【解説】採掘師ストレプトの活動日誌
□主人公ストレプトは虫歯菌『ストレプトコッカス・ミュータンス』である。
□主人公の会社名は『ミュタンス』でライバル会社名は『ソブリヌス』これは、ヒトの口腔内に存在する虫歯菌の名前で『ストレプトコッカス・ミュータンス』と『ストレプトコッカス・ソブリヌス』からとっている。
□主人公の誕生日6月8日は『虫歯の日』である。
□主人公最後の日11月8日は『いい歯の日』である。
□作中で『強硬度壁融解掘削用新酸』と呼ばれていた『グルカン』は、虫歯菌によってショ糖、ブドウ糖、果糖を元に作られる物質である。強い付着性をもっており、それに菌が集まりプラークとなる。
□ストレプトコッカス・ミュータンスは糖類を得ると乳酸を生成する。この乳酸によって口腔内の酸性度が上昇することで歯が溶ける。主人公が言っていた壁を溶かす『新しい酸』とは『乳酸』のこと。(実際には歯を溶かすのではなくエナメル質の脱灰、カルシウムが溶け出すことによる最外装の崩壊である)
□作中では10月13日にプラークが付着し虫歯化の準備が始まる。翌日にはエナメル質の脱灰が始まり、物語的には採掘が進んでいく。
□作中では11月4日に歯の最外装である『エナメル質層』を突破され『象牙質層』へと『う蝕』が進んでいる。
□11月2日に主人公が言いたかった採掘物はハイドロキシアパタイト(水酸燐灰石)であり、歯の主要成分(エナメル質の97%、象牙質の70%)である。
□10月14日に解説している作業工程は、う蝕の進行度を表しC0~C4で表されるものである。
□10月13日オカシ(お菓子)なヤツ(おやつ)というワードを入れている。さらにセリフ的には完全にジョジョネタ「我がドイツの医学薬学は……以下略」
□11月8日昼間に虫歯を削られ埋められた。主人公はなんとか口腔内に逃げ延び、夜食の糖で作ったプラークに到達するが、夜に、しっかりと歯磨きをされて本当の終わりが訪れた。
採掘師ストレプトの活動日誌 火ノ島_翔 @Hinoshima_SHO
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