第3話 校外学習

 

校外学習当日。俺と芽衣は、横浜に向かうバスの中にいた。


「芽衣、今日は楽しもうぜ」

「う、うん」


そうこう話しているうちに横浜に着いた。ふと周りを見ましたら違う学校の生徒もいた。

俺は芽衣を探した。


「芽衣?どうした?」


そこにはバスの中で蹲る芽衣の姿があった。


「怖い......怖い......」


そう今日来てるのは俺らの高校だけだはない。他の高校も来ている。その中に芽衣と同じ中学のやつもいる。それを見て芽衣は蹲っていた。ただ当時の俺は何もわかっていなかった。


「芽衣?何が怖いんだ?大丈夫だよ」


この言葉に芽衣は少し落ち着いた。


「うん、ありがとう」


校外学習で芽衣との距離が少し縮まった気がした。


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