　コロッケをいただいた後、お肉を買って家に帰宅した俺たちは、さっそく今日の晩御飯の準備を始める。

「さて！　始めますか！！」

　今日は沙耶ちゃんだけでなく、葵ちゃんとまどかちゃんも夕飯作りに加わる事となった。

「沙耶ちゃんは使うお皿とお鍋の準備をお願い。　葵ちゃんとまどかちゃんはお野菜洗おうか！」

　俺は葵ちゃんとまどかちゃんのお野菜洗いを見ながらコンソメスープの準備を始める

「あ、葵にまどかはこの足代使いなー！」

　ササッと洗面所から足代を持ってきてくれた沙耶ちゃん。

　葵ちゃんにまどかちゃんはこれがないと届きにくいのだ

「姉ちゃんありがとー」

　さりげなく気配りができる子。　えらい

　他愛のないおしゃべりなどをしながら作るカレーは、きっとどんなスパイスよりも美味しい調味料になるだろう

――――

「ただいまー」

　お父さんとお母さんが同時に帰ってくる

「あら？　なんかいい匂いがするわね」

「お父さんにお母さんお帰り。　きょうはカレーだよ」

「私達みんなで作ったの」

「そりゃ楽しみだ！！　がっはっはー！！」

　お父さんお母さんは洋服が汚れてもいいように部屋着に着替える。

　その間はみんなでご飯をお皿によそう

　全員分食べる準備ができると、俺たちは椅子に座って二人を待つ。

「みんなお待たせ。　みんなが作ってくれた料理、いただくとしよう」

「（家族）いただきます！！」

　もちろんみんなで作ったカレーはとても美味しかったよ。

　食べてしまうのがもったいないくらいね

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