番外編その一 完成
年が明け、シレアの雪も深くなる頃、南から飛んできた伝書鳩が隣国からの書簡を足に挟んでシレア王城へ降り立った。
政務室に届けられた手紙には、テハイザ王家を示す帆船に錨、そして南十字星を組み合わせた美しい紋章。碧色に金を織り込んだ紐を解き、中を確かめたカエルムは、別の机で仕事をしていた妹王女を呼ぶ。
「こちらが伺いを立てる前に先方からの招きをいただいてしまったな」
「なぁに? テハイザ王陛下から?」
ととと、と兄の机に寄ってきた王女が書状を覗き込む。
「少し準備も必要だが、遅からず出発だ。約束もあることだし」
***
早くもコンテスト終了からもうすぐ一週間ですね。こんにちは。蜜柑桜in trainです。性懲りもなく小説仕立てをまた続ける日が無事に来ました。雑だけど。
予告通りの『天空の標』番外編第一弾、完結しましたのでお知らせします。
シリーズものなこともあって、方々にお知らせ出してます。全てフォロー頂いてる方は何度もすみません。シリーズ双方のネタバレありなため、小説ページでお読みいただくのにあたり、大変なわがままも申しておりますが……!
『恒久の絆』王女、テハイザへ。
https://kakuyomu.jp/works/1177354054894415704
それでは、四年の一度の閏年の閏日でこのお話の番外編を書き上げるって、嬉しく不思議な気分です。
さて仕事に行ってきまーす。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます