第4話 微増
「神様の御加護を受けてのぉ、人が死ぬ事は無かったとぉ」
「神様が守ってくれたの」
「あぁ~、そうじゃぁ~」
「今は」
「さぁ~のぉ~、神様のお考えは、ばぁ~ちゃんには解らんでぇ」
「助けて欲しい人、いっぱいいるのにねぇ」
「かもしれんのぉ~、じゃがのぉ~、神様が守っておっても、人はなかなか増えんかったぁ」
「ふーーーん、増えるには増えてるけど、なっかなか増えないねぇ~」
「あ~、みたいだね、
これは三柱の内の真ん中の神様で、海を
「へぇー、どうやって増やしたのさ」
「そらぁ~、増やすっつたら、一つでしょう」
「えっ、何」
ばちーーーん「・・・いーったっ、何すんだ、ぽーちゃん」
「兄貴が
「な、何ぉ~」
「少し、手伝った」
「はっ、・・・ちょっと待って、・・・えっ、それ有りなの」
「灰がさ、風に吹かれて俺が
「ほぉ~、それで」
「いやぁ~これがさぁー、けっこういける子でさぁ~、・・・できちゃった」
「はあ~、魚だろう」
「敵とは言え、俺らと同じ神だ、その灰を
「ほっ、ほ~~~、・・・実は、気になってる子とかいるんだよねぇ~」
「でも
「あーーー、そうだよなぁ~、そ~なるよなぁ~、アムちゃん、
「もうもう、鬼の
「
「・・・姉さん、
「だろう~」
「でもさぁ~、その子との間に出来た息子からさ、広がったのも事実だから」
「あいつ等との間に出来た子は、相性良いのかもな」
何だろうね、この神様達、
「お嫁さん
「そうじゃなぁ~、神様はなぁ~、ずぅ~っとずぅ~っと生きとる」
「ずぅ~っとだったらいいの」
「
「えぇ~~~、遊びに行きたぁ~い」
「そっかそっか、神様も色々な事がしたいのよぉ」
ふ~ん、そう言うものなのかな、
「そして神様はなぁ~、人を
「えっ、
「あ~~~、いやいやいやぁ~、
「
「すまんかったのぉ~」
「ねぇ、彼女ぉ~、俺と良い事しなぁ~い」
「・・・」
「ねぇねぇ、良いじゃん、俺、神様だから」
「はあー、何言ってのばーか」
「いやいや、本当なんだって」
「あっち行ってっ、神様があんたみたいに、チャラい訳ないでしょう」
「ほんと~なんだって」
「いいからあっち行って、神様ってもっと
「神様、お姉さんに
「あぁ~、振られたぁ~」
「神様なのに、
「あぁ~、だからのぉ、神様は考えたのよぉ」
「
「うんにゃぁ~、神様じゃからのぉ、そんな事はせんのよぉ~」
「じゃぁ~、どうしたのぉ」
「
「う~ん、どうしたら落とせる、なぁ~、ぽーちゃん、どうしたら良いと思う」
「そう言われてもなぁ~、姉さんに知れたら、俺、怖い」
「じゃ~、アイデース、お前は何か無い」
「だから兄貴ぃ~、増えるの待つんじゃなかったの~」
「だぁ~って、なっかなか増えないんだもん」
「・・・要するに、兄貴が神と分かれば、良いんじゃないか」
「でも、ぽーちゃん、具体的にどうしたらいいと思う」
「そう言われてもなぁ~」
「じゃさ、
「おーーー、アイデースそれだよそれ」
「ならさぁ、黄金の
「おーーー、ぽーちゃん、それも良いな」
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