二重人格の幼馴染が好きだけど、どうしたらいいんだろうか

みなと

優と凛

 突然だが俺には超絶美少女の幼馴染がいる。

 そんな幼馴染が今日も朝から家まで迎えに来てくれる。

 優しく面倒見がいい非の打ち所がないような幼馴染だ。


和真かずまー、起きてる? 学校だよ?」

「ん、起きてる」

「もう、布団に入ったままで起きてるって言わないの!」


 可愛い。

 こんな風に毎日起こしてもらいたいものだ。


 俺はゆうの可愛い姿を見たのでモゾモゾと布団から出る。


「今度こそ起きた」

「よし。じゃあ、はやく着替えてきてよ」

「わかってる」


 着替えをすませリビングに行くと優が朝ごはんを作ってくれている。

 うちは父さんも母さんも朝早くから仕事に行くので、こうして優が朝ごはんを作ってくれるのだ。

 可愛いくて優しい幼馴染って素晴らしいな。


「優の作った朝ごはんは今日もうまいな」

「ありがと、和真のために頑張って作ったからね。そう言ってくれると嬉しい」


 優が嬉しそうに照れ笑いをしている。

 あぁ、もう癒し。

 今日も学校頑張れる。


 学校への道を一緒に歩いていく。

 その間、優と俺に様々な視線が注がれる。

 好奇、嫉妬、殺気。……いや、殺気はおかしいだろ。


 そんなもの気にせず、優は俺に話しかけてくる。


「和真、今日お弁当作ってるから一緒に食べようね」

「作ってくれたのか、ありがとな。昼が楽しみだ」

「和真は私の作る料理、ほんと好きだよね」


 そりゃ、美少女の幼馴染が作ってくれるだけで嬉しいのに、それが美味しいんだから喜ばない男なんていないだろう。

 そこから他愛もない会話をしていると学校についていた。


 教室に入り、優が挨拶していくと優の周りに人が集まる。

 それだけ優が人気だということだ。

 その中心にいても笑顔を絶やさないんだから、皆に好かれるのも当然だろう。


 俺はその間に自分の席に向かう。


「今日は優ちゃんか」


 俺が自分の席に着くのを見て、信吾しんごが話しかけてきた。


「見ての通り。優じゃなきゃ、あの人だかりはできねーよ」

「そもそも挨拶してくれるかもわかんねーもんな」

「そうそう、もう少しやる気出してくれればいいんだけど」

「でもそのおかげで、和真が優ちゃんみたいな幼馴染いても妬まれてないんだろ」

「それは……確かにな」


 優みたいな清楚で人当りがいい美少女の幼馴染がいたら普通は妬み辛み、罵詈雑言なんかに見舞われるんだろう。

 けれど俺にはそんなことはない。とある諸事情によってだ。

 多分明日になればわかるだろう。



 そして昼休みになり、優の作ってくれた弁当を優と二人で食べる。


「今日の授業ついてくのでやっとだったよ」

「今日はちょっと難しかったからな。後で教えてやるよ」

「ありがと、和真が幼馴染で良かった」


 笑顔で感謝されるので、少し照れ臭くなる。


「……いつものことだろ。それに優は教えたらすぐできるんだから、授業が聞けてれば今日のだってわかってただろ」

「それでも和真がいないと、大変なのは確かだから」


 そう言われればそうなんだけど。

 多分誰でも優のためなら手伝ってくれるはず。まぁ譲る気はないんだけど。


 それから昼の授業を終え、優と一緒に帰り、勉強を教える。


「その公式は、こっちの計算で使えるんだよ」

「あ、なるほど。じゃあこの公式は次の問題だね」


 公式の使い方さえ教えれば、優は簡単に問題を解く。

 このことからわかるように優は賢い。

 本来なら俺が教える必要もないくらいには勉強ができるはずなんだ。


 軽く教えたら自分で理解してくれるので、俺が教えることなんてほとんどない。

 ほんと誰でもできるようなことだ。


 なので俺は特に何もせず見てるだけなんだが――いい、勉強中に横髪を耳にかける仕草とか凄くいい!

 そんな風に幼馴染の可愛さを堪能しているのだった。

 ……なんか変態っぽい? そんなことないよな?


 俺が優に見惚れていると、突然勉強をやめた。

 やっべ、見てんのバレたか?


「そろそろ、ご飯作らないとね」


 あ、もうそんな時間か。

 俺の方が集中して時間忘れるってどうなんだよ。

 ……いや、ほんと申し訳ない。


「今日は何作るんだ?」

「ハンバーグかな。和真、好きでしょ?」

「大好物だ」


 っていうか、優の作るものなら何でも大好物なんだよな。

 優の作ってくれる料理はどれもうまい。

 優の手料理ない時は悲しいんだよなぁ。

 ほんとは毎日食べたい。でも明日は無理なんだろう。


 俺は適当にテレビを見ながら待つ。

 これは、優が作ってるところ見られるのが恥ずかしいということで普段からこうしている。


 そうして待つこと数十分。

 料理ができたようだ。

 朝、昼、夜と全部作ってくれるので感謝しかない。

 そして味もいつでも嫁に出せるほどだ。

 いや、ださねーからな。誰にもやらねーよ。


 食事を食べ終わり、優は自分の家に帰る。


「じゃあ、また明後日」

「ああ、また明後日な」


 家がお隣なので玄関で別れを告げる。

 ほんとは引き止めて寝かさないようにしたい。

 変な意味じゃないからな、単純にもっと優といたいってことだからな。

 マジでやましい気持ちはない。

 ……いや、ほんとに全くないかと聞かれたら嘘になるんだけどな。



 翌日、昨日優が起こしに来てくれた時間に目を覚ます。

 けれど、昨日と同じように優が起こしに来てくれるわけではない。


 俺は手早く着替えを済ませ、お隣の家に行く。

 インターホンを鳴らし、待つ。


『和真君、空いてるから上がっていいよ』

「ありがとうございます」


 おばさんも今日が俺の来る日だとわかっていたようで言われた通り鍵が空いてるので入らせてもらう。


「お邪魔します」


 そして迷いなく目的の部屋に向かい、ノックもせずに入る。


「おい、りん! 起きろ、学校だ!」

「……んぅ……うるさい」


 俺が起こしに来ても凛は起きようとせず、気だるげな声を出しながら布団にくるまり抵抗しようとしている。

 そんなことさせたら余計面倒なのですぐに布団を奪い取る。


「起きろ。そんで着替えろ」

「……着替えさせて」

「そんなことするわけないだろ! 自分で着替えろ!」

「……面倒」

「いいから、着替えて降りてこい」


 そう言い部屋を出ていく。

 さっさと出ないとほんとに着替え手伝わされるか俺がいるのに着替え始めてしまう。

 リビングに行くとおばさんが朝ごはんを作ってくれていた。


「起こしてくれてありがとね」

「いえ、こっちこそ朝ごはんありがとうございます」

「いつも優凛ゆりの面倒みてくれてるんだから、これぐらいなんでもないわよ」

「凛は面倒みてますけど、優には面倒見てもらってるって方が正しいですよ」


 優凛とは、優と凛のことだ。

 優と凛は二重人格、つまり同じ一人の人間だ。

 入れ替わりのスイッチは寝ることらしく、昨日の夜優が寝たことにより今日は凛になっている。


 優は優しくしっかりしているので俺が面倒みられるが、凛は先程のようにめんどくさがりなので俺が面倒をみている。

 寝るのがスイッチなのでこのような生活を大体一日ごとに交互にしている。


 大体というのは昼寝などをすると、そこで人格が入れ替わるので一日に両方相手することもあるということだ。


 今日は凛の日か、と考えていると着替えてきた凛が眠たそうに目を擦りながらリビングにやってくる。

 さっそく眠たそうにしている。これ今日どっかで優と入れ替わるかもな。


 おばさんの作ってくれた朝ごはんを食べ、学校に行こうとするが凛が動こうとしない。


「ほら、はやく学校行くぞ」

「……めんどい」

「めんどいのはみんな同じだから」

「……和真がおんぶして」

「……は?」

「……そしたら行く」


 凛のわがままに俺は頭を抱える。

 いつもこんな感じで学校に行きたがらない。

 行くために何かを要求してくる。

 優と違ってほんとに子供っぽい。


 凛が休んだら優が休んだことになるので、仕方なくおんぶすることにした。

 凛の前にしゃがみこむと背中に凛の重さが伝わり落とさないように抱える。

 その際、背中に当てられた柔らかい感触や手に当たる太ももに意識が向いてしまう。


「おばさん、行ってきます」

「……行ってきます」

「行ってらっしゃい」


 凛をおんぶしながら学校に向かって歩いていると、後ろから声をかけられる。


「……和真、凛たちのことエッチな目で見てる?」


 えっ!? ちょっと待ってバレてたの?

 そんな目で見られるの嫌だよな。

 でも可愛いんだから仕方ないだろ!

 というかそんなこと言うなら体押し付けてくんな!


「…………突然なんだよ」

「……そんな気がしたから聞いただけ」


 あ、なんとなくね。女の勘ってやつ?

 ……怖ぇぇ、女の勘マジこえぇ。


「……別に見てもいいよ」

「…………は?」

「……和真なら見てもいい」


 何言ってんの、この子。

 見られるの嫌なんじゃないの? 違うの?

 俺ならいいってなんなの? 信頼してくれてるってことでいいのか?


「凛がよくても優がダメだろ」


 おい、待て。

 この発言、俺が見たいって言ってるようなもんじゃねーか。

 なんで自ら変態発言してんの?


「……じゃあ優に聞いてみればいい」

「無理に決まってんだろ!」


 なんで直接エロい目で見ていいですかって聞かなきゃなんないの?

 セクハラで訴えられるわ!


「……凛がいいから優もいいはず」

「んなわけあるか!」


 何を根拠に言ってんの、こいつ?

 なんも根拠ないよね? 人格別だから話したこともないよね?


「……というわけで、おやすみ」

「あっ、おい待て!」


 背中に乗せてる凛はそのままぐっすりと寝始めた。

 何がというわけなんだよ……。

 このまま起きて入れ替わった優に直接聞けってか。

 できるわけねーだろ!


 そもそもこのおんぶ状態で起きられる時点で大分あれなんだぞ。

 その上さらにセクハラしろってのかよ。

 もう一回言うぞ。できるわけねーだろ!


 ……はぁ、起きた優に謝んないとな。

 学校着くまでには起きてほしいんだけど、いつ起きるかなぁ。

 そんなことを考えながら一人通学路を歩く。


 そこから程なくしてあと少しで人が増えるというところで優が目覚めてくれる。


「……んぅ、朝?」

「あ、起きたか」

「……和真? なんで……ってほんとになんで!?」


 寝ぼけ眼だったのがはっきりと目が覚めたようで、おんぶされていることに驚きの声を上げている。

 まぁ、布団で寝たはずなのに起きたらこんな状況だったら誰でもビビるだろう。


「ごめんな。凛がわがまま言って、そんで突然寝ちゃって」

「もぅ……凛め……後で絶対文句言ってやる」


 小さな声で呟かれていたので何を言っているのか聞こえなかった。


「とりあえず、降りるよな?」

「う、うん。降ろして」


 降ろすと優は顔を赤くしている。

 寝起きがおんぶって恥ずかしいよな。

 明日絶対凛に説教だ。


 にしても気まずい。

 優は降ろしてから顔の赤みは引いてきたけど、目を合わしてくれず話もしてくれない。

 普段なら優がよく話してくれるんだけどなぁ。


 そのまま気まずい空気のまま学校に辿り着く。

 凛マジで覚えてろよ。


 教室に着き優がクラスメイト達に挨拶する。

 それについて驚いてる人が多い。


「え、今日優ちゃんなの?」

「昨日も優ちゃんだったよね?」


 まぁ、そうなるよな。

 今日は本来なら凛の日だ。

 だるそうに挨拶せずに入っていたはずだ。


 そのクラスメイト達には優が説明してくれるので、俺は自分の席に向かう。

 そのときに昨日と同じく信吾が話しかけてくる。


「寝かさないようにでもしたのか?」

「なわけないだろ。朝起きたとき凛だったけど、もう一回寝たんだよ」

「なるほどね。とうとう和真が大人になったのかと思ったよ」

「お前、冗談でもそういうこと言うなよ」

「そうだよな。和真は見ることしかできないもんな」


 信吾がそんなことを言って笑ってくるので、「そんなことない、今日は触った」と言い返しそうになるが、これを言うと色々まずいので押し留まる。

 危うく誘導尋問に引っかかって変態と思われてしまうところだった。


 担任の先生が来たので、皆各々の席に戻っていく。



 学校が終わっての帰り道、優と帰っていると今日は勉強を教えなくていいということがわかった。

 今日の授業は昨日も授業を受けることができていたので、すんなり理解したらしい。


 家に帰り、昨日と同じく優の手料理を食べることができることに喜ぶ。

 朝は凛だったので、昼は優の手作り弁当がなくおばさんが二人分作ってくれていた。

 凛は料理作ろうとしないから、凛の日はおばさんが作ってくれている。

 これも二重人格の優と凛の面倒見てくれてるお礼らしい。


 っと、そういや、今日途中で凛から優になったことおばさんに伝えとかないと。

 ついでに弁当も返してこよう。


「ちょっとおばさんとこ行ってくる」

「うん、料理しながら待ってるね」


 手早くお隣の家に向かい、おばさんに優になったので晩ごはん作ってくれることを伝えて、二つの弁当を返した。

 おばさんは凛ならそうなっていてもおかしくないということですぐに理解してくれた。


 戻るともう料理ができていたので、食べることにする。


「和真って凛と仲良いよね」


 優の手料理を堪能していると突然そんなことを言われて驚く。

 凛と仲良いか、悪くはないだろうけど特別仲良いほどではないと思う。

 普通に幼馴染だろう。

 優は何が聞きたいんだ?


「まぁ、そうだな。優と同じくらい仲良いな」


 さりげなく優と仲良いとか言っちゃったけど大丈夫だよな?

 幼馴染だから問題ないよな?


「……同じくらい……でも、おんぶされたことないけど」

「いや、それは凛のわがままで」

「じゃあ、私もわがまま言えばしてくれる?」


 恥ずかしそうにしながらも上目遣いで聞いてくる。

 うん、その表情凄くいい。

 朝の気だるげなお願いより断然こっちがいい。


「もちろんするに決まってる」

「そっか……そうだよね」


 なんかよくわからんけど一人で納得している。

 なに? どういうこと?


 まぁはっきりとはわからんけど、同一人物なのに違う対応すんなってことだろうか。

 二重人格って言っても性格変わってるだけで態度変えるなって事だろ。

 ……いや、変えるよ。優しい奴がウザったい態度取り始めたら誰だって変えるだろ。


 詳しく知りたくなったが、優が満足そうなので無粋な質問はやめておく。


 晩ごはんを食べ終わり、優と適当に時間を潰していると帰る時間になる。


「じゃあ今度こそまた明後日」

「また明後日な」


 優が帰り、俺は溜め息は吐く。

 明日も優に起こしてもらえないのか。優の弁当食べれないのか。

 でもこれは誰が悪いわけでもないので自分の心の中にとどめておく。



 朝になり、昨日と同じく凛を起こしに向かう。

 おばさんに入る許可をもらい凛の部屋に行く。


「起きろ。学校行くぞ」

「……寝かせて」

「ダメだ。お前に言いたいことがある」

「……何?」

「まず起きろ」

「……聞いたら寝る」

「起きろ!」


 大分不満そうに体を起こす。

 軽く欠伸までしている。


「……何?」

「話は学校行きながら」

「……だるい」

「そんなこと言わずに着替えて降りてこいよ」


 俺は部屋を出て、おばさんと凛が出てくるのを待つ。

 少し待つと素直に着替えを済ませた凛がやってきた。


 朝ごはんを食べて学校へ向かう。

 そのときまた凛がおんぶを求めてきたが、俺は拒否した。

 だってまた寝られても困るし、優が気にしてたからな。


 おんぶを断られて凛が不満そうにしているが、渋々歩いてくれる。


「昨日お前が寝た後大変だったんだからな」

「……ちゃんと聞けた?」

「聞けるか!」


 これはエロい目で見ていいかのことだろうが、そんなことあの気まずい状況で聞けるわけないだろ。


「…………ヘタレ」


 それが聞けないのはヘタレじゃないんだよ。聞ける奴が変態なんだよ。


「……優のこと好きなんじゃないの?」

「なっ……なんで……!?」

「……凛への態度とエッチな目でなんとなく。……ただエッチな目で見てるだけなら和真はクズ」


 うわぁぁぁああ。バレてたぁぁああ。

 ……凛に見抜かれるなんて……。

 ショックで頭を抱えて蹲る。


「……あの後進展した?」


 そんな俺を気にせず、聞きたいことを聞いてくる。

 あの後っていうのは、多分凛が寝た後のことだろう。


「してない。つーか、普通に気まずくなった」


 なんだ、この状況は。

 二重人格とはいえ、自分が好意を抱いてる人物に恋愛相談紛いのことをしているという不思議な状況だ。

 見てくれは優と同じなので自分の好きな人に恋愛相談しているようにも感じてしまう。

 なにこれ、どういうプレイ?


「……好きなら早く堕として」

「いや、何言ってんの?」

「……凛、養われるなら和真がいい」

「ほんと何言ってんの!?」


 冗談で言ってる雰囲気はないが、そんなこと言われても困るんだけど。

 というか、何ちゃっかり養われようとしてんだよ。

 堕落する気満々か。


「……家事は優にしてもらって、お金を和真に稼いでもらう」

「まだ何一つ決まってないし、自分だけ楽しようとしてんだけど」

「……凛のなかではこれで決まってる」

「勝手に決めないでくんない?」

「……でも不満はないはず」


 まぁ優と結婚することに関しては不満はないけど、凛だけ楽してるのは不満だ。

 そもそも凛の日は優が家事できないから凛がするんだぞ?


「……じゃあ優堕としてね」


 俺が黙ってるのを肯定と捉えたようで満足そうに言ってくる。


「優だけじゃなく凛も堕とさないとなんだけど」

「……二股する気?」


 え、これ二股?

 同一人物だからどっちにも好かれてないとダメじゃない?

 優凛と結婚するわけだし。


「……凛のことは気にしなくていい」

「そう言われてもな」

「……和真は優が好き……凛じゃない」

「え、いや、優は好きだけど、凛も好きだ」

「……本気で二股」


 そっぽを向きながらお叱りの言葉をかけられる。

 えぇ……二重人格だとしても片方だけなんてダメだろ……。

 これ、どっちが正しいの!?

 どうしたらいいの!?


 はたして和真の恋は無事に成就するのだろうか。

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