「で……なんで亮一の隣がリズさんなんだよ！！」

　クラスの男子、女子たちが俺に睨みながら誰もがそう口にした

「亮一……お前には委員長がいるだrゴホッゴホッ！！」

　知幸が言葉を濁したのには訳がある。　なぜなら教室の入り口に委員長がいたからだ

　そして委員長がクラスに入って来て

「もう少し静かにできないのですか？！　うるさすぎます！！」

　と、あきれた様子で言った。

　そして「シーン」と騒ぎが収まる。

　さすが委員長

「先生！　先生もなぜ注意しないのです？　学校中声が広まって……　あら？」

　委員長がリズさんの存在に気が付く。

「あなたが転校生ですか。　先生方から転校生が来ると聞いていましたが……　このクラスでしたか」

　委員長がリズさんのそばに駆け寄る

「初めまして。　私は楠瀬　真理香　と申します。　仲良くしましょうね」

　リズさんは委員長の話を聞こうとしないで、俺の顔ばかり見ている。

「ちょっと！聞いていますの？！」

　委員長が少し大きな声を上げると、やっと委員長の顔を向き、

「今、素敵な人の事が見たいから　申し訳ないけど後にしてもらっても？」

　と、言った後またリズさんは俺の顔を見直した

「っっ！！！！」

　この後何が起こったか、みんななら大体は想像できるよね？

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