二話


じゃあ早く扉を閉めて?

恐いよ…












ハハハ。それが、すぐに出来れば苦労しない。

私達も、要らない存在になるだろう。



あの扉は悪魔を殺すたびに閉まって行くのだ。


恐いか?



大丈夫だ。



失敗はした事がない。

クリスマスに、悪魔に食べられたと言う恐い話を…


お前は、聞いた事がないだろう?




あるとするなら、それは人間がやっている事だ。

大半な。

魔にかぶれている者だ。



本当の悪魔が本気で、そうしたなら…


この街はもう、無くなっている。





後、もう一つ。

お前の見ている悪魔は、盗み食いか…


よくて人間を犯罪者にするくらいしか能がない、下級の悪魔だ。






私はな。


レメゲトンに記されし、72の大悪魔を狙っている。




そんな大物は滅多に現れないがな…



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