【スカイブルー】

 スカイブルーのストライプが決まってる

 カッコいいシャツを着て出かけていく

 その後ろ姿を見て満足するのは

 わたしだけ


 肩甲骨から肩に流れるシャツのしわが

 ジャケットを着るときに少し左に寄るのを

 そっと直しながら手伝うのは

 わたしだけ


 何か考えながら今日の仕事について

 ブツブツと独り言を言って頭でまとめているらしい

 あなたの横顔を見ているのは

 わたしだけ


 さあいってらっしゃい

 出かける前のキスを忘れたら許さないから



  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る