第16話 罪と償い
「ヘルメッ、
「アイデースッ、ヘルメェーーーッ」
「兄貴っ、落ち着け、アイデースッ、ルメッ、早くしろっ、長く持たないぞっ」
「ポー兄貴っ、もう少し
「
「どっちも
「アイデース様っ、私一人では無理ですよ」
「ぽーーーちゃんっ、
「ちょーーーっ、兄貴っ、それとこれは色々違うだろっ、アイデースッ、ヘルメェッ、早くしろっ、とばっちりで俺ん家が大変な事になるだろっ」
ぴしゃー、ばっち。「あ痛っ、そんな事言われても、あの辺りにいる者達をどうやって」
「
「ばあちゃんにはよぉ~よう
「お、お前達っ、
「兄貴、
「アイデースッ、お前は
「「「・・・」」」
「
「う、うん、分かったよ」
「アイデースッ、ぽーちゃん、ヘルメ、
うっわぁ~、
そもそも取り決めをしてる人、じゃなかった、この神様が問題なんじゃない。
「うぅ~ん、
「だって本当の事じゃない、あのお姉さんも、あの子も手当たり次第に、えっ」
「何を言う、
「・・・ぇぇぇええええーーーーーーーーーーっ」
がたん。
「あいたぁ~、いつの間に、机に
ゆめ、…夢かぁ~。
「・・・罰している人を助けたら、
「
「ええよええよ、じゃがなぁ~、
「わかったっ」
なでなで。「ええ子じゃ、ええ子じゃ」「えへへへぇ」
「…分かってるよ兄貴、それなら、神が
「そりゃ、あれだ、あれだよ」
「神々自身だろう」
「
「兄貴ぃ~、落ち着けよぉ~」
「引っ張るな、ぽーちゃん」
「ヘルメッ、俺の馬車を使えっ」
「アイデース様っ、ペル様を
「もうっ、いいから早く行けよぉー」
「はいっ、アイデース様っ」
「そらっ、好きなだけ受け取れっ、雨をくれてやるっ」
「「兄貴っ」」
「黙れっ、お前達の好きにしろっ、俺は好きなだけ雨を降らせるからな」
「アイデース、行こう、兄貴はきっと
「ポー兄貴、うん」
「・・・でもまぁ、いきなり大雨は大変だし、少しづつだな、まだ日が出てる時だし、イーリス、・・・イーリス、ちょっ、イーリスっ」
「何ぃ、あたし、忙しいぃんですけどぉ~」
「大雨を降らせる」
「じゃぁ~、あたしの出番はないっすねぇ~」
「いや、だから始めちょろちょろにしようかと」
「もうぅ、聞いてたっすよぉ~、伝えて上げるっすから、言ってみるっす」
「だから、始めちょろちょろで、日が出てる時だから」
「何すかっ、煮え切らないっすねっ、それでも男っすか」
「あっ、それ、差別だから」「あたし、忙しいっすから」
「言う、ちゃんと言うから」「それでぇ、誰に何を伝えればいいっすか」
「我が
「えっ、良いすっか、神々が渡る橋を使わせても」
「一人や二人では無からな、我が
「さすが主神様、太っ腹っす」
「急げよう、イーリス、罪は罪、
「了解っす」
「こうしてのぉ~、虹の女神イーリス様やヘルメ様が、大雨を人々に知らせて、皆を離れた土地に渡したんじゃぁ~」
「ふう~、良かった」
「それがのぉ~、神様は大事な事を忘れておったんじゃぁ~」
えっ、何、大事な事って何、まだ何かあるの。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます