第7話

「では 座りましょう ジィ コーヒー持ってきて」

「かしこまりました」

モモダンが座るとチラチラ見つめるジロウ ダイ。

いいから座りなさい。


「先日の父上 奪還の日を巡って本当に感謝しています 本当に感謝しています」


「任務ですから 気にしないでください」

「そうですか ありがとうございます」

部屋のマイクオンにしているからジィであった。


中には入れないモモカには本当は聞こえないはずである。がジィが機転を聞かせてオンにしている。


「あー そうだ 明後日の任務は ジロウ ダイから説明させます」

「はい ジロウ ダイです お見知りおき」

「ありがとう 知ってるよ」


「いつですか?」

「この前の奪還の日 走り回っていたでしょう」


「あ はい・・・」

「まぁ いいわ スケジュールですか?」


「一番上にあるのか 離艦式の段取りです

その下のページが長い航海のスケジュールになります」

「この時に私がスピーチするのね」

「はい」


「なにか 雛形はないの?」

「用意しましょうか?」


「何でもいいでしょう」

「隊員が鼓舞するようなスピーチが欲しいと言えば欲しいです」


「あぁ でも入りませんね」

「わかった」

立ってる横にモモダンの横に立ってどう思いますか?と聞きたかったがグゥと堪えて立つのを辞めた。


「もう終わりですか?」

「はい」とミサトレーヌが答えると今回の会議は終了である。


ドアを開けて振り向き様に

「お見送りは結構です それ以上は普通しません

では ここで失礼いたします」

「あぁ はい」と答えるとジロウ ダイと共に失礼

した。


モモカは脇によけて会釈をした。どこでもパッとする男であった。


モモダン・ハーキュリー将軍


「うーん コーヒー冷めちゃったね ジィ」

「新しいの入れますか」


「お願い ジィもいっぱい飲めば ねぇ」

「いいですか」


「もちろん 座って」



「そうだ ミルクがいるね ミルクと砂糖」

「私が持っていきます」


「いいわ 自分で取る」


コーヒータイム

立ち上がると窓の場面を切り替えた。

「もう帰るわね あれモモカたちが見送りしてる」

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