【ジャスミンブルー】

 まるで魔法のじゅうたんに乗ったように

 急上昇と急降下

 物語の二人のように

 乱気流の中を駆けめぐる


 目ざとい早さで手を繋げば

 驚くほど力が湧くよ

 誰かが追いかけてきても

 きっと切り抜けられる


 邪魔される時間なんてない

 まばゆい陽の下で

 衆人環視という贅沢な舞台を

 目もあやな姿で堂々と行こう


 どこまでもどこまでも

 二人は二人のままでいい

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る