2-5


 アリエルについて、一度屋敷を出て、そこから川辺に向かう。

 屋敷からの距離はそれほど離れていない。

 おかげで水回りは便利だ。


 風呂も洗濯も料理も水を使う。

 城にいる間は誰かが水瓶を運んできていたのだろうが、今はそれも自分たちでまかなう必要があった。



「夜空の星は別世界からの連絡なんですよ。第三惑星の人々がそう言っていました。光信号というやつだそうです」


「へぇー、そうなんだ」



 川辺にいるのは三人の少女だ。

 弾けんばかりの笑顔でよくわからないことを言っている子と、ノーマンの腰ほどの身長しかない幼い女の子。

 そして一人で黙々と衣類を洗っている無表情な少女だ。


 これはまた一癖ありそうだ、と感じたノーマンは思わず足を止めそうになってしまう。



「あそこにいる三人が今日の洗濯当番です」



 そんなノーマンの様子を知ってから知らずか、アリエルが紹介を始めてしまう。



「あ、アリエル! それに王子!」



 不気味なくらい明るい少女がノーマンたちを見つけて駆け寄ってくる。

 未だに王子と呼ばれることに対して、ノーマンはいい気分がしない。



「ぼくはもう王子じゃない」


「いえ、王子というのは地位のことではなくあだ名です。だからあなたは王子です。第三惑星の人たちもそう言ってました。王がいなくとも王子はいていいし、国がなくても王女も姫もいていいんです!」


「第三……? アリエル、彼女はなにを言ってるんだ?」


「デモナは普通の人には見えないものが見え、聞こえない声が聞こえるという特殊な能力を持った女の子です」


「それが第三惑星?」


「はい!」


「どこにあるんだ?」


「遠い空の彼方です! 第三惑星はステキな場所です! では一人の声が世界中に一瞬で届き、空を飛び、動かずして世界のすべてを知ることもできるそうです」


「まるで魔法の国だな」


「国ではなく星なんです。そこがすごいことなんです!」



 鼻息荒くデモナが迫ってくるが、ノーマンにはおとぎ話にしか思えない。


 自分とそう年の変わらないように見える女性が、幼い少女のような話を語る姿には迫力すら感じてしまう。

 そのせいか妙な説得力があって、まんざらデタラメではないような気さえしてきた。



「ノーマン!」



 そんな声と共に、ノーマンは足に軽い衝撃を受ける。


 見下ろしてみると少女が一人、しがみついていた。

 ノーマンを見上げる瞳はキラキラと輝いていて、幼さと活発さを表している。



「ね、洗濯が終わったら遊ぼう! いいでしょ?」


「こちらの用事も終わったら、別に構わない」


「やった。約束だからね!」



 ノーマンの足にしがみついたまま、ウルリは心底嬉しそうに笑い声をあげる。



「ウルリとは面識がありましたよね」


「ああ、今までも何度かこうして遊びに誘われている」



 初めて見たときには信じられなかったが、十歳にも満たないような子どもまで後宮にはいたということになる。

 屋敷で暮らす中でも最年少だろう。



「それであの子は?」



 ノーマンたちの来訪に気づいていないように一人だけ洗濯を続けている。

 よどみないその手つきは、そのまま洗濯のお手本になりそうだった。



「彼女はセティですね。働き者です。特徴としては物静かなことが挙げられるでしょうか。女性たちによると、これまでセティの声を聞いたものは誰もいないそうです」


「それはまた、話をするのが難しそうな相手だ」


「話さないのか、話せないのか、それも本人が語らないのでわかりません」


「そんな相手と意思疎通はどうしてるんだ?」


「顔を見ればなんとなくわかるよ!」



 ノーマンとしてはアリエルに尋ねたつもりだったが、疑問に答えたのは足元にいるウルリだった。



「人と人とのやりとりに大切なのは言葉ではありません。現に私も第三惑星の方々とは光と心で交信しています」



 さらに回答を引き継いだのはデモナだ。



「だそうですよ」


「ならぼくも自分の観察力を試してみることにしようか」



 暗殺者が誰だったのかはまだわからないが少なくとも、幼いウルリではないだろう。

 それに不思議なことを元気いっぱいに語るデモナも、そんな感じはしない。


 ならば残すところは無口なセティだけだ。

 この無関心も昨夜のことを隠そうとしているという風に考えられなくもない。



「セティ、一つ教えてくれないか」



 川辺にいるセティの隣にしゃがみ込み、その顔をのぞきこむ。

 そこまでするとようやくセティは手を止めて、ノーマンに目を向けた。


 よく見れば、こころなしか不思議そうな表情に見えないこともない。



「昨日の夜、なにをしていた? 夜中、目が覚めたことは?」



 セティは黙ったまま首を傾げた。

 話さないというのは本当らしい。

 どうやら身振り手振りだけで受け答えするようだ。



「昨日なら第三惑星との交信がいつもよりも捗りましたね。やはり精神統一が効いたのでしょうか。それとも空の影響? そういえば風がいつもよりも愉快そうでした。こんな日はあの沼が鳴いていた夜以来です」


「デモナに聞いたわけじゃないんだが」


「夜、セティにはトイレに行くのについてきてもらったよ」


「ウルリに聞いたわけでも……いや、待て。一緒に寝ていたのか?」


「うん!」



 ウルリがセティの懐に飛び込む。

 するとセティの表情が変わり、かろうじて微笑んでいるように見えた。

 優しげな手つきで頭をなでてやっている。



「普段からウルリとセティは一緒に寝てるのか?」


「うん! でも日によってはデモナと一緒のときもあるし、チタニアと一緒に寝るときもあるよ。昨日はなんとなくセティと一緒が良かったの」



 ならばセティも容疑者から外していいだろう。

 わざわざウルリと同衾している日に暗殺を実行する理由はない。

 仮に暗殺する気があったとしても、別の日を選ぶだろう。



「ぼくの用事はそれだけだ。作業の邪魔をして悪かったな」



 それだけを言って、川辺を後にする。

 ここにも容疑者はいなかった。



「その様子だとあの三人でもないと判断されたようですね」



 影のようについてくるアリエルは、どこか楽しげだ。



「あと二人です。屋敷に戻りましょうか」


「一つ疑問がある」


「なんでしょうか?」


「ここまでずっと性格に難があるやつばかりなのは、ぼくの気のせいなのか?」


「どんな人間であっても深く接すれば、世間一般とは違う部分が目につくものです」


「言葉を交わしてすぐわかるような問題ばかりなんだが」


「だとすれば、そうでない人はとっくに行き場を見つけたということですよ」


「どういう意味だ?」


「次期王の、つまりノーマン様の後宮にいた女性は革命直後はもっと多かったんです。しかし革命の後、実家へ帰った人や自力で生きていくすべを見つけた人は次々と出て行きました」


「そういえばチタニアが言っていたな」



 実家のある人はすでに去ったと、初めて会ったときに言っていた。

 つまり後宮へ残り、今ここにいる少女たちはみなある程度の問題を抱えているということか。



「納得がいったよ」


「ご安心ください、次の方はとても愛らしい方ですよ。随一かもしれません」


「なんか本題からずれている気がするが……」



 そもそも女性たちの個性を紹介してもらうために回っていたのだろうか?

 当初の目的はそうではなかったはずだが、徐々にノーマンも忘れ始めていた。

 どう考えても今まで会ってきた女性たちの中に、自分の首を絞めた犯人はいそうもない。


 この分だと残り二人も犯人ではなさそうな気がしていたが、ここまでくれば九人全員に会っておかねばならないだろう。



「案内してくれ。できるだけ早く終わらせたい」


「ではこちらでお待ちください」



 屋敷に入ってすぐ姿を消したアリエルだったが、ほどなくしてなにかを抱きかかえて玄関に戻ってきた。



「はい、こちらの方です」


「まさか赤ん坊がいるとは言わないよな」


「ちゃんと見てください。赤ん坊ではありません」



 ノーマンはわざわざ席を立ってアリエルの手元をのぞきこむ。

 そこにいたのは猫だった。

 白くて毛が長く、全身がフサフサしている。



「いつからペットを紹介する時間になったんだ?」


「いえいえ、彼女も立派な後宮の一員ですよ。屋敷で姿を見かけたことはありませんでしたか?」


「見たことはあるが、てっきり野良猫だと思っていた」


「こんな上品な野良猫はいませんよ」



 ぶみゃ、としゃがれた声で猫が鳴く。

 表情もどこかふてぶてしい。



「彼女の名前はマブ。二歳のメスで、主な仕事は屋敷を襲撃するネズミ退治です。警備隊長と呼んでもくださっても構いませんよ」


「なるほど、二歳か。ウルリより幼いな……なんて言うとでも思ったのか」



 フワフワとした白猫はアリエルの腕からするりと逃れて床に降り立つと、その場で毛づくろいを始めた。



「たしかに城でも猫を飼っていたことは知っている。だけどこいつの面倒までぼくに押しつけるのはどうなんだ」


「性別は一応メスですが」


「そこさえクリアすればなんでもいいってことにはならない」


「猫、お嫌いですか?」


「ぼくは自分よりも寿命の短いものは大体好きじゃない。それに、城には他にも猫がいたはずだろう。そいつらはどうなったんだ?」


「それぞれ思いやりのある方が連れて行かれました」


「なら、このマブとやらはどうして残ったんだ」


「他の猫と仲が悪かったので、誰も一緒に引き取れなかったそうです」


「この屋敷は猫まで問題児なのか」



 頭痛がして、ノーマンは顔をしかめる。

 だが今さら猫の一匹が増えたところで事態はそう変わらない。

 困難な出来事は今でも困難なままだ。



「わかった、いいだろう。責任を持って次の飼い主を探すことにする」


「ですって。良かったですね、マブ」



 ノーマンの決断も、アリエルの呼びかけも、まるで無視するようにマブは毛づくろいに没頭している。

 このふてぶてしい態度は猫でなければ許していないところだ。



「それで次はなんだ? 牝馬でも連れてくるのか?」


「ご心配なさらずとも、人間の姿をしていますよ。今のは軽い冗談のようなものです」


「悪趣味な冗談だ」



 少女たちの再就職だけでなく、猫の引き取り手まで見つけなくてはならないとは想像もしていなかった。



「それに次が最後の九人目です。もしかするとノーマン様とは縁のある方かもしれません」


「自慢じゃないがぼくの知り合いはとても少ないぞ」


「本当に自慢にならないことを堂々とおっしゃるとは、さすがです」



 アリエルはある部屋の前で立ち止まると、ノックをしてから扉を開ける。


 他とは間取りも調度品もさして変わらない客室のはずだが、なぜかノーマンは寒気を感じた。

 まるでこの部屋だけ温度が下がっているかのようだ。


 その部屋では一人の女性が窓辺の椅子に腰掛けている。

 入り口に立ったノーマンからは後ろ姿しか見えない。


 長い髪がゆるくウェーブして伸びており、その長さは腰にまで達している。

 髪の長い少女はさっきも何人か顔を合わせたが、長さと量ではこの女性が圧倒的だ。



「おはようございます」



 アリエルが声をかけるが女性は反応しない。

 ただじっと窓の外を向いたままだ。


 ノーマンは理由のない恐ろしさを感じて、部屋に踏み込むことができないままでいる。



「彼女が最後の一人?」


「はい。ロザリンドさんです。どうされました? 入ってこられないんですか?」


「いや、すぐに行く」



 一度深呼吸をして、不可解な恐怖心を振り払う。

 それからノーマンは部屋に入った。


 ロザリンドと呼ばれた女性は相変わらず振り向かない。


 仕方なくノーマンがロザリンドの正面に回り込んだ。



「これは……」



 思わず息を呑む。


 ロザリンドはノーマンが正面に立っても微動だにしない。

 なぜなら彼女は、どう見ても人間ではないからだ。



「ぼくの後宮には人形までいたのか?」


「ロザリンドさんが人形だとよくわかりましたね」


「たしかに精巧な作りだがこの距離で見れば誰でもわかる」



 大きさもウルリよりかは大きいが、他の少女たちと比べると小柄すぎる。

 髪も指先も本物と見紛う出来だが、生気のようなものを感じない。

 まばたきをしないせいだろうか。



「ところでノーマン様はご自分の兄弟についてどれくらいのことをご存知ですか?」


「なんだ突然」


「これは今、とても重要な質問です」


「よく知らない。せいぜい腹違いの兄弟が十五人いて、全員死んだってことくらいだ」



 そしてそのせいでノーマンは城で暮らすことになってしまった。

 もしも一人でも生き延びていれば、ノーマンは王子として扱われることは一生なかっただろう。


 そう考えると、顔も名前も知らない兄弟を恨む気持ちもかつてはあった。

 だがそれも過去のことだ。

 革命が起こった今となっては関係ない。



「では少しだけご説明いたしましょう。王の第一子は女の子だったそうです。彼女は三歳のときに病で亡くなりました。城の噂話では、妬んだ側室が毒を盛ったという可能性もあるそうですが真偽は定かではありません」


「ああ、そういうことがたくさんあったんだろう」



 でなければ十五人もの王位継承者がすべて死に絶えるなんてことは考えられない。



「少女のご母堂様は彼女を大変溺愛しておりました。その思いのあまり、人形作家に命じて一体の人形を作らせたそうです。そして人形の髪には死んだ娘の髪を使うようにと」


「これはなんの話なんだ?」


「しかし人形の大きさに対して子どもの髪の毛では足りなかった。すると母親は自分の髪を人形に使うよう命じ、それはそれは立派な大きさの人形を作らせました。その姿は成人を迎えることのできなかった少女の、大人の姿を模していたそうですよ」


「なぜぼくはいきなり怪談を聞かされてるんだ」


「この逸話に登場する人形こそがこちらにいらっしゃるロザリンドさんです」


「それはまた……」



 それ以上の言葉は出てこなかった。


 さっきまでただの精巧な人形だったはずなのに、急に生気のようなものが根付いたように感じられる。

 もちろん錯覚なのだとノーマンは自覚していたが、人形は今にも動き出しそうな予感が拭えない。



「その後ロザリンドさんの母親は気を病んで亡くなってしまいました」


「救いのない話は好きじゃない」



 言ってみればロザリンドはノーマンにとって異母姉である。

 それはもちろん人形ではなくすでに亡くなった少女のほうだが、その姿を写したものであることは間違いない。


 ロザリンドも、その母親も、王による被害者だった。

 そう考えればノーマンとの共通点はある。



「それで引き取り手がいなくなり、かといって処分するのははばかれた結果、長らく後宮でお世話をされていたそうです」


「もちろん革命後も引き取る人物はいなかったんだろうな」


「はい。それでこちらに」


「まぁいい。この変わった姉上についても、居心地のいい場所をぼくが見つけることにしよう」



 もちろんそうしたところで人形のロザリンドが喜ぶと考えるほど、ノーマンはロマンチストではなかった。

 ただ、そうしたほうが気分がいい。

 それだけのことだ。


 ロザリンドが身動きすることはやはりない。

 亡霊や怨念で動くというのなら暗殺を目論む可能性もあるが、さすがに人形がひとりでに動き出したりはしないだろう。



「これで全員だったな」


「はい。屋敷で暮らしているのは先ほど紹介させていただいた九人に、お嬢様と私、そしてノーマン様で全員です」



 つまり元後宮の少女たちが、九人。

 ノーマンはあらためて九人のことを思い返す。


 はっきりした性格で物怖じしないチタニア、パンを盗み食いするクレシダ。

 生真面目な性格のコーディリアに、何事にも無頓着でけだるげなシラクス。

 天真爛漫なウルリ、不可思議なことを言うデモナ、一切しゃべらないセティ。

 そして猫のマブに、姉を模した人形であるロザリンド。


 そこに屋敷の所有者で後援者かつ貴族の令嬢であるオベロンをくわえ、最後にノーマンの目の前にいる侍女のアリエルで全員ということだろう。



「次は絵画の中の女性とか言い出さないよな」


「あぁ、その手がありましたね。そうなると屋敷で暮らす女性は十人や二十人では収まりませんよ」


「勘弁しろ。そもそも絵にぼくは絞め殺せない」


「そういえば元々は昨夜の襲撃犯を特定するために始めたことでしたね。すっかり忘れていました」


「ぼくは覚えていた。それに犯人もようやくわかったよ」


「さすがですね、ノーマン様」



 アリエルが浮かべる微笑みの色が強くなる。

 それだけでノーマンには、自分の言いたいことが相手に伝わっているのだとわかった。


 つまり昨夜ノーマンを襲ったのは、目の前にいるこの侍女なのだろう。


 確認のためにアリエルに近づき、においをかぐ。

 花のような甘い香りがした。それは昨夜と同じにおいだ。



「なんだか動物みたいですね」



 くすぐったそうにアリエルが目を細める。


 昨日、襲撃犯と入れ替わりにアリエルが現れたとき彼女は扉をノックしなかった。

 それどころか扉が開く音さえ聞き取った覚えがない。


 ノーマンの首を絞めていたアリエルが、瞬時に出入り口へ移動したと考えれば説明がつく。

 アリエルの身のこなしなら十分に可能なことだ。


 それに、アリエルは一つもウソをついていない。


 自室へ来たアリエルは「誰の姿も見なかった」と言った。

 あれは控えめな自白だったのだろう。



「それで、どうなさるおつもりですか?」



 アリエルの深い藍色の瞳がノーマンを見つめる。

 だからノーマンもしっかりとその瞳を見つめ返して答えた。



「どうするつもりもない。相手が本気でぼくを殺そうとしていないなら、それで十分だ」



 アリエルが自分を襲った動機について、今日の出来事を回想すれば察しがつく。


 つまりノーマンに、ここで暮らす少女たちを知ってもらうための方法だ。

 無関心を決め込んでいたノーマンを、自主的に相手と触れ合うきっかけを作る。


 手荒な方法だったがノーマンにとってはもっとも効果的な方法だ。


 侍女として長年付き合ってきたアリエルだからこそ思いつき、実行できた計略といっていいだろう。



「恐れ入ります」


「もし次にやるなら首を絞める力はもう少し弱くしろ。目がチカチカした」


「はい、覚えておきますね」



 そう言ったアリエルは今日も微笑んでいた。

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