので、ここのスパはほんとにおすすめ。

日本人なんて一人もいなかったから、あまり知名度はないのかも?

外観は、ぐぐってもらうとわかるんだけど、不思議に国のアリスにでてきそうな、建物で、なかなかにファンタジック。

夕方、着替えて、またローカル線の駅までてくてく歩いて、列車に乗ると。

行くときに遭遇した、おっちゃん8人のむれと遭遇。


「どうだった?」

「楽しかったよー。めっちゃ泳いだ!」

みたいな会話をして、乗換駅でお別れしました。

気のいいおっちゃんたちだったな。

そんなこんなで、またグラーツに到着。

駅で、明日使う予定のロッカーを確認しにいきます。

どの程度のサイズがあるのか、いくらなのか。そんなものを確認しにいきます。あ、あと、使い方もね。

ヨーロッパの駅にあるロッカーも使い方が統一されているわけではないので、当時もたつかないように、他の人が使うところをみて確認したりするわけです。今回の、グラーツの駅のロッカーは、5ユーロで、私たちの二つのトランクが余裕で入る大きさだったので、一安心。

ホテルにかえってすぐに寝ました。


あ!

結局、ブッフェの料金は請求されていませんでした!

ラッキーなのか、なんなのかわけらわからんまま、無銭飲食?をした、お嬢様二人・・・。

でも、何度もチェックプリーズっていったよ!!!!

もう知らん。


でもまあ。

ラッキー!(本当に私はお嬢様なのか?)

ということで、本日は寝ます。



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