第14話

完全にミイラの身体に水を含ませる。時間をかけて戻っていく。生身の人に戻っていく。


光輝いて息を戻す。まるでクマムシのように息を戻す。

パフパフと言いながら泡を吐く。


「お腹空いたな

ジィ おはよう お腹空いた」

「ちょっと待ってください」


ミサトレーヌは上半身を起き上がったて、周囲を見渡した。

「・・・ジィ なにこれ?」

「栄養ドリンコです」


「ドリンコ?」

「ドリンクともいいます」


「お腹に染み渡るぅ〜」

「はい お腹になにもないですから」


「眠いな おやすみなさい」

脳水が行き渡てるかわからないが、それとも行き渡ってるが、ただ単に眠いのかもしれない。


トリニティーとツイスターは眠っている。小さな身体になって寝ている。前のように起きて揺らして壊してしまったらいけないからかなと思ったりする。


1時間寝ているとトリニティーとツイスターが起き始めてる。水溶液が浸され身体に吸収していく。脳に脳水が浸されていく。


"バブバフプハー バブバブプハー"

2人は目をさらにして息を苦しそうにして起き上がる。


「栄養ドリンク 栄養ドリンク」起きると脳内会話をし、情報共有する。30人はいる。モモカの情報は現実より優っている。


トリニティーが栄養ドリンクをホルダーから取ろうとする。後ろにはツイスターがついてる。


はい 次とばかりにホルダーからドリンクを取る。腰に手を当ててゴクゴクと飲み干す。2人して腰に手を当てて飲み干す。


グゥハー グゥハー2人してゲップを吐く。。

「ミサトレーヌ様を探しに行こう」

「イェーイ」


「ちょっと 待て」と栄養ドリンクをもう一杯飲んだ。

「トリニティー」

「行く行く」


長い前駅の上着を着たまま2人は外に出ると飛んでいく。廊下だけどね。


「どこにいるのかな」

「主賓室じゃない」


「そうだね」

「多分」


2人して飛んでる様はまるで一人で飛んでるようだ。少し上昇している。


宇宙では重力をつけるためにスフィアの内部は

上下逆さまに変異している。その脇に通路があると言う感じだ。


振り向いてトリニティーが「もう少しだね」


ふわと浮き上がって着地する。トリニティーに続いてツイスターも着地する。


主賓室と書かれたドアの前に立つ。

起きたミサトレーヌに面会謝絶の名札はもうない。


降りるとドアが横開きにさっと開いた。

「ミサトレーヌさまは?」

「ミサトレーヌさまどこですか?」


「あぁぁ そこそこ」

「ここね」こことばかりにトリニティーがベッドの膨らみを指す。


ツイスターと目配せしながら挨拶を送る。

"セーノ" ジャンプ


"ミサトレーヌさまは?"と聞かれ時

さっと膨らみをつくってカーテンの後ろに隠れたミサトレーヌ。


ジャンプ 2人して空に舞い上がった時、「何してんの?」


「おはよう ・・・」挨拶と喋る途中で声をかけられて失速して布団に落ちた。


「いい加減にして」

「はい」はい」


布団の上に2人してちょっこんと立っている。













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