第40話-お菓子作り3

 あれから少し時間が経ち、焼けそうになってきたので、委員長を呼ぶ。


「おー! 焼けてきてますわね!」


 委員長は、両手を合わせ、飛び入るようにクッキーの状態を確認する。


 そして数分後……


「そろそろ焼けたと思うよ! 委員長、開けてみて」


「はい!」


 妹たちも委員長を見守る。


「(委員長と妹逹)おー!!」


 オーブンを開けた途端、甘くていい香りと共に、きれいに焼けているクッキーが現れる。


「亮一君、こんなに美味しそうなクッキー、初めて見ました!」


「さすがお兄ちゃんだね!」


 クッキーを見た途端、葵ちゃんのお腹が「ぐ~」と鳴る。


「みんなで食べよっか!」


 と、言うことでみんなでテーブルに座り、出来立てホヤホヤのクッキーをみんなで食べることにする。


「(一同)いただきます!」


 みんなで同時にクッキーにかぶりつく。


「おいしー」


 沙耶ちゃんが目を細めて味わっている。


「じょうてき」


 まどかちゃんは、俺と委員長にグッドサインを送る。


 そこへお母さんがやって来る。


「あら! 美味しそうね!」


「お母様もよろしかったら一緒にいかがですか?」


「あら、じゃあ頂こうかしら!」


 俺達はクッキーを食べながらいろんなお話をして楽しんだ。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る