一つ目小僧との日常
第4幕一つ目小僧との日常
別の日、玲奈の小学校の校舎の廊下で
玲奈「あっ、一つ目小僧君こんにちは」
一つ目小僧「よう!玲奈ちゃん。元気にしている?」
玲奈「私はいつも通り元気よ。それより一つ目小僧君は、なんか悩んだ顔をしているね」
一つ目小僧「そうなんだよー。分かるー?」
玲奈「どうしたの?」
一つ目小僧「実はさ、最近目玉妖怪の界隈でカラコンが流行っていて、僕もしようか悩んでいるんだよ」
玲奈「大丈夫。一つ目小僧君にも似合うよ」
一つ目小僧「そうか!ありがとう!じゃあ試してみるね!」
玲奈「今度見せてね」
翌日
一つ目小僧「どう?カラコン」
玲奈「青にしたんだ。よく似合っているよ」
一つ目小僧「ありがとう!」
玲奈「じゃあ授業があるからまたね」
一つ目小僧「またね!」
クラスの男子「また幽霊と話していたのか!気持ち悪りー!」
涼子「あら玲奈ちゃん、幽霊さんと話していたのね。それを気持ち悪がるなんていい加減にしなよ男子!」
クラスの男子「ハイハイ分かったよ」
玲奈「涼子ちゃんありがとう。実は妖怪の一つ目小僧君とお話ししていたの」
涼子「そうなんだ。いいなー私も話しに混ざりたかったな。それでどんな話しをしていたの?」
玲奈「カラコンにしようか一つ目小僧君が悩んでいて、勧めたら今日カラコンつけて来たから似合っているって褒めてあげたの」
涼子「なるほどー。妖怪にも悩みがあるんだね」
一つ目小僧との日常の一欠片であった。
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