第1話 いじめ

 私は中学三年の時いじめられていた。


 

ある日の朝、私が学校に登校すると、机がなくなっていた。この事を先生に相談した。


「あの、先生......朝来たら机が無くなってたんですが......」


「本当か?わかった、一度クラスの奴に聞いてみよう......おいみんな聞いてくれ、今日の朝白鳥芽衣の机がなくなっていた、心当たりある奴はいるか?」


 当然誰も手をあげない。私へのいじめはこの日を境にエスカレートしていった。

今日は朝来たらスカートをめくられ、手をあげ縛る巾着袋のような事をされた。このようないじめが一週間、1ヶ月と続いた。最初は先生も相談に乗っていてくれたが次第に無視し始め、親には相談する暇がなく、私はどんどんいろんなものを失っていった。

 そんな日々を乗り越えなんとか進学校も決まり、いじめはなくなった。それでも後遺症は残り人間不信になっていた。


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