こんばんは!1万字とは信じられないほどの作り込まれた物語、一気に読ませていただきました!
美容整形の世界をまったく知らず、しかも専門用語も多い医療系小説だというのにスラスラ入り込め、気付いたら読了していました……!自分から提案しているようでまんまと院長にはめられた主人公はちょっと不憫な気もしますが、何気に「男の娘」をきっちりこなしていて面白かったです笑
町おこしを短編で見たのは初めてですが、異世界系の国作りのような「ないものなのにリアル」という不思議な心地があってとても素敵でした!ぐんぐん出来上がっていく施設や集まってくる人材を見せられるとワクワクしますね。
10年くらい経った男の娘の街も見てみたいですね。きっと世界から注目される生フィギュア聖地として名所になっていそう……とか、「雄んなの子」都市が近くにできたりとかするのかなとか、色々想像がふくらみますね……!
少し書き方を間違えればなかなかシリアスな問題に発展しそうな題材を、繊細かつコミカルに仕上げた作者さまの技量には脱帽です。流されやすい主人公がこの先男の娘としてどんな夫(?)になるのか興味深いですね(o^^o)
気軽にも、そして深く考えさせられる刺激も頂けるという良作、ごちそうさまでした!
作者からの返信
感想有り難うございました。
いつも、この様に妙な思考実験(というか妄想)ばかりしています。
それを小説という形でアウトプットしてみるのが楽しいです。
今回、「男の娘」を営利に結びつけるとすればどういう業界かと考えた末、美容外科を主軸としてみました。
主人公が流されやすいというか、院長が狡猾というか。
腕があって独立志向、でも度胸がない主人公は、院長にとって一番扱いやすかったんじゃないかとw
見合い相手の人も、当初から多分に院長と共謀している節もありますし、一生尻に敷かれそうな……
スゴく面白かったです。
こんな街、ちょっと憧れちゃいますね。それくらい、リアルな表現をされていらっしゃるなぁ、と感心しました。普通に、中、長編で読みたいお話です。できれば、リメイクか続編をお願いします。
作者からの返信
感想有り難うございます。
「もし**だったら……」という思考実験を小説にするというのが自分の主なスタンスでして、美容外科を題材にしたのは今回が三作目だったりします。
ネガティヴな印象を持つ人も結構いるのですが、自分は、人の幸せを助ける為の、技術の善用の一つだと考えています。