第3話学校にも慣れて来た

入学式後、教室へ帰った。

山田「私は山田賢太郎と言います。前の学校でもここの学校でも、なぜか同じアダ名を付けられました。そのアダ名はブル賢です」

みんなが笑った。

確かに頬の肉が垂れて、ブルドッグの顔のようだった。

山田「みんな初対面だから名前を言おうか、順番に立ち上がって名前を言いましょう」

みんなは、名前を言った。

小夜子は、あの子が村松だとわかった。

山田「まず、席を決めましょう、男の子と女の子とたがい違いになるようにしましょう」

小夜子は村松君の隣の席になるように神様に祈った。

男子はA1からA27、女子はB1からB23の席があり各自がくじを引いた。

いよいよ、運命のときである。席が決まった、小夜子は窓側の一番後ろ、村松君はその前であった。

「神様、再びありがとうございます」

村松君は、村松哲男と言った。

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