【クラシカルブルー】

 そろそろ大和撫子の足はこび

 いつもとは違う振り袖姿は

 普段以上に違う誰かの顔になる


 目覚めて考えたことはなんでしたか?

 昨日の自分と違うような気がするけれど

 世俗的な集合体に纏わりつきたいだけかもしれない


 同じような姿に紛れて

 先行きの見えなさをごまかしている


 曖昧な質問の答えは

 誰かに頼っても出ては来ない

 一番答えを知っているのは

 きっとこれからの自分だけ


 生きていくことの意味

 探し続けていく意味


 あなたは明日どんな朝を迎えますか?

 大人という装備に目を輝かせるのは

 今日だけにして

 その鎧の真の意味に気付ついたころには


 私は十分な大人になっているのだろう


 そう、信じたい

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