第12話 ひめくりカレンダー

正しい事だけ信じていたい


世界のどこにも居場所が無いこと


ゴミ屑と呼ばれて安心した


あの頃わたしは


息を吸うだけで迷惑


生きててごめん


今と何が違う


光を閉じて開く


何も創り出せない毎日


9番乗り場を満たす


ひめくりカレンダー


くしゃくしゃに積まれた花粉


まわるまわる


冷凍倉庫


ロッカーの鍵


恬澹な毎日


綺麗に回転する息継ぎ


はやく潰れて死んでしまえ


嘘だよもっと生きて


できるなら長く


長く

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る