第22話-お出かけ
さて、今日は妹達、そして俺は学校がお休み。でもお父さんとお母さんは仕事があるみたい。
今俺は、リビングで妹達とテレビを見ている。
「ねえ。お兄ちゃん」
沙耶ちゃんが急に話しかけてくる。
「せっかくのお休みだし、何処か行こうよー」
「あ! 私もさんせー!!」
葵ちゃんも乗ってくる
「まどかちゃんはどう?」
「まどかはお兄と居たいから、付いてく……」
「そっか。そしたら何処か行こうか!」
家でぐーたらするのもいいが、妹達と出かけるのも悪くない。それに妹達と何かしていたいし。
「それで、何処に行く?」
話し合った結果、みんなで前にお昼を食べた、ショッピングモールに行くことに。
バスに乗り込み、空いている一番後ろのの席に座る。
右に沙耶ちゃん。左にまどかちゃん。そのまた左に葵ちゃんが座った。
バスが動いて少し経つと、葵ちゃんがこちらを見て話す。
「まどかにねえちゃんは、兄ちゃんの隣でいいなぁ」
事前に喧嘩にならないように、後ろの席が空いていたら、隣に誰が座るかを決めていたのだ。
「仕方ないでしょ。お兄ちゃんの隣に前、葵は座っていたんだからっ」
葵ちゃんはムッとしてしまった。言い返す言葉が無かったのだろう。
「まあまあ、葵ちゃん。今度は隣においでね」
すると顔つきが明るくなる
「うん!」
そんな中、まどかちゃんは俺の腕にギュッと抱きついて離れない。
「まどか! ずるい! 私もやる!」
今度は沙耶ちゃんが腕に抱きついてくる。
「ちょっと! ねえちゃんに、まどかずるいよ!!」
こんな感じでバスの移動はとても賑やかで楽しい移動になった。
バスが目的地に着く。
「みんな降りるよー」
「(妹達)はーい」
沙耶ちゃんと葵ちゃんは、自分のお小遣いで運賃を払った。うん。偉い。
まどかちゃんは運賃は無料。
俺も運賃を払って、バスを降りる。
さ、妹達と楽しむぞー!
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