新たな仲間

「キーンコーンカーンコーンー」

　朝のホームルームが始まる合図のチャイムが鳴る。

　みんないつも通りにお話しやおふざけを止め、席に着く。

　チャイムから少し遅れて担任の先生がやってきた。

　が、何やら少し、いつもと雰囲気が違う。

「突然なのですが今日は、転校生を紹介します」

　ざわつく教室内。

　女子は「イケメンな男子かな？！」やら

　男子は「女子かな？！　可愛い子だといいな」なんて言っている。

「みんな静かに！　ほら。入ってきていいよ」

　先生が転校生に向かって言葉を放つ。

　そしてゆっくりと教室に転校生が入ってくる。

　入ってきたのは女の子。　だけど普通の女の子ではなく……

　教室内がざわめく。　それもそうだろう。　だってその女の子は金髪の外国人だったのだから。

　女子たちはお人形さんみたい！と絶賛。

　男子はほとんど何も言わず、見惚れている感じだった。

「では、自己紹介を」

「アメリカから来ました。名前はリズ・ローズ・ハーシー。　リズって呼んでもらって構わない」

　外国人なのに日本語がペラペラで、教室の生徒みんなびっくりしていた。

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