一つ目小僧と裕子にもお別れ

第7幕一つ目小僧と裕子ちゃんにもお別れ

学校の廊下で

玲奈「おはよう一つ目小僧君」

一つ目小僧「やあ玲奈ちゃん。元気かい?今日も僕のカラコン似合っているかい?」

玲奈「うん。似合っているよ。今日は緑色なんだね」

涼子「おはよう!玲奈ちゃん!今、幽霊と話している感じ?」

玲奈「一つ目小僧君と」

涼子「そっか。じゃあ私達が卒業が近いことを言わないとね」

一つ目小僧「もう少しで卒業しちゃうんだ。寂しなー」

玲奈「フムフム。なるほど」

涼子「一つ目小僧君はなんて?」

玲奈「私達がもう少し卒業するから寂しいって」

涼子「ゴメンねー。でもお別れはお別れだから」

玲奈「フムフム。なるほど。今まで仲良くしてくれてありがとう。これからも元気でねだって。こちらこそありがとう一つ目小僧君」

涼子「じゃあ玲奈ちゃん教室行こう」

玲奈「いいよー」

          *

キーンコーンカーンコーン

給食を食べ終え昼休みの教室

玲奈「フンフフン♪あっ、幽霊の裕子ちゃん。こんにちは」

裕子「こんにちは玲奈ちゃん」

玲奈「私達玲奈と涼子ちゃんと今まで仲良くしてくれて、ありがとう。今涼子ちゃんは他の友達と遊んでいるけど涼子ちゃんもお礼を言っていたよ。なんで感謝を改めて言うと私達の卒業が近いからなの。仲のいい幽霊さん妖怪さんと徐々に、お別れの挨拶をして回っていたの。裕子ちゃんには言っておくけど、人にとり憑いて自殺を誘導させたらダメだよ」

裕子「自殺で救われる魂もある」

玲奈「でも実際裕子ちゃんは自殺して呪縛霊になったじゃん。それって救われてないんじゃないの?」

裕子「私は呪縛霊になったけど賢くなれたからよかったと思っている」

玲奈「そうか。とりあえず卒業まで、残りわずか仲良くしてね」

裕子「いいよ」

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